32 / 72
躾
しおりを挟む
「違う違う
隣に座って、体くっつけて手を握る
はい、やって。」
初っ端から、店長の俺への指導は熾烈極まりないものになった。
側から見ればたいした事ないように感じるが、俺にとってはまさに地獄
地獄絵図だ。
こんな事するなら、でっかいオッサンと殴り合いのケンカをする方が百倍マシだ。
「こ、こうですか?」
俺は、エルに教わったように店長の手に、自分の手をそっと重ね、キスをしてみた。
キスを終えると、店長は
「まあ、こんなもんだろう。」
と、ぶっきらぼうに言った。
傷つく…
「あ、そうだ。
今は省いてるけど、入って来て座った時点でお金をもらうようにね。」
「あっ、はい
わかりました。」
案外几帳面な俺は、教えてもらった事を一々メモした。
「ところでさあ、リナちゃん」
「はい?
なんでしょうか、店長」
「お客さんと共通の話題とか持ってないの?」
「えっ、それって…」
「たとえばさあ、アニメとかさあ、ゲームとか、オタク気質のお客さんて、結構多いから、キャストの女の子がそういう趣味持ってたら、めちゃくちゃ喜んでもらえるんだけどなあ。」
「うーん…
アニメ…
ゲーム…
記憶喪失の身なので、ハッキリは言えないですけど、そういうものが好きだったって感覚は全くないです。
それだけは、なんとなくわかります。」
俺がそう言うと、店長は
「つまんないねえ、キミは」
と、蔑むような目で見ながら、吐き捨てるように言った。
また…傷ついた…
隣に座って、体くっつけて手を握る
はい、やって。」
初っ端から、店長の俺への指導は熾烈極まりないものになった。
側から見ればたいした事ないように感じるが、俺にとってはまさに地獄
地獄絵図だ。
こんな事するなら、でっかいオッサンと殴り合いのケンカをする方が百倍マシだ。
「こ、こうですか?」
俺は、エルに教わったように店長の手に、自分の手をそっと重ね、キスをしてみた。
キスを終えると、店長は
「まあ、こんなもんだろう。」
と、ぶっきらぼうに言った。
傷つく…
「あ、そうだ。
今は省いてるけど、入って来て座った時点でお金をもらうようにね。」
「あっ、はい
わかりました。」
案外几帳面な俺は、教えてもらった事を一々メモした。
「ところでさあ、リナちゃん」
「はい?
なんでしょうか、店長」
「お客さんと共通の話題とか持ってないの?」
「えっ、それって…」
「たとえばさあ、アニメとかさあ、ゲームとか、オタク気質のお客さんて、結構多いから、キャストの女の子がそういう趣味持ってたら、めちゃくちゃ喜んでもらえるんだけどなあ。」
「うーん…
アニメ…
ゲーム…
記憶喪失の身なので、ハッキリは言えないですけど、そういうものが好きだったって感覚は全くないです。
それだけは、なんとなくわかります。」
俺がそう言うと、店長は
「つまんないねえ、キミは」
と、蔑むような目で見ながら、吐き捨てるように言った。
また…傷ついた…
12
あなたにおすすめの小説
世界の終わりにキミと
フロイライン
エッセイ・ノンフィクション
毎日を惰性で生きる桐野渚は、高級クラブの黒服を生業としていた。
そんなある日、驚くほどの美女ヒカルが入店してくる。
しかし、ヒカルは影のある女性で、彼女の見た目と内面のギャップに、いつしか桐野は惹かれていくが…
あなたの人生 高価買取します
フロイライン
ミステリー
社会の底辺の俺には、何の希望もない。日々を惰性で生きるだけのクズ人間だ。
そんな俺は、ある日、ふとした事から、人生をやり直すチャンスをもらうが…
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる