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黒幕
「藤村という男が自殺なのか、他殺なのかは調べてみないとわかりません。
いや、調べたところで、何もわからないのかもしれません。
ただ、藤村が例のパーティーの客側ではなく、店側の人間だということは間違いないでしょう。
当然、口封じをされてもおかしくはありません。」
浅村は、警察側の人間であるにもかかわらず、今回の事件についての闇を、心に赤裸々に語った。
「浅村署長
なぜ、ワタシにそんな事を教えてくれるのですか?」
「フッ
多分、今日だけだと思います。
私がこんな話をするのも。
今、新勢力と旧勢力が綱引きをしている真っ最中です。
まもなく、新勢力が事態を掌握し、旧勢力の犯した罪を明るみに出すでしょう。
そうなれば我々も組織の一員として、その指示に従わなければならず、あなたとこんな話をしていられなくなります。」
「ありがとうございます。
まだ危険は去っていないようですので、愛を連れてここを去りたいと思います。」
「ええ。
その方がいいでしょう。
念の為に、あなたを助けてくれた方に連絡を取り、保護してもらってください。」
「ええ、そうします。」
「この家は警察に任せて、とりあえずお引き取り下さい。
申し訳ありませんが、家のものはそのままにしておいて下さい。
持ち出しは出来ません。」
「はい。わかりました。」
心はそう言うと、愛、宮埜、岸田と共に、浅村に感謝の意を示し、愛の家を後にした。
「しかし、こんな結末を迎えるとはなあ…
震えが止まんねえよ。」
宮埜が三人に声をかけると、それぞれが神妙な顔をして頷いた。
「愛ちゃん
さっきも言ったように、とりあえずウチに帰ろ。
そこからでいいよ、色々考えるのは。」
心の言葉に、愛は黙って頷き、涙ぐんだ。
いや、調べたところで、何もわからないのかもしれません。
ただ、藤村が例のパーティーの客側ではなく、店側の人間だということは間違いないでしょう。
当然、口封じをされてもおかしくはありません。」
浅村は、警察側の人間であるにもかかわらず、今回の事件についての闇を、心に赤裸々に語った。
「浅村署長
なぜ、ワタシにそんな事を教えてくれるのですか?」
「フッ
多分、今日だけだと思います。
私がこんな話をするのも。
今、新勢力と旧勢力が綱引きをしている真っ最中です。
まもなく、新勢力が事態を掌握し、旧勢力の犯した罪を明るみに出すでしょう。
そうなれば我々も組織の一員として、その指示に従わなければならず、あなたとこんな話をしていられなくなります。」
「ありがとうございます。
まだ危険は去っていないようですので、愛を連れてここを去りたいと思います。」
「ええ。
その方がいいでしょう。
念の為に、あなたを助けてくれた方に連絡を取り、保護してもらってください。」
「ええ、そうします。」
「この家は警察に任せて、とりあえずお引き取り下さい。
申し訳ありませんが、家のものはそのままにしておいて下さい。
持ち出しは出来ません。」
「はい。わかりました。」
心はそう言うと、愛、宮埜、岸田と共に、浅村に感謝の意を示し、愛の家を後にした。
「しかし、こんな結末を迎えるとはなあ…
震えが止まんねえよ。」
宮埜が三人に声をかけると、それぞれが神妙な顔をして頷いた。
「愛ちゃん
さっきも言ったように、とりあえずウチに帰ろ。
そこからでいいよ、色々考えるのは。」
心の言葉に、愛は黙って頷き、涙ぐんだ。
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