ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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exclusive defense

交差

「未来ちゃん、bigにいるの?」


「はい

一年以上お世話になっています。」


「ママは元気にしてる?

ワタシ、しばらくお会いしてないから。」


「元気ですよ。
でも、今はニューハーフキャバクラみたいな感じになってて、ママは裏方やって、あんまりお店には出てこないんです。」


「そうなのね。
ワタシが働いてたのってかなり昔だから、もう当時を知ってる子って…
ユウちゃんくらいかな。
ユウちゃんはまだ頑張ってるよね?

この前会ったのよ。」


「はい!
ユウさんにはめちゃくちゃお世話になってて、ワタシがニューハーフとして生きてられるのも全部ユウさんのおかげなんです。」

「そっか。
あの子、すごくいい子だもんね。

ワタシも大好きよ。」


「えーっ、薫さんとワタシってめちゃくちゃ繋がってるじゃないですかあ。
なんか嬉しいなあ。」


「そうね。
ワタシも嬉しいわ。

ところで未来ちゃん
その抗争の状況ってどうなの?」


「それが、ワタシにもよくわからなくて。
でも、実際にあーいうふうに絡まれたりするのを見ると、すごく心配で。」


「ワタシの主人もヤクザだったの。
今は足を洗ってフツーの仕事をしてるし、もうあっちの世界に戻る気もさらさらないわ。

でも、やはり元ヤクザってレッテルは貼られてしまうし、所属していた組や敵対組織からもそういう目で見られるわ。

また巻き込まれて彼が危険になったりするのは、ワタシ…耐えられないから…
こうして自分の身を賭しても彼を守りたいって思ってる。

空手道場に通う事を決めたのもそういう理由。」


「ワタシもです!

いくら大きな組織の組長だからって、ワタシと二人の時はボディーガードも付けてないし、心配で心配で仕方ないんです。

だから、体を鍛え直そうって。
これでも高校の時は空手では有望株だったんですよ。」


「うん。
なんとなくだけど、わかるわ。」

薫も未来も男性時代は突出して強く、ケンカ無敗を誇っていた。

しかし、二人共女性として生きるようになってから肉体的にも精神的にも脆くなってしまったのだ。
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