ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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road to lord

sweeper

「ねえ、あなた」


「どうした沙織」


ベッドの中で大西は亮輔から話しかけられ、視線を向けた。


「いよいよ動いたわよ。

多村が。」


「えっ、動いたって…
どうしてわかるんだ」


「さっき多喜から電話があってね。

キムが店に来たって。」


「なんだと…

それで?」


「警告して帰ったそうよ。

これから起こる事に首を突っ込むなって。」


「…」


「ここ最近は多喜の店の監視をやめていたの。

多喜からもう大丈夫だって言われて。
でも、このタイミングでキムが来るなんて予想もしてなかったわ。

ウチの人間がウロウロしてたらあらぬ誤解を招くところだったし、それはそれでよかったんだけど。」


「それ以外にキムは何か言ってたのか?」


「ううん。
多喜には、これから起こる事に介入してくるならお前も敵と見なすって。

ただ、何もしないのであれば身の安全は保証すると言って帰ったらしいわ。」


「多喜はもうカタギの人間だ。
向こうが相手にしないならそれに越した事はない。

俺も多喜に加勢してもらおうなんて事はこれっぽっちも思ってねえし。」


「うん。

前にも言ったけど、狙われるとすれば、沢木はもちろん、その次にあなたとワタシ…」   


「ああ、間違いねぇ。
沙織、これからは俺から絶対に離れんじゃねえぞ。」


「うん。
でも、本当なら自分の身は自分で守りたいんだけど…
性転換しちゃうと筋力が極端に落ちて全然ダメになっちゃうから…」


「完璧に性転換出来るのはいいが、筋力が異常なまでに落ちてしまうのが、あの薬の悪い点だな。

まあ、その事もあってか、どうしても臆病になっちまうよな。」


「そうね…」


亮輔はそう言うと大西に抱きつきキスをした。
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