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絶対安静
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術後、寮に帰ってきた美月は、予想以上の痛みに耐えられず、ベッドで唸りながら横になっていた。
ここでもミサトが献身的に美月の看病をし、手を握って励ました。
「大丈夫?」
「うん。ごめんねミサトちゃん
こんなに痛いとは思ってもみなかったもんだから…」
「そうだね。
でも、徐々に痛みはマシになってくるからね。
テープも明後日には自分で剥がしていいし、そしたらシャワーを浴びても大丈夫だよ。」
「うん。ありがとう。」
「お風呂は一週間くらいかかると思うけど。」
「我慢するしかないね。」
「ワタシが付いててあげるし、もし痛かったら絶対に言うんだよ。」
「ありがとう。何から何まで本当に…」
「そんなの…
ワタシら友達だし。」
ミサトは、美月の頭を優しく撫でながらいった。
そのとき、部屋をノックする音がしたかと思うと、ミサトが返事をする前にドアが開いた。
「美月、大丈夫?」
部屋を訪ねてきたのはミカだった。
「あ、ミカさん
ハイ、なんとか…」
「まあ、今はタマ取った直後だし、そりゃ痛いわ。
ミサト、明日は練習に出なくていいから、美月を見ててあげて。」
「はい!
わかりました。」
「あの、すいません…
気を遣っていただいて…」
美月は恐縮して頭を下げた。
仰向けに寝ていたため、少ししか下げられなかったが…
「あ、そうだ
美月
ウチら、来週から九州遠征なのよ。
本当だったらアンタも連れて行こうと思ってだけど、そんな体じゃムリだから、ゆっくり休んでなさい。」
「すいません…」
「ミサトも向こうに行っちゃうから、不安だと思うけど。
山下のオッサンは、あんな見てくれだけど、腕は確かだから、大丈夫よ。」
「はい。」
「じゃあ、何かあったら、ミサトに言うのよ。
ワタシもアキも近くにいるしね。」
ミカはそう言うと、美月の腕に触れ、笑みを浮かべて去っていった。
ミカが部屋から出ていくと、美月はミサトに
「ここの人達って、本当にいい人ばっかだね。
もう泣いちゃいそう」
と、本当に目をうるうるさせながら言った。
「うん。
それはワタシも思うよ。
ここに入ってよかったなって、しみじみ感じてる。」
「でも、ミサトちゃんが一番いい人だよ。
ワタシ、幸せ者だなあって、ここに来てからずっと思ってる。」
「フフッ
あんまり褒めないでよ。
ワタシ、調子に乗っちゃうタイプだから。」
ミサトは声を出して笑って言った。
ここでもミサトが献身的に美月の看病をし、手を握って励ました。
「大丈夫?」
「うん。ごめんねミサトちゃん
こんなに痛いとは思ってもみなかったもんだから…」
「そうだね。
でも、徐々に痛みはマシになってくるからね。
テープも明後日には自分で剥がしていいし、そしたらシャワーを浴びても大丈夫だよ。」
「うん。ありがとう。」
「お風呂は一週間くらいかかると思うけど。」
「我慢するしかないね。」
「ワタシが付いててあげるし、もし痛かったら絶対に言うんだよ。」
「ありがとう。何から何まで本当に…」
「そんなの…
ワタシら友達だし。」
ミサトは、美月の頭を優しく撫でながらいった。
そのとき、部屋をノックする音がしたかと思うと、ミサトが返事をする前にドアが開いた。
「美月、大丈夫?」
部屋を訪ねてきたのはミカだった。
「あ、ミカさん
ハイ、なんとか…」
「まあ、今はタマ取った直後だし、そりゃ痛いわ。
ミサト、明日は練習に出なくていいから、美月を見ててあげて。」
「はい!
わかりました。」
「あの、すいません…
気を遣っていただいて…」
美月は恐縮して頭を下げた。
仰向けに寝ていたため、少ししか下げられなかったが…
「あ、そうだ
美月
ウチら、来週から九州遠征なのよ。
本当だったらアンタも連れて行こうと思ってだけど、そんな体じゃムリだから、ゆっくり休んでなさい。」
「すいません…」
「ミサトも向こうに行っちゃうから、不安だと思うけど。
山下のオッサンは、あんな見てくれだけど、腕は確かだから、大丈夫よ。」
「はい。」
「じゃあ、何かあったら、ミサトに言うのよ。
ワタシもアキも近くにいるしね。」
ミカはそう言うと、美月の腕に触れ、笑みを浮かべて去っていった。
ミカが部屋から出ていくと、美月はミサトに
「ここの人達って、本当にいい人ばっかだね。
もう泣いちゃいそう」
と、本当に目をうるうるさせながら言った。
「うん。
それはワタシも思うよ。
ここに入ってよかったなって、しみじみ感じてる。」
「でも、ミサトちゃんが一番いい人だよ。
ワタシ、幸せ者だなあって、ここに来てからずっと思ってる。」
「フフッ
あんまり褒めないでよ。
ワタシ、調子に乗っちゃうタイプだから。」
ミサトは声を出して笑って言った。
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