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魔改造
昼休みになり、藤村の魔の手からようやく解放された愛だったが、数え切れないくらいにイカかされ、もうクタクタになってしまっていた。
そして、外に出ると、藤村に向かって縋るような目をして訴えた。
「もう、許して…
これじゃあ仕事にならないわ…」
「愛
俺もこんなことはしたくないんだ。
ただ、キミに別れるって言われて、気が動転してしまってね。
気がついたらこうなってたって話さ。」
「そんな…」
「それくらいキミのことが好きって事なんだ
わかってくれよ。」
藤村は、言葉こそ真剣だったが、その表情はニヤついており、今、自分は完全に愛の上に立っていると、ハッキリと自覚していた。
「私の負けよ…
もう、別れてなんて言わないから、本当に許して。
私、この仕事に人生を賭けてるの。
今の私から仕事を取り上げられたら、もう何も残らないわ。
だから、職場でだけは、こんな事はしないで。
お願い…」
「うーん…
俺って、すごく心配性なんだよ。
今、キミに捨てられたら、俺は生きていけない。」
「だから、それはもう…」
「キミを信じてないわけじゃないんだ。
でも、キミは一度は俺の事を大嫌いと言って別れようとした。
ここで解放したら、また逃げられるかもしれない。
それが怖いんだよ。」
「だから、それは…」
「もう少しこのままで様子を見るよ。
それでもキミが俺の事を捨てないってなったら、職場でする事はやめるよ。」
「そんな…」
「昼からもまた装着をするようにね。
さあ、飯にしよう。」
藤村は、二、三歩歩き出し、愛の方を振り返って言った。
この悪魔のような男の毒牙にかかり、愛は絶望感に包まれ、立ち尽くした。
こんなクズ以下の男に引っ掛かったのは、自業自得だと自分に言い聞かせていた。
しかし、夫の心さえ女性にならなければ、間違ってもこんな状況にはなっていなかったはずだ。
後悔してもしきれない…
それでも、愛は心に対する憎しみを抱くことはなかった。
ただ、今は、心に会いたい
心ともう一度、やり直したい
それだけしか頭に浮かんでこなかった。
そして、外に出ると、藤村に向かって縋るような目をして訴えた。
「もう、許して…
これじゃあ仕事にならないわ…」
「愛
俺もこんなことはしたくないんだ。
ただ、キミに別れるって言われて、気が動転してしまってね。
気がついたらこうなってたって話さ。」
「そんな…」
「それくらいキミのことが好きって事なんだ
わかってくれよ。」
藤村は、言葉こそ真剣だったが、その表情はニヤついており、今、自分は完全に愛の上に立っていると、ハッキリと自覚していた。
「私の負けよ…
もう、別れてなんて言わないから、本当に許して。
私、この仕事に人生を賭けてるの。
今の私から仕事を取り上げられたら、もう何も残らないわ。
だから、職場でだけは、こんな事はしないで。
お願い…」
「うーん…
俺って、すごく心配性なんだよ。
今、キミに捨てられたら、俺は生きていけない。」
「だから、それはもう…」
「キミを信じてないわけじゃないんだ。
でも、キミは一度は俺の事を大嫌いと言って別れようとした。
ここで解放したら、また逃げられるかもしれない。
それが怖いんだよ。」
「だから、それは…」
「もう少しこのままで様子を見るよ。
それでもキミが俺の事を捨てないってなったら、職場でする事はやめるよ。」
「そんな…」
「昼からもまた装着をするようにね。
さあ、飯にしよう。」
藤村は、二、三歩歩き出し、愛の方を振り返って言った。
この悪魔のような男の毒牙にかかり、愛は絶望感に包まれ、立ち尽くした。
こんなクズ以下の男に引っ掛かったのは、自業自得だと自分に言い聞かせていた。
しかし、夫の心さえ女性にならなければ、間違ってもこんな状況にはなっていなかったはずだ。
後悔してもしきれない…
それでも、愛は心に対する憎しみを抱くことはなかった。
ただ、今は、心に会いたい
心ともう一度、やり直したい
それだけしか頭に浮かんでこなかった。
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