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サイカイ
「スゴイじゃない!
採用されるなんて。」
心が興奮気味に言うと、美都子は照れくさそうな表情を浮かべた。
「すごくなんかないわ。
でも、ワタシみたいなオバサンでも需要はあるみたいなの。
だから採用してくれたのよ。」
「美都子は綺麗だもんね。
五十過ぎには全然見えないわ。」
「そうかなあ。
病気してた時よりは体重も増えて、少しはマシになったかなって思うけど…」
「そうだね。
今の美都子は本当に魅力的な女性よ。」
「ありがとう、ココ。
全てはあなたのおかげよ。
私に生きる意味っていうか、楽しさを教えてくれたんだもの。
今の人生がすごく充実したものになってる。」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。
あと、宮埜さんと一緒に住んだのも大きかったよね。」
「うんうん。
本当に素敵な人だわ。
宮埜さんて。
私みたいな者を毎夜相手にして下さって。」
「宮埜さんは、全方位型だからね。
ワタシのようなニューハーフともすれば、美都子のような美熟女ともする。
本人もこの生活にすごく満足してるって言ってるよ。
ウチらと住み始めてから、風俗にも行ってないみたいだし。」
「そうね。
あっ」
「どうしたの?」
「ココに言う事があったんだった。
もうすぐ亡くなった主人の二十三回忌なのよ。」
「そういえば、言ってたよね。」
「ええ。
菩提寺は向こうにあるし、二、三日こっちを留守にしなきゃならないのよ。」
「なるほど。
そうなんだ…
美都子、ついて行こうか。」
「えっ」
「勿論、法要には出ないけど、心配だからついて行って、終わるまでどこかで待ってる。」
「そんなの悪いわ。
でも、来てくれるんだったら嬉しいし…
よかったらココにも一緒に出てもらいたいわ。」
「えーっ、ワタシも法要に出るって?」
「あ、でも、愛も来るよ。
かまわない?」
「愛ちゃんが…
あちらがイヤじゃなければ、ワタシは全然…
愛ちゃんの事が嫌いになって別れたわけじゃないもん。」
愛とは、もう二度と会うこともないと思っていた心だったが、期せずして、それもこんなに早く再会する事になるとは、本人も全く予想していなかったが…
採用されるなんて。」
心が興奮気味に言うと、美都子は照れくさそうな表情を浮かべた。
「すごくなんかないわ。
でも、ワタシみたいなオバサンでも需要はあるみたいなの。
だから採用してくれたのよ。」
「美都子は綺麗だもんね。
五十過ぎには全然見えないわ。」
「そうかなあ。
病気してた時よりは体重も増えて、少しはマシになったかなって思うけど…」
「そうだね。
今の美都子は本当に魅力的な女性よ。」
「ありがとう、ココ。
全てはあなたのおかげよ。
私に生きる意味っていうか、楽しさを教えてくれたんだもの。
今の人生がすごく充実したものになってる。」
「そう言ってもらえると嬉しいわ。
あと、宮埜さんと一緒に住んだのも大きかったよね。」
「うんうん。
本当に素敵な人だわ。
宮埜さんて。
私みたいな者を毎夜相手にして下さって。」
「宮埜さんは、全方位型だからね。
ワタシのようなニューハーフともすれば、美都子のような美熟女ともする。
本人もこの生活にすごく満足してるって言ってるよ。
ウチらと住み始めてから、風俗にも行ってないみたいだし。」
「そうね。
あっ」
「どうしたの?」
「ココに言う事があったんだった。
もうすぐ亡くなった主人の二十三回忌なのよ。」
「そういえば、言ってたよね。」
「ええ。
菩提寺は向こうにあるし、二、三日こっちを留守にしなきゃならないのよ。」
「なるほど。
そうなんだ…
美都子、ついて行こうか。」
「えっ」
「勿論、法要には出ないけど、心配だからついて行って、終わるまでどこかで待ってる。」
「そんなの悪いわ。
でも、来てくれるんだったら嬉しいし…
よかったらココにも一緒に出てもらいたいわ。」
「えーっ、ワタシも法要に出るって?」
「あ、でも、愛も来るよ。
かまわない?」
「愛ちゃんが…
あちらがイヤじゃなければ、ワタシは全然…
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