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秘匿すべきもの
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「リナ
お前に謝らなきゃならねえ事があるんだ。」
酒が進んできて、ざっくばらんな話になったとき、急に北岡が真顔になり、俺を見つめていった。
「どうしたんですか?」
「お前の顔だよ、顔。」
「俺、あ、ワタシの顔?」
「お前の顔は、女として生きるようにって、あの医者に整形してもらったもんなんだが、何か気になる事はあるか?」
「あ、いや…
そこまでは、特に…
記憶がないからかもしれませんが、この顔って既視感があるというか、鏡を見てもそう思ってましたので、自分の元の顔に近いのかと思ってました。」
「いや、そうじゃねえ。
お前がその顔に対して既視感があるのは、コレが原因さ。」
北岡は、財布の中から一枚の写真を出してきて、俺に提示した。
「あっ!」
写真には俺らしき男が写っていた。
そして、隣にも人がいて、女が一緒に写ってた。
その女の顔が、今の俺と瓜二つだったのだ!
「北岡さん
これは?」
「元々は、お前が持っていたものだ。
俺が瀕死のお前を運んだ時、お前はこの写真を胸ポケットに入れていた。
多分、嫁か恋人といったところだろう?」
「…
かもしれません…」
「性転換手術をするにあたって、同時に顔の手術もやることになり、医者のオッサンからどういう顔にすればいいか、俺に質問してきやがったんだ。
俺は、何気ない気持ちで、この写真を医者に渡し、これと同じにしろと指示をした。
あの医者は、いい加減な感じだが、腕だけは良くてな。
写真だけを元に、お前をあの写真の女と瓜二つにしてしまったんだ。」
「そうでしたか…
でも、なぜ、その事で北岡さんがワタシに謝るんですか?」
「それは…
その顔にしちまった事で、お前の身が危なくなってしまったからだよ。」
北岡は、俺の目を見ずにそう言うと、手元の焼酎をグイッと飲んだ。
お前に謝らなきゃならねえ事があるんだ。」
酒が進んできて、ざっくばらんな話になったとき、急に北岡が真顔になり、俺を見つめていった。
「どうしたんですか?」
「お前の顔だよ、顔。」
「俺、あ、ワタシの顔?」
「お前の顔は、女として生きるようにって、あの医者に整形してもらったもんなんだが、何か気になる事はあるか?」
「あ、いや…
そこまでは、特に…
記憶がないからかもしれませんが、この顔って既視感があるというか、鏡を見てもそう思ってましたので、自分の元の顔に近いのかと思ってました。」
「いや、そうじゃねえ。
お前がその顔に対して既視感があるのは、コレが原因さ。」
北岡は、財布の中から一枚の写真を出してきて、俺に提示した。
「あっ!」
写真には俺らしき男が写っていた。
そして、隣にも人がいて、女が一緒に写ってた。
その女の顔が、今の俺と瓜二つだったのだ!
「北岡さん
これは?」
「元々は、お前が持っていたものだ。
俺が瀕死のお前を運んだ時、お前はこの写真を胸ポケットに入れていた。
多分、嫁か恋人といったところだろう?」
「…
かもしれません…」
「性転換手術をするにあたって、同時に顔の手術もやることになり、医者のオッサンからどういう顔にすればいいか、俺に質問してきやがったんだ。
俺は、何気ない気持ちで、この写真を医者に渡し、これと同じにしろと指示をした。
あの医者は、いい加減な感じだが、腕だけは良くてな。
写真だけを元に、お前をあの写真の女と瓜二つにしてしまったんだ。」
「そうでしたか…
でも、なぜ、その事で北岡さんがワタシに謝るんですか?」
「それは…
その顔にしちまった事で、お前の身が危なくなってしまったからだよ。」
北岡は、俺の目を見ずにそう言うと、手元の焼酎をグイッと飲んだ。
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