ニューハーフな生活

フロイライン

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連鎖反応

「社長、ワタシ… 何だか変なんです。」 

「どうした?」 

ワタシの心の中で何かが変わった… 
ワタシ? 
そう、もう無理は出来ない。 
心の中でも自分の事を俺とは呼べない。それくらい一気に変わった感がする。 
社長に抱かれて何度も達した後、化学反応を起こしたように、ワタシの心から女の部分が湧き出てきた。 

「これなんですね… 社長の能力って。」 

ワタシが社長の胸の中で甘えた口調で言うと 
社長はワタシの髪を撫でながら頷いた。 

「やはり偶然じゃなかったみたいだな。キミの女性性を完全に開放してしまった…」 

「でも、すごく幸せな気分です。このまま寝てもいいですか?」 

「ああ。」 

ワタシは社長にしがみつくようにして眠った。クタクタだったワタシは、そのまま朝まで目を覚まさなかった。 

翌朝、社長は用事があったらしく、ワタシを車で送り届けると、そのまま慌ただしく去って行った。 

家に入ると、圭太が予備校に向かう準備をしていた。 

「朝帰りかよ。」 

そして、ワタシを見るなり呆れたような口調で呟いた。 

「圭太、今日は予備校休むわ。」 

「そんなのお前の自由やから、俺から何も言う事ないけど。… ユキヒロ、お前… なんか感じが違うぞ…」 

「えっ? な、何が?」 

圭太がワタシを凝視しながら言うもんだから 
思わず焦って聞き返した。 

「妙に女っぽいというか… うまく言われへんけど、なんかちゃうねん。」 

「意味わかんねーって」 

動揺がバレないようにさりげなく返事し、素早く自分の部屋に入った。 

ワタシはドアを閉めた後、鏡で自分の顔を確かめてみた。 
… うーん… 心理的には変わった気がするけど、外見的には何も変わってないと思う… 

まあ、いっか 
ワタシはベッドにゴロンと寝転び、いつしか睡魔に襲われて寝てしまった。
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