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peacetime
技術のうち
この機を逃す手はない。雄星は銃を持つ里見の腕を取り、関節を極めて銃を落とさせると、そのまま腕を極めた状態で背後に回り込み、今度は首を腕で締めた。
里見は、しばらくの間、ジタバタしていたが、すぐにグッタリとし、完全に落ちてしまった。
「シオン!」
雄星は、すぐにシオンの手足を縛っていたロープを解くと、彼女の肩を抱えて起こした。
「雄星、ごめんね」
シオンは、涙目で雄星に抱きついた。
「コイツらが目を覚まさないうちに早く出よう。」
「うん。
でも…」
シオンは、雄星と共にそこを出ようとしたが、自分が全裸である事に、困惑の表情を見せた。
「コイツの服を着よう。」
雄星は、失神している里見の上着とシャツ、ズボンを脱がせ、シオンに手渡した。
「ダサい服…」
シオンは久しぶりに着る男物の服を不満そうに纏うと、雄星と共に外に出た。
建物から出た二人は、どちらに向かって行こうかと、キョロキョロしていたが、すぐに動くのをやめた。
パトカーのサイレンが聞こえ、こちらに向かって来るのがわかったからだ。
「助かった…
ここの場所を気付いてくれたんだ…」
雄星は、ホッとして、膝に手をついてしまった。
その姿を見ていたシオンは、雄星に
「ありがとう…雄星」
と、礼を言うと共に
「いつの間にあんなに強くなったの?」
と、驚きの声を上げた。
雄星は、シオンを見上げ
「キミのおかげだよ。
僕が強くなれたのは…」
と、言うと、ニコッと笑った。
里見は、しばらくの間、ジタバタしていたが、すぐにグッタリとし、完全に落ちてしまった。
「シオン!」
雄星は、すぐにシオンの手足を縛っていたロープを解くと、彼女の肩を抱えて起こした。
「雄星、ごめんね」
シオンは、涙目で雄星に抱きついた。
「コイツらが目を覚まさないうちに早く出よう。」
「うん。
でも…」
シオンは、雄星と共にそこを出ようとしたが、自分が全裸である事に、困惑の表情を見せた。
「コイツの服を着よう。」
雄星は、失神している里見の上着とシャツ、ズボンを脱がせ、シオンに手渡した。
「ダサい服…」
シオンは久しぶりに着る男物の服を不満そうに纏うと、雄星と共に外に出た。
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パトカーのサイレンが聞こえ、こちらに向かって来るのがわかったからだ。
「助かった…
ここの場所を気付いてくれたんだ…」
雄星は、ホッとして、膝に手をついてしまった。
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「ありがとう…雄星」
と、礼を言うと共に
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僕が強くなれたのは…」
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