19 / 190
再始動
しおりを挟む
美月は、住んでいたアパートを解約し、バイトも辞めた。
そして、この日、NPWの寮に引っ越してきた。
「美月ちゃん、この箱、ここに置いていい?」
「あ、ごめん、ありがとう。」
荷物を運ぶ手伝いをしてくれるミサトに、恐縮しながら礼を言った。
「今日から美月ちゃんと一緒の部屋だと思うと
、ワクワクして眠れないわ。」
「ミサトちゃん。
色々世話してくれてありがとう。
ミサトちゃんがいてくれて、ワタシ
本当に心強いよ。」
「だって、ワタシら同い年だし、言ってみれば親友じゃん。
あらためてよろしくね。」
「こちらこそ、よろしく。」
二人はそう言うと、顔を見合わせて笑った。
「ねえ、ミサトちゃん。」
「ん?
どうしたの…」
「あの、レギュレーションの事なんだけど」
「あー、カラダの事ね。」
「うん。
ワタシもミサトちゃんと同じようにしたいって思ってるの。」
「そうなの?」
「うん。」
「でも、美月ちゃんはまだ練習生で、試合には当分出られないから、まだ先でもいいんじゃない?」
「えっ、ミサトちゃんも練習生だよね?
でも、もうホルモンやって去勢までしてるんでしょ?」
「ワタシの場合はさあ、早く女の子の体になりたかったの。
プロレスとは関係なくね。
だから、デビューはまだまだ先だけど、手術を先に受けたって話なのよ。」
「へえ、そうなんだ。」
「うん。」
「それだったら、ワタシも早めにしておこうかな。」
「えっ?」
「ここでは本当の自分を出す事ができるし、無理に男を演じる必要もないわ。
だったら、先に去勢したりホルモンしておくのもいいかなって。
その方が体も慣れるのが早いと思うし。」
「その辺は美月ちゃんの自由だから、よく考えて動いたらいいと思うよ。
いつでもついて行ってあげるから、心配しなくていいからね。」
「ありがとう、ミサトちゃん。
ミカさんや社長とよく相談して決めるわ。」
「ワタシらまだ未成年で、17歳じゃん。
フツーの病院じゃあタマ抜きもホルモンもしてもらえないのよ。
いわゆる闇医者でしてもらったの。
内緒だよ」
「えっ、そうなんだ…
ワタシもその闇医者ですることになるんだよね?」
「そうだね。
でも、腕は確かなのよ、ホント」
ミサトは笑いながら言った。
そして、この日、NPWの寮に引っ越してきた。
「美月ちゃん、この箱、ここに置いていい?」
「あ、ごめん、ありがとう。」
荷物を運ぶ手伝いをしてくれるミサトに、恐縮しながら礼を言った。
「今日から美月ちゃんと一緒の部屋だと思うと
、ワクワクして眠れないわ。」
「ミサトちゃん。
色々世話してくれてありがとう。
ミサトちゃんがいてくれて、ワタシ
本当に心強いよ。」
「だって、ワタシら同い年だし、言ってみれば親友じゃん。
あらためてよろしくね。」
「こちらこそ、よろしく。」
二人はそう言うと、顔を見合わせて笑った。
「ねえ、ミサトちゃん。」
「ん?
どうしたの…」
「あの、レギュレーションの事なんだけど」
「あー、カラダの事ね。」
「うん。
ワタシもミサトちゃんと同じようにしたいって思ってるの。」
「そうなの?」
「うん。」
「でも、美月ちゃんはまだ練習生で、試合には当分出られないから、まだ先でもいいんじゃない?」
「えっ、ミサトちゃんも練習生だよね?
でも、もうホルモンやって去勢までしてるんでしょ?」
「ワタシの場合はさあ、早く女の子の体になりたかったの。
プロレスとは関係なくね。
だから、デビューはまだまだ先だけど、手術を先に受けたって話なのよ。」
「へえ、そうなんだ。」
「うん。」
「それだったら、ワタシも早めにしておこうかな。」
「えっ?」
「ここでは本当の自分を出す事ができるし、無理に男を演じる必要もないわ。
だったら、先に去勢したりホルモンしておくのもいいかなって。
その方が体も慣れるのが早いと思うし。」
「その辺は美月ちゃんの自由だから、よく考えて動いたらいいと思うよ。
いつでもついて行ってあげるから、心配しなくていいからね。」
「ありがとう、ミサトちゃん。
ミカさんや社長とよく相談して決めるわ。」
「ワタシらまだ未成年で、17歳じゃん。
フツーの病院じゃあタマ抜きもホルモンもしてもらえないのよ。
いわゆる闇医者でしてもらったの。
内緒だよ」
「えっ、そうなんだ…
ワタシもその闇医者ですることになるんだよね?」
「そうだね。
でも、腕は確かなのよ、ホント」
ミサトは笑いながら言った。
5
あなたにおすすめの小説
秘書と社長の秘密
廣瀬純七
大衆娯楽
社内の調査のため、社長・高橋健一はこっそり秘書・木村由紀と不思議なアプリで入れ替わることに。
突然“社長役”を任された由紀と、自由に動ける立場を手に入れた高橋。
ふたりの秘密の入れ替わり作戦は、どの様な結末になるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる