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タッチの差
「おい、マズいことになってんじゃねえか」
警察に外に出された心達だったが、いきなりのヤバい状況に、宮埜が焦って心に話しかけた。
「そうね。
向こうの方が手を打つのが少し早かったようね。」
「おい、どうするんだよ?」
宮埜がそう言った瞬間、外に出た心たち四人を警官が一気に囲い込んだ。
「大体の状況は把握されていると思います。
あまり、ここで騒ぎを大きくしたくないので、我々の指示に従って下さい。」
警官の中で、一番年上と思しき男が、心たちに言うと
「仕方ないわね。
みんな、警察の方の言う通りにして。」
心は、三人に抵抗しないよう指示した。
四人はパトカー二台に分乗し、所轄の警察署に連れていかれた。
そして、それぞれが別々に隔離され、一人ずつ取調室に連れてこられた。
まず最初に呼ばれた心は、自分が最初に選ばれたということは…
相手側、つまり藤村の陣営が既に心がこのグループのリーダー的存在だとわかっている証拠だと考え、心は、彼らの情報収集能力に驚きを隠せなかった。
取調室に入ると、一人の中年男性が中で待っていた。
ガタイが良く、目鼻立ちがハッキリした精悍な顔をした人物だった。
「どうぞ、こちらへ」
心は男に対面で座るように言われ、素直に従い、着座した。
「杉原心さんですね?」
「はい、そうです。」
「私は、この南署の署長をしております浅村と申します。」
署長自らが出てくるとは…
心は、驚きをもって浅村を見つめた。
「杉原さんは、元々は男性だったんですね。」
「ええ、そうです。」
「いやあ、驚きました。
こんな美人の方が、男性だったなんて。」
浅村は、頭を掻きながら笑って言った。
警察に外に出された心達だったが、いきなりのヤバい状況に、宮埜が焦って心に話しかけた。
「そうね。
向こうの方が手を打つのが少し早かったようね。」
「おい、どうするんだよ?」
宮埜がそう言った瞬間、外に出た心たち四人を警官が一気に囲い込んだ。
「大体の状況は把握されていると思います。
あまり、ここで騒ぎを大きくしたくないので、我々の指示に従って下さい。」
警官の中で、一番年上と思しき男が、心たちに言うと
「仕方ないわね。
みんな、警察の方の言う通りにして。」
心は、三人に抵抗しないよう指示した。
四人はパトカー二台に分乗し、所轄の警察署に連れていかれた。
そして、それぞれが別々に隔離され、一人ずつ取調室に連れてこられた。
まず最初に呼ばれた心は、自分が最初に選ばれたということは…
相手側、つまり藤村の陣営が既に心がこのグループのリーダー的存在だとわかっている証拠だと考え、心は、彼らの情報収集能力に驚きを隠せなかった。
取調室に入ると、一人の中年男性が中で待っていた。
ガタイが良く、目鼻立ちがハッキリした精悍な顔をした人物だった。
「どうぞ、こちらへ」
心は男に対面で座るように言われ、素直に従い、着座した。
「杉原心さんですね?」
「はい、そうです。」
「私は、この南署の署長をしております浅村と申します。」
署長自らが出てくるとは…
心は、驚きをもって浅村を見つめた。
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こんな美人の方が、男性だったなんて。」
浅村は、頭を掻きながら笑って言った。
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