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connection
四人は、近くのカフェに入り、奥のテーブルに陣取った。
「ねえ、心
早速だけど話してくれる?」
飲み物をオーダーすると、すぐに愛が心に話しかけた。
「ええ。
順を追って話すわ。」
心は水を口にすると、落ち着いた様子でここに至る経緯を話し始めた。
「愛ちゃんから、藤村の事、Dエンジェルの話を聞いて、結局は正攻法で話をしようって決めたわよね?」
「そうだな。
良い手が思いつかなかったし。」
宮埜は、心の話に頷いて答えた。
「たしかに、政治家、警察など、向こうのバックにこの国の権力者達がいるってわかり、八方塞がりになったのは事実。
でも、そういう状態でぶつかっていっても玉砕するだけで、事態は何も好転しない。
ワタシはそう思ったの。」
「そりゃ僕だって思ったよ。
でも、あまりにも相手が悪いし、どうにもならないから正面から行っただけで…」
岸田も少しキレ気味に言った。
「そうね。
状況としてはかなり悪くて、どうにもならないように思えたよね。
ワタシもそう思ったんだけど、ふと、ある人の名前が頭に浮かんだの。」
「誰の?」
「民国党の党首、桐野光雄」
「桐野!?
桐野ってあの桐野かよ。
総理大臣の椅子に最も近いと言われている…」
宮埜は、驚きの声を上げたが、続けて
「でも、そんな野党の大物政治家と心がなんで繋がってんだよ?」
疑問を呈した。
「直接知ってたわけじゃないわ。
ワタシ、会社を辞めてからニューハーフのクラブでホステスをしてたんだけど、そこのお客さんで来てた人と、一時交際をしてたの。
今野竜一って人なんだけど…」
「そういえば、言ってたな。」
「そのカレが、桐野議員の秘書をしていて、カレを通じてこの情報をリークしたの。」
「マジか!」
「大マジよ。
ちょうど今日の三時から国会での代表質問があるの。
そこでこの話題を出したら、どうなると思う?」
「心、お前…」
宮埜は、そう言いかけて絶句した。
愛と岸田も何も言わずに呆然とし、心を見つめた。
「ねえ、心
早速だけど話してくれる?」
飲み物をオーダーすると、すぐに愛が心に話しかけた。
「ええ。
順を追って話すわ。」
心は水を口にすると、落ち着いた様子でここに至る経緯を話し始めた。
「愛ちゃんから、藤村の事、Dエンジェルの話を聞いて、結局は正攻法で話をしようって決めたわよね?」
「そうだな。
良い手が思いつかなかったし。」
宮埜は、心の話に頷いて答えた。
「たしかに、政治家、警察など、向こうのバックにこの国の権力者達がいるってわかり、八方塞がりになったのは事実。
でも、そういう状態でぶつかっていっても玉砕するだけで、事態は何も好転しない。
ワタシはそう思ったの。」
「そりゃ僕だって思ったよ。
でも、あまりにも相手が悪いし、どうにもならないから正面から行っただけで…」
岸田も少しキレ気味に言った。
「そうね。
状況としてはかなり悪くて、どうにもならないように思えたよね。
ワタシもそう思ったんだけど、ふと、ある人の名前が頭に浮かんだの。」
「誰の?」
「民国党の党首、桐野光雄」
「桐野!?
桐野ってあの桐野かよ。
総理大臣の椅子に最も近いと言われている…」
宮埜は、驚きの声を上げたが、続けて
「でも、そんな野党の大物政治家と心がなんで繋がってんだよ?」
疑問を呈した。
「直接知ってたわけじゃないわ。
ワタシ、会社を辞めてからニューハーフのクラブでホステスをしてたんだけど、そこのお客さんで来てた人と、一時交際をしてたの。
今野竜一って人なんだけど…」
「そういえば、言ってたな。」
「そのカレが、桐野議員の秘書をしていて、カレを通じてこの情報をリークしたの。」
「マジか!」
「大マジよ。
ちょうど今日の三時から国会での代表質問があるの。
そこでこの話題を出したら、どうなると思う?」
「心、お前…」
宮埜は、そう言いかけて絶句した。
愛と岸田も何も言わずに呆然とし、心を見つめた。
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