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乳繰り合い
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散々下ネタを言って自分で爆笑した久美子だったが、急な睡魔に襲われ、ソファーに寝転がると、イビキをかいて寝てしまった。
「やっと静かになったわね。」
典子はそう言うと、久美子の体の上に毛布を被せた。
「いやあ、この子は大物になるな
楽しみだよ。」
多部はそう言って笑った。
「多部さんに気に入ってもらえるなんて。
久美子さんをここに招待して本当に良かったわ。」
「まあ、これだけの美貌をもっているんだ。
私が手を貸さなくても、業界関係者が放っておかないよ。
ね、メニーさん」
「そうですね。
ミーはアレだけど、レディーボーイ好きのテレビ関係者は多いからね。」
喜多村は、陽介の手を握りながらそう言った。
結局、久美子は一時間ほど寝ると、何事もなかったかのように目を覚まし、起きてきた。
「ごめんなさい、知らない間に寝ちゃいました。 」
「いいのよ
酔いは大丈夫?」
「はい。
そんなに酔ってるって感じはしなくて、なんか楽しくなっちゃって…」
「あら、そう。
それならいいのよ。」
「典子さん
久美子さんも起きてきたし、僕はそろそろ帰るとするよ。」
「えっ、もう帰っちゃうの?」
「明日早いんでね。
久美子さん、それじゃあ現場で会えるのを楽しみにしてるよ。」
「多部社長
ありがとうございます。
どうか、よろしくお願いします。」
久美子は乱れた服装を整え、慌てて頭を下げた。
「工藤くんだったかな。
彼にもよろしくお伝え下さい。」
多部はそう言うと、迎えの車に乗って帰ってしまった。
それからしばらく四人で談笑していたが
「メニーさん、例のミュージカル
打ち合わせしとく?」
徐に典子が喜多村に言った。
「あ、そうだね
もうしとかないとダメだね。」
と、喜多村は言った。
「久美子さん、陽介君
メニーさんとこれから打ち合わせをさせてもらうから、悪いけど少し席を外させてもらうわね」
典子はそう言うと、喜多村と共に2階に上がっていった。
久美子は陽介と二人になり、気まずい時間を過ごす事となった。
何故なら、ここに来てから、ほとんど口を聞いていなかったからである。
だが、陽介はさっきとは打って変わって、饒舌になった。
「典子さんてウチの事務所のミュージカルの演出をしてるんだよ。
そんなことより、キミって可愛いね。
本当に男?」
「あ、そうです。
男ですよ」
「へえ、これだけの美人だったらフツーに女が好きなヤツでも、全然アリなんじゃないか。」
「そんな事ないと思います。
やっぱりナチュラルな女性には勝てませんし、いえ、最初から勝負になりませんよ。」
「そうかなあ」
陽介は久美子を凝視しながら、ワインを一口飲んだ。
「やっと静かになったわね。」
典子はそう言うと、久美子の体の上に毛布を被せた。
「いやあ、この子は大物になるな
楽しみだよ。」
多部はそう言って笑った。
「多部さんに気に入ってもらえるなんて。
久美子さんをここに招待して本当に良かったわ。」
「まあ、これだけの美貌をもっているんだ。
私が手を貸さなくても、業界関係者が放っておかないよ。
ね、メニーさん」
「そうですね。
ミーはアレだけど、レディーボーイ好きのテレビ関係者は多いからね。」
喜多村は、陽介の手を握りながらそう言った。
結局、久美子は一時間ほど寝ると、何事もなかったかのように目を覚まし、起きてきた。
「ごめんなさい、知らない間に寝ちゃいました。 」
「いいのよ
酔いは大丈夫?」
「はい。
そんなに酔ってるって感じはしなくて、なんか楽しくなっちゃって…」
「あら、そう。
それならいいのよ。」
「典子さん
久美子さんも起きてきたし、僕はそろそろ帰るとするよ。」
「えっ、もう帰っちゃうの?」
「明日早いんでね。
久美子さん、それじゃあ現場で会えるのを楽しみにしてるよ。」
「多部社長
ありがとうございます。
どうか、よろしくお願いします。」
久美子は乱れた服装を整え、慌てて頭を下げた。
「工藤くんだったかな。
彼にもよろしくお伝え下さい。」
多部はそう言うと、迎えの車に乗って帰ってしまった。
それからしばらく四人で談笑していたが
「メニーさん、例のミュージカル
打ち合わせしとく?」
徐に典子が喜多村に言った。
「あ、そうだね
もうしとかないとダメだね。」
と、喜多村は言った。
「久美子さん、陽介君
メニーさんとこれから打ち合わせをさせてもらうから、悪いけど少し席を外させてもらうわね」
典子はそう言うと、喜多村と共に2階に上がっていった。
久美子は陽介と二人になり、気まずい時間を過ごす事となった。
何故なら、ここに来てから、ほとんど口を聞いていなかったからである。
だが、陽介はさっきとは打って変わって、饒舌になった。
「典子さんてウチの事務所のミュージカルの演出をしてるんだよ。
そんなことより、キミって可愛いね。
本当に男?」
「あ、そうです。
男ですよ」
「へえ、これだけの美人だったらフツーに女が好きなヤツでも、全然アリなんじゃないか。」
「そんな事ないと思います。
やっぱりナチュラルな女性には勝てませんし、いえ、最初から勝負になりませんよ。」
「そうかなあ」
陽介は久美子を凝視しながら、ワインを一口飲んだ。
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