ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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筒井未来〜女子力向上計画編〜

newhalf master

アダルトグッズを買い込んだユウは、タクシーを停めると、未来を連れて帰宅した。

ユウは都島区に住んでおり、bigがあるミナミからは少々遠かった。

「ワタシ、元々キタの店にいたからさあ、こっちの方が便利だったのよね。

環状線で三駅目が大阪駅だったし。」


「そうですね。」


「ここだけの話、デビューは堂山町のニューハーフヘルスなのよ。」


「えーっ、ホントですか!」


「すぐ辞めたけどね。

あの仕事はワタシにはムリだわ…
今も夢に出てくるほどトラウマになってる。」


「そんなに…」


「未来ちゃんはソッチ系の業界で働かないとは思うけど、色々慎重に考えるのよ。

あ、ココなの、ワタシのおウチ。」

ユウは茶色のマンションを指差して言った。

「うわっすごいっ!

立派なマンションですね」


「賃貸よ、賃貸

家賃もバカにならないし、そろそろ引っ越そうかなって思ってんのよ。
てか、功ちゃんが一緒に住もうって言うてくれてるから、そのお言葉に甘えさせてもらうかもしれへん。」


「えー、結婚されるんですかあ

ステキです」


「戸籍は男のまんまやし、ちゃんとした結婚は出来へんけどね

事実婚てやつかなあ。
今はそういうカップルにもちゃんと権利を与える自治体もあるし、昔よりは住みやすい世の中になったわ。」


「いいなあ。
ワタシもいつかは結婚して、主婦してみたいです。」

「もう、未来ちゃん、一々可愛い事言わんといて。
お姉さん、キュンキュンしちゃうわ」

ユウはバカ笑いした。


そうこう言っているうちに、九階にあるユウの部屋に着いた。


「どうぞ、狭いところだけど、ゆっくりしていってね」


「うわあ…スゴイ…」

未来は思わず息を呑んだ。

自分が住んでいるワンルームアパートとは桁違いの広さと豪華さで、部屋も三つあった。

「ワタシも長いこと働いてるからね。」

ユウはまた笑った。

「未来ちゃん、明日は何もないでしょ?」

「はい。
夕方からお店に入るだけです。」


「だったら、泊まっていき。

もうこんな時間だしね」


「はい。ありがとうございます。

お言葉に甘えさせていただきます。」

ユウはお風呂のお湯を貯め、先に未来を入らせ、後から自分も入った。

未来はユウから借りたショーツとスエットパンツ、上はTシャツ姿になり、ユウが出てくるのを待った。


未来から遅れること40分
ようやくユウも部屋に戻ってきた。

「お待たせー」

「はい」

「やっぱり未来ちゃんはすっぴんでも可愛いね」


「そんなことないです。
ユウさんもめっちゃ美人です」  


「それは、どーも…


じゃあ、講義を始めますかあ」

ユウはさっき買ってきたアダルトグッズの袋を持つと、未来を寝室に案内した。
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