カジュアルセックスチェンジ

フロイライン

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偶像

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メグが店に出勤する日は、キャスト達が輪を作ってその周りに集まってきた。

それほど今のメグは、ニューハーフとして知名度があり、人気もあった。

昔と違い、AV女優という肩書きもネガティブな印象を持たれず、むしろプラスとなった。

それに加えて、YouTubeの活動も、更なる好印象を与えたのだった。


キャストの中でも、性格的に物おじしないルイが、メグとすぐに仲良くなり、いつも行動を共にするようになった。

年齢はルイの方が一個上だが、十七からこの業界で修羅場を乗り切ってきたメグに、尊敬の念を抱き、敬語で接した。


そして、今日も仕事終わりにメグを誘い、一緒に外で食事をしていた。

すぐに打ち解けた二人だったが、幼少期については全く対照的な人生を歩んできた。

メグがいじめられて、学校を辞めてしまうくらいに追い詰められていたのに対し、ルイは逆にイケイケのケンカ好きな陽キャとして鳴らしていた。

しかし、ルイも女性ホルモンと去勢手術をしてからは、幾分性格も穏やかになり、ニューハーフとして頑張ってるメグ達に学びたいと、真剣に考えるようになった。

メグも友達がいなかった学生時代から打って変わり、皆から親しみを持って接してもらい、尊敬の念すら抱かれるようになったのだ。

メグにとって、これほど嬉しい事はなかった。


「でも、ルイちゃんて不思議よね。」


「えっ、何が?」


「だって、顔もめちゃくちゃ可愛いし、黙ってたらお淑やかな美女なのに」


「喋ったら、ヤンキー丸出し?」


「そうそう。

口調とか変えたりしないの?」


「うーん

これも自分の本当の姿なんすよね。

ヤンチャでケンカっ早いのが。」


「好きな人とかいないの?」


「いないっすね。

でも、元々女になろうって思ったのは、地元に相方がいたからで

その相方が大学進学でこっちに来るってなって、自分も付いてきたんですけど…


来た途端にソッコーでフラれちゃいました。」


「えーっ、それはショック。」


「まあ、しゃあないっす。

アイツと同棲してるときは、少しでも可愛くなろうって思い、ブリっ子してたんすけど。」


「ルイちゃんはすごく可愛いし、すぐに彼氏なんて出来るわよ。」


「まあ、なるようにしかならないっすよ。

メグちゃんは恋人はいないの?」


「ワタシ?

いないなあ。

今まで付き合った事ないよ。」



「えっ、それはもったいない。」


「付き合った事ないのに、AVで見知らぬ男性と絡んで、ちんちん咥えてるなんてね

笑えるよね」


メグは、自嘲気味に笑った。



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