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終焉
「やっぱりいないようね。」
もぬけの殻になっている家の中を見回しながら、心は言った。
「藤村の罪は何になるんだ?」
「大した罪にはならないわ。」
「えっ
だったら、何で逃げたんだ?」
「そりゃ、決まってるじゃない。
消されないためよ。」
「消されないため?
誰に?」
「闇パーティーに関わってた人たちによ。」
「それはあるな」
「この家も取り返す事ができたし、愛ちゃんも救えたし、最良の結果になったんじゃないかしら。」
「まあ、そうだな
ん?
愛ちゃんは?」
愛がいない事に気づいた宮埜は、キョロキョロしながら心に言った。
「二階でしょ。」
心がそう言った瞬間
二階から悲鳴が聞こえてきた。
「愛ちゃん?」
慌てて、二階に駆け上がった三人だったが、廊下に座り込む愛の姿を発見した。
岸田が駆け寄り、愛を後ろから支えるようにして起こすと
「どうされました?
愛さん」
と、恐怖に慄く愛を見つめて言った。
愛は、震えながら、無言で部屋を指差した。
心が半開きのドアの隙間から覗いてみると、そこには…
「!!」
藤村の死体があった。
部屋のクローゼットのバーに紐をかけ、首を吊って死んでいたのだった。
「おい…
ウソだろ…」
宮埜は呆然としながら、その光景を見つめていたが、すぐに気を取り直して
「警察!
警察に連絡しなきゃ」
と、慌てて電話を取り出した。
「待って。宮埜さん
さっき、ワタシを取り調べた浅村署長に直接電話するから。」
心は、落ち着いた口調でそう言うと、自ら電話をかけた。
もぬけの殻になっている家の中を見回しながら、心は言った。
「藤村の罪は何になるんだ?」
「大した罪にはならないわ。」
「えっ
だったら、何で逃げたんだ?」
「そりゃ、決まってるじゃない。
消されないためよ。」
「消されないため?
誰に?」
「闇パーティーに関わってた人たちによ。」
「それはあるな」
「この家も取り返す事ができたし、愛ちゃんも救えたし、最良の結果になったんじゃないかしら。」
「まあ、そうだな
ん?
愛ちゃんは?」
愛がいない事に気づいた宮埜は、キョロキョロしながら心に言った。
「二階でしょ。」
心がそう言った瞬間
二階から悲鳴が聞こえてきた。
「愛ちゃん?」
慌てて、二階に駆け上がった三人だったが、廊下に座り込む愛の姿を発見した。
岸田が駆け寄り、愛を後ろから支えるようにして起こすと
「どうされました?
愛さん」
と、恐怖に慄く愛を見つめて言った。
愛は、震えながら、無言で部屋を指差した。
心が半開きのドアの隙間から覗いてみると、そこには…
「!!」
藤村の死体があった。
部屋のクローゼットのバーに紐をかけ、首を吊って死んでいたのだった。
「おい…
ウソだろ…」
宮埜は呆然としながら、その光景を見つめていたが、すぐに気を取り直して
「警察!
警察に連絡しなきゃ」
と、慌てて電話を取り出した。
「待って。宮埜さん
さっき、ワタシを取り調べた浅村署長に直接電話するから。」
心は、落ち着いた口調でそう言うと、自ら電話をかけた。
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