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趣味
碧が歌い終わると、暫しの間固まっていた岸川が、慌てて手を叩いた。
「すいません、先に歌わせてもらって…」
碧は、顔を真っ赤にしながら、マイクをオフにしてテーブルの上にそっと置いた。
「保坂君て歌上手いんだねえ。
女の人の歌が好きなんだ?」
「あ、いえ、そんな…
僕って声が男にしては高いもんだから、ついつい…」
「いやいや、めっちゃ上手だったよ。
連続で歌ってよ。」
「いえいえ、岸川さん、何か歌って下さい。」
「俺、さっきも言ったけど、こういうとこ来た事ないし、歌も全然知らないんだよね。
歌ってるのをこうやって見てるのが楽しいよ。」
岸川はニコニコ笑いながら、端末を碧に手渡した。
「えーっ、どうしよう…」
碧は、顔を赤らめて端末を受け取ると、頬に手を当てて悩み出した。
すると、岸川は
「そっか…
やっとわかったよ」
と、小さな声で呟いた。
「えっ、なんですか?」
曲選びをしていた碧が、慌てて顔を上げて岸川を見ると…
「いや、なんかさあ、俺
保坂君と一緒にいたら、ドキドキするんだよね。
なんでかなあってずっと思ってたんだけど、その理由がようやくわかったんだ。」
「な、何ですか?」
「保坂君て、女子っぽいんだよね。
顔とか見た目もそうなんだけど、仕草っていうか雰囲気もそうなんだよ。
俺、慣れてないじゃん、女の人に。」
岸川は、顔を真っ赤にしてそう言うと、頭を掻いた。
「すいません、先に歌わせてもらって…」
碧は、顔を真っ赤にしながら、マイクをオフにしてテーブルの上にそっと置いた。
「保坂君て歌上手いんだねえ。
女の人の歌が好きなんだ?」
「あ、いえ、そんな…
僕って声が男にしては高いもんだから、ついつい…」
「いやいや、めっちゃ上手だったよ。
連続で歌ってよ。」
「いえいえ、岸川さん、何か歌って下さい。」
「俺、さっきも言ったけど、こういうとこ来た事ないし、歌も全然知らないんだよね。
歌ってるのをこうやって見てるのが楽しいよ。」
岸川はニコニコ笑いながら、端末を碧に手渡した。
「えーっ、どうしよう…」
碧は、顔を赤らめて端末を受け取ると、頬に手を当てて悩み出した。
すると、岸川は
「そっか…
やっとわかったよ」
と、小さな声で呟いた。
「えっ、なんですか?」
曲選びをしていた碧が、慌てて顔を上げて岸川を見ると…
「いや、なんかさあ、俺
保坂君と一緒にいたら、ドキドキするんだよね。
なんでかなあってずっと思ってたんだけど、その理由がようやくわかったんだ。」
「な、何ですか?」
「保坂君て、女子っぽいんだよね。
顔とか見た目もそうなんだけど、仕草っていうか雰囲気もそうなんだよ。
俺、慣れてないじゃん、女の人に。」
岸川は、顔を真っ赤にしてそう言うと、頭を掻いた。
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