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崖っぷちの線
「心さん
あなたは中々根性がある。
姿は女性になっても、中身はよっぽど男らしい。」
完全に余裕が出てきた藤村は、ニヤニヤしながら心を見つめて言った。
しかし、当の心は、全く動じる事なく無表情のまま、話を続けた。
「藤村さん
今ならまだ間に合います。
愛さんを自由にして、二度と近づかないと違うならば、ワタシはあなた達のことが外に出ない事をお約束します。」
「ほう。
では、僕が断ったらどうする?」
「残念ですが、あなたが頼りにしている政治家も警察幹部達も、全て失脚してしまうでしょう。
結果的に愛さんは解放されるので、ワタシとしてはどちらでもいいんです。
あくまでも慈悲の心で言ってあげてるだけですから。」
「フフッ
ご自由にどうぞ。
受けて立ちますよ、心さん。」
「わかりました。
交渉決裂ということで。
愛さん、宮埜さん、岸田さん
そういうことですので帰りましょう。」
心に声をかけられた三人は、戸惑いながらも立ち上がった。
「ちょっと待った。
キミらは帰ってもかまわないが、愛はここに残ってもらおうか。」
「は?
何言ってんの…誰がアンタなんかと。
てか、ここは私の家よ。
アンタが出て行きなさいよ!」
愛は激昂したが、心がそっと肩に手を置き、言った。
「愛ちゃん
どちらにしても、この人はもうすぐいなくなるから。
それから考えればいいよ。」
「ハッハッハ
心さんは本当に面白い。
まあ、いいでしょう。
愛の弱みは全てこちらが握っている。
大恥をかきたくなかったら、早く帰ってくることだね。」
「大恥ですか。
楽しみにしています。
じゃあ、ワタシ達は一旦これで失礼します。」
心はそう言うと、三人を促し、本当に帰ってしまった。
あなたは中々根性がある。
姿は女性になっても、中身はよっぽど男らしい。」
完全に余裕が出てきた藤村は、ニヤニヤしながら心を見つめて言った。
しかし、当の心は、全く動じる事なく無表情のまま、話を続けた。
「藤村さん
今ならまだ間に合います。
愛さんを自由にして、二度と近づかないと違うならば、ワタシはあなた達のことが外に出ない事をお約束します。」
「ほう。
では、僕が断ったらどうする?」
「残念ですが、あなたが頼りにしている政治家も警察幹部達も、全て失脚してしまうでしょう。
結果的に愛さんは解放されるので、ワタシとしてはどちらでもいいんです。
あくまでも慈悲の心で言ってあげてるだけですから。」
「フフッ
ご自由にどうぞ。
受けて立ちますよ、心さん。」
「わかりました。
交渉決裂ということで。
愛さん、宮埜さん、岸田さん
そういうことですので帰りましょう。」
心に声をかけられた三人は、戸惑いながらも立ち上がった。
「ちょっと待った。
キミらは帰ってもかまわないが、愛はここに残ってもらおうか。」
「は?
何言ってんの…誰がアンタなんかと。
てか、ここは私の家よ。
アンタが出て行きなさいよ!」
愛は激昂したが、心がそっと肩に手を置き、言った。
「愛ちゃん
どちらにしても、この人はもうすぐいなくなるから。
それから考えればいいよ。」
「ハッハッハ
心さんは本当に面白い。
まあ、いいでしょう。
愛の弱みは全てこちらが握っている。
大恥をかきたくなかったら、早く帰ってくることだね。」
「大恥ですか。
楽しみにしています。
じゃあ、ワタシ達は一旦これで失礼します。」
心はそう言うと、三人を促し、本当に帰ってしまった。
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