夫が女になって帰ってきた!

フロイライン

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夢の中へ

愛が地獄でもがき苦しんでいる中、心と美都子は風俗の仕事にも慣れ、毎日を楽くすごしていた。
その日も、控え室で仲のいいみりあとおしゃべりをする心だったが…




「心ちゃん、コレ食べる?」


「えっ?」


「グミ。」


「ありがとう」


みりあから新しく発売されたというグミを受け取った心は、礼を述べて一口食べた。


「あ、美味しい。」


「でしょ?

ワタシ、この味大好きなの。」



「みりあちゃんて、お口が子供だもんね。」


「そんな事ないわよ。
お菓子が好きなだけ。

でも、そろそろダイエットしなきゃって思ってるのよ。」



「えっ

ダイエットなんてする必要ないじゃない?

パーフェクトボディしてるのに。」



「来月、撮影があるのよ

AVの。


もう少し絞っとかないとね。

お腹の辺りとか。」
 

「えーっ、また撮影するの?

ペース早くない?

先月も撮影してたじゃん。」



「おかげさまで、それなりに需要があるみたいで。」



「わかるわ。

みりあちゃんみたいに可愛くて、エロいカラダしてる女優ってなかなかいないと思うもん。」



「そんな事ないわよ。

ワタシから言わせてもらうと、心ちゃんよりキレイなニューハーフはこの世にはいないと思う。

心ちゃんこそAVに出たら、すごい事になると思うわ。」



「そんな事ないよ。

全然自信ないし…

AVなんてとてもじゃないけど。」



「そっかあ、スターになれると思うんだけどなあ。」



「ワタシ、今だってなんとか逆アナを成立させてるけど、勿論、薬の力を借りてだけどね。

でも、カメラの前でやれる自信がないわ。」


「たしかにね。

ワタシもキツイのはキツイから。


男優相手のときもあるし、女優相手の時もあるけど、どっちも大変。」



「ワタシだったら、どっちがキツイかなあ。


まあ、お客さん相手はそれなりにこなしてるから、男優さんに逆アナするのは何とかなりそう。

女性相手の方がキツイかもしんない。」



「ワタシは、完全にそうよ。

元々、女性に興味ないし、まだ男相手の方がいけるわね。


でも、心ちゃんて、奥さんいたじゃない?
てことは、元々は女性が好きだったんだよね?」


「まあ、たしかにそうなんだけど。

今はもう…

男の人の方がいいです。



あ、時間だ。


そろそろ行きます。」




「はーい、頑張って。」


心は予約客を出迎えるために、控え室を出ていった。

最初のうちは、緊張していた心だったが、今はリラックスして自然体での接客ができるようになった。



しかし…

やってきた客の顔を見て、思わずフリーズしてしまった。



「久しぶり、杉原」
 


客は心を苗字で呼んだ。



「岸田…


なんで?」


本日一人目の客は、心がよく知る人物、岸田であった。

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