ニューハーフ極道ZERO

フロイライン

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exclusive defense

友情

薫と未来のニューハーフガールズトークは大いに盛り上がり、すっかり時間が経ってしまった。

二人は連絡先の交換をして、そこで別れた。


薫は南海難波駅で、多喜の好きな蓬莱の豚まんと焼売を買い、電車に飛び乗った。


(遅くなっちゃったなあ
真ちゃん、お腹空かせてるだろうな)

薫は時計をチラッと見て、そして、車窓から見える景色を見つめた。


夕方になって家に戻って来た薫を多喜は優しげな表情で迎え入れた。

「おかえり、薫」


「ただいま、真ちゃん

ごめんね、遅くなって。」


「いいんだよ。
せっかくの休みなんだ。ゆっくりしてくれば。

いつも朝から晩まで働かせて本当に申し訳ないって思ってるんだよ」


「何言ってるの、真ちゃんじゃないの
朝から晩まで働き詰めなのは。
それに、ワタシ達はどんなときも一緒よ。
ワタシだけ休むなんてしたくないよ。」


「うん。
ありがとう、薫」


「お腹すいたでしょ?

これ、買って来た。」

薫は、豚まんと焼売が入った袋を指差して言った。


「おっ、やった!

久々に食いたいって思ってたんだ。」


「すぐに温めるから、座って待ってて。」


薫は手洗いうがいを済ませると、キッチンに入り、買ってきた豚まんと焼売を温める準備を始めた。




「やっぱり美味いな。」

多喜は豚まんを頬張りながら頷いた。


「ごめんね、こんなので済ませちゃって。」  



「いやいや、たまにはいいじゃん。
いつも料理作るの大変だろ?

こういうので済ませるのもすごく良いと思うよ。」


「そうかなあ。

真ちゃん優しいから…
イヤだと思ったら、ちゃんと言ってね。」


「そんな事思わないって。


ところで、どうだったんだ?

空手道場の方は。」


「うーん…

自分がここまでダメになってるとは思わなかったよ。」


「えっ、そうなの?」


「なんかね、全てにおいてぎこちないっていうか、力が入んないっていうか。

去勢して女ホルしてるから仕方ないって言えばそうなんだけど…

カンを取り戻すために相当な時間が必要だと思うわ。」


「そうか。
そんなにも落ちちゃうのか、筋力って。」


「それと、コレ」

薫は自分の胸を指差した。

「大して大きくないけど、コレが邪魔で動きにくいのよ。」


「蒼、最近おっぱいが大きくなってきたもんな。」


「えっ、そんな事ないよ

太ったのかな?」



「色気がまた出てきたってことさ。」



「えーっ、ちがうよー」



「あー、我慢できない

早く風呂入ってしようよ」


「うん」


薫は顔を真っ赤にして頷いた。
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