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心の解放、愛のカタチ
「へえ
それで、お義母さんと旦那さんが埼玉に?」
既に母と心がいなくなった家で、藤村が聞くと、愛は頷いた。
「そうなの。
母のことを押し付けるような形になって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいよ。」
「でも、俺もキミと一緒になれるのはこの上ない喜びだけど、お義母さんについては…
勿論、同居するのは問題ないけど、キミとは不倫してこうなった手前、やっぱり気まずいなって思ってんだ。
だから…」
「ごめんね、シュン
色々気を遣わせちゃったね」
「いや、俺は何も…
それなのに、こんな立派て新しい家に住ませてもらって…
申し訳ないけど、元旦那さんのご厚意を甘んじて受け入れるしかないな。」
藤村は、そう言うと愛を抱きしめてキスをした。
一方、心と美都子は、新居に荷物を運び込み、ホッと一息ついていた。
そして、そこにはもう一人
「こっちも終わったよ」
と、言って、宮埜が階下に降りてきた。
「宮埜さん、荷物少ないのね」
「ああ、男の一人暮らしなんてこんなものさ。」
「そうだね。
ワタシも男だし、それはわかるけど。」
宮埜の言葉に心も笑って言った。
「ねえ、二人とも
そろそろご飯にしない?」
「そうね。
どうする?」
「あ、俺買ってきますよ。」
「ううん。
駅の近くにお寿司屋さんがあったわよね?
美味しいかどうかはわかんないけど、行ってみましょ。」
美都子の提案に二人は頷いた。
三人は、本当の家族のように仲睦まじく、食事を共にした。
心と美都子は勿論、宮埜もよく笑った。
「宮埜さんてすごいですね。」
美都子は、向かい側に座る宮埜に話しかけた。
「えっ、何がですか?」
「だって、ココはともかく、私とはまだ会ったの二回目なのに…
こんなに遠慮せずに会話できるなんて、すごいなって。」
「えっ、それって僕が原因じゃないですよ。
美都子さんもそうだからじゃないですか?
そう思わない?心も。」
「うん。
そうだね。
二人共だよ、きっと。
だから、三人で暮らす事を提案したの。」
「そう言ってもらえると、私も嬉しい。」
「ところで、ずっと入院されてたそうですが、最近はどうなんですか?
体の調子。」
「ええ。
おかげさまで、長期の入院生活がウソのように回復しました。
定期的に検査はしてるけど、もうどこも悪くないって、お医者さんからはお墨付きをいただいてるの。」
「それは、よかった。」
「ねえ、美都子
宮埜さんと暮らし始めたら、もっと元気になると思うわよ。」
「おいおい、なんだよ、ソレ。
そんなわけないだろ。」
宮埜が否定する中、心は笑みを浮かべてビールを飲んだ。
それで、お義母さんと旦那さんが埼玉に?」
既に母と心がいなくなった家で、藤村が聞くと、愛は頷いた。
「そうなの。
母のことを押し付けるような形になって、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいよ。」
「でも、俺もキミと一緒になれるのはこの上ない喜びだけど、お義母さんについては…
勿論、同居するのは問題ないけど、キミとは不倫してこうなった手前、やっぱり気まずいなって思ってんだ。
だから…」
「ごめんね、シュン
色々気を遣わせちゃったね」
「いや、俺は何も…
それなのに、こんな立派て新しい家に住ませてもらって…
申し訳ないけど、元旦那さんのご厚意を甘んじて受け入れるしかないな。」
藤村は、そう言うと愛を抱きしめてキスをした。
一方、心と美都子は、新居に荷物を運び込み、ホッと一息ついていた。
そして、そこにはもう一人
「こっちも終わったよ」
と、言って、宮埜が階下に降りてきた。
「宮埜さん、荷物少ないのね」
「ああ、男の一人暮らしなんてこんなものさ。」
「そうだね。
ワタシも男だし、それはわかるけど。」
宮埜の言葉に心も笑って言った。
「ねえ、二人とも
そろそろご飯にしない?」
「そうね。
どうする?」
「あ、俺買ってきますよ。」
「ううん。
駅の近くにお寿司屋さんがあったわよね?
美味しいかどうかはわかんないけど、行ってみましょ。」
美都子の提案に二人は頷いた。
三人は、本当の家族のように仲睦まじく、食事を共にした。
心と美都子は勿論、宮埜もよく笑った。
「宮埜さんてすごいですね。」
美都子は、向かい側に座る宮埜に話しかけた。
「えっ、何がですか?」
「だって、ココはともかく、私とはまだ会ったの二回目なのに…
こんなに遠慮せずに会話できるなんて、すごいなって。」
「えっ、それって僕が原因じゃないですよ。
美都子さんもそうだからじゃないですか?
そう思わない?心も。」
「うん。
そうだね。
二人共だよ、きっと。
だから、三人で暮らす事を提案したの。」
「そう言ってもらえると、私も嬉しい。」
「ところで、ずっと入院されてたそうですが、最近はどうなんですか?
体の調子。」
「ええ。
おかげさまで、長期の入院生活がウソのように回復しました。
定期的に検査はしてるけど、もうどこも悪くないって、お医者さんからはお墨付きをいただいてるの。」
「それは、よかった。」
「ねえ、美都子
宮埜さんと暮らし始めたら、もっと元気になると思うわよ。」
「おいおい、なんだよ、ソレ。
そんなわけないだろ。」
宮埜が否定する中、心は笑みを浮かべてビールを飲んだ。
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