376 / 409
最終決戦篇
愛欲と誇り
小百合と自堕落な生活を送る薫は、もはや昔の面影を無くし、腑抜けとなっていた。
運動もせず、小百合とセックスばかりして、不規則で偏った食事を好んでしていたため、一気に太ってしまった。
薫は、元々太りやすい体質だった。
それに気付いたのは、ニューハーフに転身した時で、女性ホルモンや去勢をした途端に太ってしまい、これはマズイとばかりにダイエットに励み、それ以降はスリムな体を維持してきた。
ニューハーフの中でもたまに見られる、節制していないとブクブク太るタイプの人間だったのだ。
小百合の場合は、年齢的な事もあり、何年も前からその傾向にあったが、薫と同棲を始めてから拍車がかかり、また一回り大きくなってしまった。
デブ女二人のセックスは、見るに堪えない不様なものだった。
だが、小百合はこれまでの孤独感を薫にぶつける事で払拭し、薫は、多喜を失った寂しさとドラッグの後遺症から呼応するようになり、このような悪いスパイラルにどんどんハマっていったのである。
「小百合ちゃん
ワタシ、すごく太っちゃった。」
ベッドの上に正座をして座り、お腹の贅肉を指で摘みながら言う薫に、それよりもさらに太っている小百合が笑って言った。
「そんなの太ってるうちに入らへん。
ウチを見てみ?」
「それがいいの。
小百合ちゃんのカラダ、すごくエロい。
あー、またヤリたくなっちゃった。」
薫は小百合に抱きつき、豊満すぎる乳房にしゃぶりついた。
「ダメダメダメえっ!
感じすぎるっ!
薫ーっ!」
「あー、美味しいっ!」
起きてる時はセックスか食べているかの二択しかない二人は、その日も一日中、堕落した生活を送った。
その後、薫は、何を思ったか、小百合に近づきたいと言い出し、さらなる暴飲暴食を繰り返し、小百合と同じ体重となった。
もう、どこに出しても恥ずかしくないブタ女がそこにいた。
そんな生活をしている間も、薫には未来やユウから電話やメールが入っていたが、一切を無視し、現実世界から目を背け続けた。
未来は、その日も空手道場で豊田から指導を受け、薫とは対照的に、あまりにもストイックすぎる生活を送り続けていた。
「もう完璧やな。
未来ちゃん
これで俺の知ってる全てを教えきったわ。」
「本当ですか?」
「ああ。
技のキレ、スピードは俺以上や。」
「ありがとうございます。」
「せやけど、何回も言うけど、殺術を会得したからというて、人様に向けたらあかんで。
それだけは、絶対にな。」
「わかっています。
あくまでも自分の身を守るためのものとして捉えていますので。」
未来は、豊田に頭を下げて言った。
運動もせず、小百合とセックスばかりして、不規則で偏った食事を好んでしていたため、一気に太ってしまった。
薫は、元々太りやすい体質だった。
それに気付いたのは、ニューハーフに転身した時で、女性ホルモンや去勢をした途端に太ってしまい、これはマズイとばかりにダイエットに励み、それ以降はスリムな体を維持してきた。
ニューハーフの中でもたまに見られる、節制していないとブクブク太るタイプの人間だったのだ。
小百合の場合は、年齢的な事もあり、何年も前からその傾向にあったが、薫と同棲を始めてから拍車がかかり、また一回り大きくなってしまった。
デブ女二人のセックスは、見るに堪えない不様なものだった。
だが、小百合はこれまでの孤独感を薫にぶつける事で払拭し、薫は、多喜を失った寂しさとドラッグの後遺症から呼応するようになり、このような悪いスパイラルにどんどんハマっていったのである。
「小百合ちゃん
ワタシ、すごく太っちゃった。」
ベッドの上に正座をして座り、お腹の贅肉を指で摘みながら言う薫に、それよりもさらに太っている小百合が笑って言った。
「そんなの太ってるうちに入らへん。
ウチを見てみ?」
「それがいいの。
小百合ちゃんのカラダ、すごくエロい。
あー、またヤリたくなっちゃった。」
薫は小百合に抱きつき、豊満すぎる乳房にしゃぶりついた。
「ダメダメダメえっ!
感じすぎるっ!
薫ーっ!」
「あー、美味しいっ!」
起きてる時はセックスか食べているかの二択しかない二人は、その日も一日中、堕落した生活を送った。
その後、薫は、何を思ったか、小百合に近づきたいと言い出し、さらなる暴飲暴食を繰り返し、小百合と同じ体重となった。
もう、どこに出しても恥ずかしくないブタ女がそこにいた。
そんな生活をしている間も、薫には未来やユウから電話やメールが入っていたが、一切を無視し、現実世界から目を背け続けた。
未来は、その日も空手道場で豊田から指導を受け、薫とは対照的に、あまりにもストイックすぎる生活を送り続けていた。
「もう完璧やな。
未来ちゃん
これで俺の知ってる全てを教えきったわ。」
「本当ですか?」
「ああ。
技のキレ、スピードは俺以上や。」
「ありがとうございます。」
「せやけど、何回も言うけど、殺術を会得したからというて、人様に向けたらあかんで。
それだけは、絶対にな。」
「わかっています。
あくまでも自分の身を守るためのものとして捉えていますので。」
未来は、豊田に頭を下げて言った。
あなたにおすすめの小説
世界の終わりにキミと
フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。
そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。
しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…