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駆け引き
「Dエンジェルは、ネットの世界ではその存在があるかどうかの真偽も含めて、何年も前から噂になっていました。
しかし、実際にあり、あなたはそこの会員で、女性の供給を行っていた。
そして、愛さんを連れていき、政治家や企業の社長などの慰み物にしたってわけです。」
「だったら?」
岸田の話に、藤村は全く動揺せず、平然と聞き返した。
「少し不用意でしたね。
愛さんは、偶然にもDエンジェルの名前を耳にした。
そして、私達にその話をしたってわけです。
我々は、愛さんを救い出すために、この事を駆け引きの材料に使えるってわけです。」
「甘いね。
岸田さんでしたっけ
あなたはまだ若い。
つまり、世の中の仕組みを何もわかっちゃいない。」
「どういう事ですか?」
「仮の話ですが、もし、本当にそんな秘密のパーティーがあったとして、そこに部外者を連れて行く危険を冒すと思いますか?」
「いえ、思いませんね。
だから不用意だと申し上げたんです。
こんなところから綻びが出たんですから。」
「いやいや、そうじゃない。
別に愛に知られたってかまわないから、そうしただけですよ、こっちはね。
あなた方にもだ。
岸田さんをはじめとする、三人の方に愛はその話をしたってわけでしょ?」
「そうよ!
アンタはもう終わりよ!」
「愛、違うよ。
俺がキミを自由にさせたのは、別に俺が困ったりしないからなんだよ。」
「どういうこと?」
「そのパーティーの事について、警察でもテレビ局でも雑誌社でもいい。
喋ってごらん。
もちろんネット上でもいいから。」
「なんですって?」
「何も起こらない
そんな事をしたって、何も起こらないんだよ。
まあいい。
試しにやってみればいい。
現実ってものを思い知るだろうからね。」
「…」
藤村の話は真実か?
それともハッタリか?
真偽を測りかね、四人とも黙ってしまったが…
「藤村さん
ワタシも少し話してもいいですか」
しかし、今まで一言も言葉を発していなかった心が、落ち着いた口調で話し始めた。
しかし、実際にあり、あなたはそこの会員で、女性の供給を行っていた。
そして、愛さんを連れていき、政治家や企業の社長などの慰み物にしたってわけです。」
「だったら?」
岸田の話に、藤村は全く動揺せず、平然と聞き返した。
「少し不用意でしたね。
愛さんは、偶然にもDエンジェルの名前を耳にした。
そして、私達にその話をしたってわけです。
我々は、愛さんを救い出すために、この事を駆け引きの材料に使えるってわけです。」
「甘いね。
岸田さんでしたっけ
あなたはまだ若い。
つまり、世の中の仕組みを何もわかっちゃいない。」
「どういう事ですか?」
「仮の話ですが、もし、本当にそんな秘密のパーティーがあったとして、そこに部外者を連れて行く危険を冒すと思いますか?」
「いえ、思いませんね。
だから不用意だと申し上げたんです。
こんなところから綻びが出たんですから。」
「いやいや、そうじゃない。
別に愛に知られたってかまわないから、そうしただけですよ、こっちはね。
あなた方にもだ。
岸田さんをはじめとする、三人の方に愛はその話をしたってわけでしょ?」
「そうよ!
アンタはもう終わりよ!」
「愛、違うよ。
俺がキミを自由にさせたのは、別に俺が困ったりしないからなんだよ。」
「どういうこと?」
「そのパーティーの事について、警察でもテレビ局でも雑誌社でもいい。
喋ってごらん。
もちろんネット上でもいいから。」
「なんですって?」
「何も起こらない
そんな事をしたって、何も起こらないんだよ。
まあいい。
試しにやってみればいい。
現実ってものを思い知るだろうからね。」
「…」
藤村の話は真実か?
それともハッタリか?
真偽を測りかね、四人とも黙ってしまったが…
「藤村さん
ワタシも少し話してもいいですか」
しかし、今まで一言も言葉を発していなかった心が、落ち着いた口調で話し始めた。
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