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両雄
宮埜は、岸田を誘って昼食を食べに外に出た。
「何食う?」
「僕は何でもいいです。
宮埜さんが決めて下さい。」
「ああ。
そこの定食屋でいいか?」
「そうっすね。
そんなに並んでないし、いいんじゃないですか。」
二人は、道路の向かい側にある定食屋に行くため、信号待ちをしていた。
「宮埜さん」
「ん?」
「いやあ、驚きましたよ。」
「何がだ?」
「宮埜さんが心と同棲してるとは。」
「あー、その事か。
まあ、色々あってな。」
「聞きましたよ。
心がニューハーフになったのって、宮埜さんがきっかけなんですね。」
「うーん
まあ、そうと言えばそうなんだけど。
俺がニューハーフヘルスに連れてったら、みりあちゃんていうNo. 1の子が心の相手をしてくれたらしくて、それでハマっちゃったんだよ。」
「みりあちゃんすか!
そりゃ、ハマるわ。
俺も一時期めっちゃハマってました。
みりあちゃんには。」
「そうか。みりあちゃんを知ってるのか。
岸田も、好きなんだってな。
ニューハーフが。」
「大好きです。
でも、俺もわりとニューハーフの店に通ってきましたけど、心ほど可愛いニューハーフに出会ったことないですよ、マジで。」
「まあ、それは否定できんな。」
「だから、宮埜さんが羨ましくて。」
「すまん。」
「でも、例の件で力になる事が出来たら、俺にもチャンスがあるから、頑張りますよ。」
「岸田は、そういう分野に強いんだってな。
期待してるよ。」
「しかし、心や宮埜さんがマジになって助けようとしてる相手って一体誰なんです?
僕もまだ、ちゃんと聞いてないから、話が見えてこなくて。」
少し前を歩いていた宮埜は、岸田の方を振り返った。
「まあ、すぐにわかる事だから言っておくよ。
被害に遭ってる女性ってのは、心の元の嫁さんだ。」
「えっ!
嫁…
あ、心の奥さんて、ウチの会社にいたんですよね?」
「ああ。
そうだよ。
ウチの支社にな。
心も最初はそっちの採用だったから。」
「ちょっと待ってください。
心がニューハーフになっちゃったから、離婚するのはわかるんです。
そりゃ、奥さんからしたら、耐え難い裏切りでしょう?
でも、なんで、今もまだ接点があるんですか?」
「それは…
話せば長くなるんだが、色々あってな。
今、二人は同じ屋根の下に住んでる。」
「えーっ!
ってことは、宮埜さんも一緒って事じゃないっすか!」
「ついでに言っとくと、奥さんのお母さんも一緒に住んでる。」
「えっ、えっ
ちょっとぉ、何なんすか!
マジで話が見えてこないんすけど!」
岸田が焦って言うと、宮埜は困った顔をした。
「何食う?」
「僕は何でもいいです。
宮埜さんが決めて下さい。」
「ああ。
そこの定食屋でいいか?」
「そうっすね。
そんなに並んでないし、いいんじゃないですか。」
二人は、道路の向かい側にある定食屋に行くため、信号待ちをしていた。
「宮埜さん」
「ん?」
「いやあ、驚きましたよ。」
「何がだ?」
「宮埜さんが心と同棲してるとは。」
「あー、その事か。
まあ、色々あってな。」
「聞きましたよ。
心がニューハーフになったのって、宮埜さんがきっかけなんですね。」
「うーん
まあ、そうと言えばそうなんだけど。
俺がニューハーフヘルスに連れてったら、みりあちゃんていうNo. 1の子が心の相手をしてくれたらしくて、それでハマっちゃったんだよ。」
「みりあちゃんすか!
そりゃ、ハマるわ。
俺も一時期めっちゃハマってました。
みりあちゃんには。」
「そうか。みりあちゃんを知ってるのか。
岸田も、好きなんだってな。
ニューハーフが。」
「大好きです。
でも、俺もわりとニューハーフの店に通ってきましたけど、心ほど可愛いニューハーフに出会ったことないですよ、マジで。」
「まあ、それは否定できんな。」
「だから、宮埜さんが羨ましくて。」
「すまん。」
「でも、例の件で力になる事が出来たら、俺にもチャンスがあるから、頑張りますよ。」
「岸田は、そういう分野に強いんだってな。
期待してるよ。」
「しかし、心や宮埜さんがマジになって助けようとしてる相手って一体誰なんです?
僕もまだ、ちゃんと聞いてないから、話が見えてこなくて。」
少し前を歩いていた宮埜は、岸田の方を振り返った。
「まあ、すぐにわかる事だから言っておくよ。
被害に遭ってる女性ってのは、心の元の嫁さんだ。」
「えっ!
嫁…
あ、心の奥さんて、ウチの会社にいたんですよね?」
「ああ。
そうだよ。
ウチの支社にな。
心も最初はそっちの採用だったから。」
「ちょっと待ってください。
心がニューハーフになっちゃったから、離婚するのはわかるんです。
そりゃ、奥さんからしたら、耐え難い裏切りでしょう?
でも、なんで、今もまだ接点があるんですか?」
「それは…
話せば長くなるんだが、色々あってな。
今、二人は同じ屋根の下に住んでる。」
「えーっ!
ってことは、宮埜さんも一緒って事じゃないっすか!」
「ついでに言っとくと、奥さんのお母さんも一緒に住んでる。」
「えっ、えっ
ちょっとぉ、何なんすか!
マジで話が見えてこないんすけど!」
岸田が焦って言うと、宮埜は困った顔をした。
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