攻めがボロボロ系書きたかった

本編

十五話

⚠︎注意⚠︎
　暴力などの描写があります。
　なお、このような描写は度々出るので、
　あまり詳しくは書いていませんが、
　苦手な方にはあまりおすすめできません。

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「あお、もうしないね」

我慢しなきゃ

「え？あぁ…」

「嫌な気分にさせたくないから」
「自分の家でやるね」

絶対やらないけど

「…」
「別にやってもいいよ…」

「え」
「でも…」

「綺麗に後処理してくれるなら別に…」

「…」
「うん…」

あおがいいなら…

「…」

「…」

そういえば…

「あおって好きな子いるの？」

「は？」

あれ…

「え？」
「いないの？」

「いや、いないけど…」
「…」

俺また…

「…？」
「変なこと言った…？」

「変なことしか言ってない！！」

「そ、そんなに？」

「そんなに！」

「じゃあ…どこが変だった？」

「最初から全部！！」

「好きな人いちゃだめ？」

「ダメではないけど…」

「好きな人いっぱい作ったらダメ？」

「それはダメ」
「恋人は一人まで」

「そうなんだ…」

知らなかった…
“あの人”はいつも一人じゃなかったから

「れお…好きな子いるの…？」

「え、いないよ？」
「俺はあおだけだよ」

あおが嫌いになっても
俺はこれからもずっと

「そ、そっか…！」

それにしても…

「あお好きな人いないんだ…」
「いると思ってた…」

「なんで？」

何でって…

「だって好きって言ってくれないから」

「え」

「へ？」

「俺そんなに言ってない…？」

あおからは

「え？うん、言われたことないかも」

「…」

「あお？」

「ごめん…」

「別にいいよ、慣れてるし」

「っ…」

「…」
「もう…寝よっか…」

「うん…」

しょんぼりしてるあおもかわいい

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「…」
「あお…寝た…？」

「…」

「あお、好きだよ」
「だから俺…我慢する…」

「…」

「おやすみ」

「…」

「…」

「…」

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