ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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筒井未来〜女子力向上計画編〜

日々の暮らし

二十歳の誕生日にニューハーフになると決意した未来は、それから一ヶ月後に、ミナミの事件で因縁のあった優磨と再会。

何故か優磨に見初められて、交際を申し込まれた。
未来もまた、優磨のその人柄と外見に好意を抱き、いわゆる相思相愛の関係になったのだが、受け入れる事に二の足を踏んだ。

未来自身、女性ホルモンを打ち始めてはいたが、まだまだ肉体の変化は乏しく、このような状況で付き合うのを良しとしなかったからだ。

未来は早く優磨の前に出ても恥ずかしくない肉体を得るべく、定期的な女性ホルモンの投与、ユウに紹介された脱毛サロンやエステに通うなど、女性化に向けた一切の努力を怠らず、周囲が驚くほどの早い変化を遂げたのだった。

未来自身の最大の関心事だったバストについても、二、三ヶ月すると緩やかな変化が見られ、やたらと張るようになった。

乳首や乳輪の肥大も著しく、下着を着けていない状況だと、乳首の突起が服の上からでもわかり、恥ずかしい思いをした。

膨らみについては急激にとまではいかなかったが、AカップからBカップへと成長を続け、一年弱でCカップにまで成長を遂げた。

胸の膨らみについては個人差があると言われているが、未来は大きくなりやすい体質だった。

それにはいつも冷静な感じの未来も、毎日裸になって鏡を見て、喜びを噛み締めた。

この頃になると、未来が男だと気付く者は皆無で、完全なる変身を遂げたのだった。

充実した毎日を送る未来だったが、もう一段階踏み込んだ事をしてみる事を決意し、ユウに相談しようと考えるようになっていた。

一見すると希望に満ちた生活を送っているようにも見えたが、唯一の悩みがあった。

それは、両親にカミングアウトをせずに女性としての生活を始めてしまった事で、ここまで肉体が変化しても、まだそれだけは成し遂げていなかった。

大阪と三重県という近距離に住んでいながら、未来は正月も理由をつけて実家には帰らなかった。

だが、いつまでも隠し通せるわけもなく…
その事を考えると、憂鬱にならざるを得なかった。

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