102 / 469
不平等条約
「…」
久しぶりに再会した心と宮埜だったが、心が美都子を連れてきたことで、場の雰囲気がおかしくなり、宮埜も口数が少なかった。
しかし、心から事前に話を聞いていたため、すぐに状況を掴めたようだった。
「つまり、愛ちゃんと離婚して、家を出る事になるってことか。
そのときに、あの…」
宮埜は、チラッと美都子の方を見た。
「うん。
美都子は愛ちゃんのお母さんだけど、ワタシ達は意気投合して…
言いにくいんだけど、体の関係も出来てしまってるのね。」
「すみません…」
美都子は、心の言葉を受けて、申し訳なさそうに頭を下げた。
「いえ、事情は大体わかりました、
いけない事なんですが、僕は心さんを愛してしまいました。
いつか、一緒になれたらと、そう思っていましたが、愛ちゃんの事も知らないわけではないし、悩んだ挙句、一旦は心さんと別れました。
しかし、心さんのことを忘れる事が出来ず、その後も連絡を取り合ってました。
いつの日か、迎えに行くと誓って。」
「そうだったんですね。」
「今日は、出張に来たついでに会おうと連絡をしていたんですが、心さんから話があると言われまして。」
「そうなの、美都子。
彼は、こんなワタシのことを好きって言ってくれてるの。
でも、愛ちゃんがワタシを許してくれるって言ったから、もう一度夫婦生活を頑張ろうと思ったの。」
「そうね。
帰ってきてからの事は、勿論私も見てたから、よくわかってるわ。
ココの努力も。」
「うん、ありがとう。
それでね、彼とも話してたんだけど
美都子
あなたもワタシと一緒に来ない?」
「えっ…」
美都子は驚きの表情で二人を見たが、続けて
「たしかに私はココと一緒にいたいって言ったけど、宮埜さんてお相手がいるのなら、私の我を押し通す事なんて出来ないわ。」
と、弱々しく言った。
「いえ、二人の関係性は、話を聞いて自分もよくわかっているつもりです。
美都子さんさえ良ければ、三人で東京で生活しませんか。」
心は、宮埜なら、三人での生活を快諾してくれると確信していた。
宮埜の事がよくわかっていたから。
久しぶりに再会した心と宮埜だったが、心が美都子を連れてきたことで、場の雰囲気がおかしくなり、宮埜も口数が少なかった。
しかし、心から事前に話を聞いていたため、すぐに状況を掴めたようだった。
「つまり、愛ちゃんと離婚して、家を出る事になるってことか。
そのときに、あの…」
宮埜は、チラッと美都子の方を見た。
「うん。
美都子は愛ちゃんのお母さんだけど、ワタシ達は意気投合して…
言いにくいんだけど、体の関係も出来てしまってるのね。」
「すみません…」
美都子は、心の言葉を受けて、申し訳なさそうに頭を下げた。
「いえ、事情は大体わかりました、
いけない事なんですが、僕は心さんを愛してしまいました。
いつか、一緒になれたらと、そう思っていましたが、愛ちゃんの事も知らないわけではないし、悩んだ挙句、一旦は心さんと別れました。
しかし、心さんのことを忘れる事が出来ず、その後も連絡を取り合ってました。
いつの日か、迎えに行くと誓って。」
「そうだったんですね。」
「今日は、出張に来たついでに会おうと連絡をしていたんですが、心さんから話があると言われまして。」
「そうなの、美都子。
彼は、こんなワタシのことを好きって言ってくれてるの。
でも、愛ちゃんがワタシを許してくれるって言ったから、もう一度夫婦生活を頑張ろうと思ったの。」
「そうね。
帰ってきてからの事は、勿論私も見てたから、よくわかってるわ。
ココの努力も。」
「うん、ありがとう。
それでね、彼とも話してたんだけど
美都子
あなたもワタシと一緒に来ない?」
「えっ…」
美都子は驚きの表情で二人を見たが、続けて
「たしかに私はココと一緒にいたいって言ったけど、宮埜さんてお相手がいるのなら、私の我を押し通す事なんて出来ないわ。」
と、弱々しく言った。
「いえ、二人の関係性は、話を聞いて自分もよくわかっているつもりです。
美都子さんさえ良ければ、三人で東京で生活しませんか。」
心は、宮埜なら、三人での生活を快諾してくれると確信していた。
宮埜の事がよくわかっていたから。
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?