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第二の分岐点
ショーパブ時代の先輩である日菜子との再会は、その後の自分の運命を再び 変える事になろうとは、この時点の心は、予想もしていなかった。
「愛子ちゃん、時間ある?」
「ありますよ、今日は外でご飯を食べて帰ろうと思ってたんで。」
「だったら、一緒に食べようよ。
ワタシもそうしようと思ってたとこなの。」
心と日菜子は、近くの居酒屋に入る事にした。
「お疲れ様です。」
心は、日菜子とジョッキをぶつけ合うと、勢いよくビールを飲んだ。
「それにしても、まさか地元がおんなじだとは思わなかったわ。」
「ですよね。
ビックリしちゃいました。」
「元気でやってたの?
当然辞めちゃうからさあ。」
「はい。
なんとか元気にやっています…」
「後から聞いたんだけど、アンタ結婚してたんだって?」
「そうなんです…」
「それで、奥さんの元に戻って生活してるってわけ?」
「はい。」
「ねえねえ、それってちょっと無理があるんじゃない?
見たところ、女装は許されてるみたいだけど。」
「はい。
もうタマ無しなので、男として生きる事が無理なので、女装して暮らすことは許してもらってます。
ただ、以前働いてたショーパブとか、いわゆるニューハーフのお店で働くことは許してくれていません。」
「あら、そうなの?
じゃあ、昼間の仕事をしてるの?」
「いえ…
さすがにこの容姿で男ですって言っても、土台雇ってもらうのは無理な話で…
今は奥さんが働きに出て、ワタシは家事を担当してるんです。」
「何よ、ソレ。」
「仕方ありません。
ワタシが全て悪いんですから。
今日はたまたま奥さんが会社の飲み会に参加しているので、久しぶりに買い物して、ご飯食べて帰ろうと思ったら、偶然、日菜子さんとお会いしたんです。」
「そうなんだ。
でも、会えてよかったわ。
アンタのこと、お店でも妹のように可愛がってたし、心配してたのよ。
元気でやってるのかって。
あんまり良い状況ではないようだけど。」
「いえ、全然慣れましたよ。
家にいる方が気楽ですし。」
「愛子ちゃんさあ、人生は一度だけなんだよ。
悔いのないように生きたいと思わない?
今のあなた、全然楽しそうに思えないもの。
表情だって、お店にいたときに比べたら、暗いし。」
「えーっ、そうかなあ。
日菜子さんは、今どうされてるんですか?」
心が質問すると、日菜子は頷き、顔をグッと近づけてきた。
「愛子ちゃん、時間ある?」
「ありますよ、今日は外でご飯を食べて帰ろうと思ってたんで。」
「だったら、一緒に食べようよ。
ワタシもそうしようと思ってたとこなの。」
心と日菜子は、近くの居酒屋に入る事にした。
「お疲れ様です。」
心は、日菜子とジョッキをぶつけ合うと、勢いよくビールを飲んだ。
「それにしても、まさか地元がおんなじだとは思わなかったわ。」
「ですよね。
ビックリしちゃいました。」
「元気でやってたの?
当然辞めちゃうからさあ。」
「はい。
なんとか元気にやっています…」
「後から聞いたんだけど、アンタ結婚してたんだって?」
「そうなんです…」
「それで、奥さんの元に戻って生活してるってわけ?」
「はい。」
「ねえねえ、それってちょっと無理があるんじゃない?
見たところ、女装は許されてるみたいだけど。」
「はい。
もうタマ無しなので、男として生きる事が無理なので、女装して暮らすことは許してもらってます。
ただ、以前働いてたショーパブとか、いわゆるニューハーフのお店で働くことは許してくれていません。」
「あら、そうなの?
じゃあ、昼間の仕事をしてるの?」
「いえ…
さすがにこの容姿で男ですって言っても、土台雇ってもらうのは無理な話で…
今は奥さんが働きに出て、ワタシは家事を担当してるんです。」
「何よ、ソレ。」
「仕方ありません。
ワタシが全て悪いんですから。
今日はたまたま奥さんが会社の飲み会に参加しているので、久しぶりに買い物して、ご飯食べて帰ろうと思ったら、偶然、日菜子さんとお会いしたんです。」
「そうなんだ。
でも、会えてよかったわ。
アンタのこと、お店でも妹のように可愛がってたし、心配してたのよ。
元気でやってるのかって。
あんまり良い状況ではないようだけど。」
「いえ、全然慣れましたよ。
家にいる方が気楽ですし。」
「愛子ちゃんさあ、人生は一度だけなんだよ。
悔いのないように生きたいと思わない?
今のあなた、全然楽しそうに思えないもの。
表情だって、お店にいたときに比べたら、暗いし。」
「えーっ、そうかなあ。
日菜子さんは、今どうされてるんですか?」
心が質問すると、日菜子は頷き、顔をグッと近づけてきた。
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