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美の追求
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「社長、どうされたんですか?」
事務所にミカが入ってきて、久美子に質問すると、彼女は手招きしてニコッと笑った。
「新しい宣材写真が出来てきたのよ。」
「えっ、この前撮ったやつ?
えーっ、見たい見たい。」
ミカが近づいてきて、久美子が手にしていた写真を覗き込んだ。
「ね?
よく撮れてるでしょ。」
「ホントだ。」
「こうやって、うちの選手たちを見ていると、本当に美人ばかりを集めてきたって、つくづく思うわ。
どの子も驚くほど美しくて可愛いもん。」
「ワタシはともかく、ホントによく集められたなって思いますよ、
久美子社長の眼力は恐ろしすぎる。」
「やめてよ、ミカちゃん。
ワタシは単純にキレイな子が好きなのと、本当の自分をさらけ出して、女の子になりたいって子をフォロー出来たらって思ってるだけ。」
「NPWなんて、ほぼボランティアみたいなものですもんね。
久美子社長、かなりお金を使ったんじゃないですか?」
「まあ、それはそうだけど。
これは、ワタシの趣味であり、夢でもあるの。
ミカちゃん、サオリちゃん、他の子達のおかげで、その夢を叶えてもらう事が出来たわ。
本当に感謝してる。
特にキャプテンのミカちゃんにはね。」
「ワタシの方こそ、社長には感謝してもしきれません。
性転換手術の費用まで出していただいて…希望していた体を手に入れる事が出来たんですから。」
「最近は体の調子はどうなの?
手術直後のあなたの苦しむ姿を目の当たりにしてるだけに、常に心配してるのよ。」
「ご心配をおかけして申し訳ないです。
でも、おかげさまで、今はすっかり良くなってて。
もう最高です。」
「へえ、最高なのね。」
「ご存知だと思うんですけど、ワタシとサオリは付き合ってて、エッチもするんですけど…
マジ、気持ちよすぎるっていうか…感じすぎて困っちゃうくらいなんです。」
顔を赤らめて言うミカに、久美子は目を丸くした。
「へえ、そんなに…
タイの病院の技術はスゴいわね
あ、ごめんなさい
話が逸れちゃったね。
ところで、話って何なの?」
「あ、そうそう。
社長、今度の地方遠征あるじゃないですか。」
「ええ、来月のやつね。」
「その後、こっちに真っ直ぐに帰らずに、少し休みが欲しいって美月が言ってきたんですけど、よろしいですか?」
「それは勿論かまわないけど。
美月ちゃん、どうかしたの?」
「いえ…
遠征先から美月の実家って、車で一時間くらいのところにあるらしくて…
これを機に、親にカミングアウトしたいって話なんです。」
「それは全然いいんだけど…
美月ちゃん大丈夫?」
「ワタシのときみたいにならなきゃいいんですけどね」
ミカは、母に拒絶された過去を思い出しながら、ポツリと言った。
事務所にミカが入ってきて、久美子に質問すると、彼女は手招きしてニコッと笑った。
「新しい宣材写真が出来てきたのよ。」
「えっ、この前撮ったやつ?
えーっ、見たい見たい。」
ミカが近づいてきて、久美子が手にしていた写真を覗き込んだ。
「ね?
よく撮れてるでしょ。」
「ホントだ。」
「こうやって、うちの選手たちを見ていると、本当に美人ばかりを集めてきたって、つくづく思うわ。
どの子も驚くほど美しくて可愛いもん。」
「ワタシはともかく、ホントによく集められたなって思いますよ、
久美子社長の眼力は恐ろしすぎる。」
「やめてよ、ミカちゃん。
ワタシは単純にキレイな子が好きなのと、本当の自分をさらけ出して、女の子になりたいって子をフォロー出来たらって思ってるだけ。」
「NPWなんて、ほぼボランティアみたいなものですもんね。
久美子社長、かなりお金を使ったんじゃないですか?」
「まあ、それはそうだけど。
これは、ワタシの趣味であり、夢でもあるの。
ミカちゃん、サオリちゃん、他の子達のおかげで、その夢を叶えてもらう事が出来たわ。
本当に感謝してる。
特にキャプテンのミカちゃんにはね。」
「ワタシの方こそ、社長には感謝してもしきれません。
性転換手術の費用まで出していただいて…希望していた体を手に入れる事が出来たんですから。」
「最近は体の調子はどうなの?
手術直後のあなたの苦しむ姿を目の当たりにしてるだけに、常に心配してるのよ。」
「ご心配をおかけして申し訳ないです。
でも、おかげさまで、今はすっかり良くなってて。
もう最高です。」
「へえ、最高なのね。」
「ご存知だと思うんですけど、ワタシとサオリは付き合ってて、エッチもするんですけど…
マジ、気持ちよすぎるっていうか…感じすぎて困っちゃうくらいなんです。」
顔を赤らめて言うミカに、久美子は目を丸くした。
「へえ、そんなに…
タイの病院の技術はスゴいわね
あ、ごめんなさい
話が逸れちゃったね。
ところで、話って何なの?」
「あ、そうそう。
社長、今度の地方遠征あるじゃないですか。」
「ええ、来月のやつね。」
「その後、こっちに真っ直ぐに帰らずに、少し休みが欲しいって美月が言ってきたんですけど、よろしいですか?」
「それは勿論かまわないけど。
美月ちゃん、どうかしたの?」
「いえ…
遠征先から美月の実家って、車で一時間くらいのところにあるらしくて…
これを機に、親にカミングアウトしたいって話なんです。」
「それは全然いいんだけど…
美月ちゃん大丈夫?」
「ワタシのときみたいにならなきゃいいんですけどね」
ミカは、母に拒絶された過去を思い出しながら、ポツリと言った。
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