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chicken race
「心さん
先ほどは、あなたの事を聡明だと言わせてもらったが、どうやら撤回しなければならないね。」
藤村は、すぐに冷静さを取り戻し、心に向かって言った。
「どういう事かしら?」
「まあ、さっきキミが言ったことは概ね正しいよ。
与党の政治家の、それも超大物のスキャンダルとなると、次の選挙で大敗する可能性が高い。
だが、よく考えてみて下さいよ。
現時点では、与党の連中は、この国の最高権力者である事には変わりない。
この話し合いを終え、あなた達がここを去った瞬間に、私は彼らに連絡をします。
すると、どうなると思います?
あなた方は、行動を起こす前に潰されてしまいます。」
藤村は、余裕の表情でそう言ってのけた。
「そうですか。
だったら、試してみましょうか?
ワタシ達が潰されるのが先か、世にこのスキャンダルが露呈するのが先か…」
心も全く動じる事なく、淡々と語った。
「ほう
どう考えても、こっちの方が早いと思いますがねえ、心さん。」
「藤村さん
ワタシ達は、あなたの正体を前もってわかっていたんです。
とても危険な人だって。
無策で、しかも丸腰でここにのこのことやってくるとお思いですか?」
「何だと?
お前…」
ここで、ようやく藤村が感情的になった。
「もう遅いかもしれませんよ。
ワタシは昨日の段階で、某野党の有力者に情報をリークしています。
ですから、あなたのバックにいる勢力も、もう止める事は出来ないと思います。」
心の言った事に対し、藤村は愕然としたが、それは、愛、宮埜、岸田も同様であった。
これはハッタリだ…
三人共がそう思った。
藤村を揺さぶるために、心が仕掛けた罠に違いない。
だが、ハッタリだとバレたときには…
三人が不安を感じる中、藤村は、その表情を見て、やはり、心がハッタリを言っていると悟ったのである…
先ほどは、あなたの事を聡明だと言わせてもらったが、どうやら撤回しなければならないね。」
藤村は、すぐに冷静さを取り戻し、心に向かって言った。
「どういう事かしら?」
「まあ、さっきキミが言ったことは概ね正しいよ。
与党の政治家の、それも超大物のスキャンダルとなると、次の選挙で大敗する可能性が高い。
だが、よく考えてみて下さいよ。
現時点では、与党の連中は、この国の最高権力者である事には変わりない。
この話し合いを終え、あなた達がここを去った瞬間に、私は彼らに連絡をします。
すると、どうなると思います?
あなた方は、行動を起こす前に潰されてしまいます。」
藤村は、余裕の表情でそう言ってのけた。
「そうですか。
だったら、試してみましょうか?
ワタシ達が潰されるのが先か、世にこのスキャンダルが露呈するのが先か…」
心も全く動じる事なく、淡々と語った。
「ほう
どう考えても、こっちの方が早いと思いますがねえ、心さん。」
「藤村さん
ワタシ達は、あなたの正体を前もってわかっていたんです。
とても危険な人だって。
無策で、しかも丸腰でここにのこのことやってくるとお思いですか?」
「何だと?
お前…」
ここで、ようやく藤村が感情的になった。
「もう遅いかもしれませんよ。
ワタシは昨日の段階で、某野党の有力者に情報をリークしています。
ですから、あなたのバックにいる勢力も、もう止める事は出来ないと思います。」
心の言った事に対し、藤村は愕然としたが、それは、愛、宮埜、岸田も同様であった。
これはハッタリだ…
三人共がそう思った。
藤村を揺さぶるために、心が仕掛けた罠に違いない。
だが、ハッタリだとバレたときには…
三人が不安を感じる中、藤村は、その表情を見て、やはり、心がハッタリを言っていると悟ったのである…
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