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第36ピース
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リナとティナとのお泊まり会から数日が経ったある日、リリア伝いでお父様に呼ばれた。
何かしらのイベントがある度に呼ばれるなぁ……。今回はなんだろ?
「お父様ー! フェリアです!」
「よし、入れ」
執務室に入ると、真面目な顔をした、王様モードのお父様がいた。
なるほど。これは私も王女様モードのほうがいいのか?
「お父様、本日は何のご用で?」
「うむ。フェリア、お前に側近をつけようと思ってな。そろそろいい頃合いだろう?」
側近……? 側近……。側近! 貴族っぽい! いいね!
「それで、その方々はどなたなのですか?」
ニヤけそうになりながらも、必死に王女様モードをキープする。
私も王女様モードに慣れてきたんだよ! ふふふ、素晴らしい!
「ああ、実は、もう呼んでいてな? そろそろ来るはずだ」
「えぇ……。だからですね、私がお断りした場合も考えて下さいよ……」
「フェリアなら了承してくれるだろう?」
「……」
この謎の信頼は、どこから来ているのやら。お父様のことだし、ヘタな人は選ばないんだろうけどさぁ?
「国王陛下、第1王女殿下、お客様です」
扉の外から、お父様の護衛の声が聞こえる。
「通せ」
お父様がそう答えると、執務室に男の子と女の子が入ってくる。
女の子は薄緑色の髪をおさげにして、丸眼鏡をかけた大人しい見た目の子。
男の子のほうはチャラそうな見た目で、綺麗な薄い青色の髪をしている。
「国王陛下、第1王女殿下、お二方のお目にかかれたこと、誠に光栄でございます。私、ミルフィー公爵家三女、カリーナ・ミルフィーです」
「フィシェ侯爵家次男、リーツ・フォン・フィシェと申します」
自己紹介の後、2人は少しぎこちない礼をする。
女の子がカリーナ、男の子がリーツね!
「うむ。事前に聞いてもらっていた通り、2人には今日からフェリアの側近と護衛をしてもらう。よろしく頼むぞ」
「「はい」」
「良い返事だな! では早速出番だ。フェリアも2人にどれくらい頼れるか知っておきたいだろう。これからは2人と共に家庭教師の授業を受けなさい」
「承知いたしました」
「よし。もう授業の時間になる。早く行きなさい」
お父様にそう言われ、2人を連れて部屋から出ていこうとすると、お父様が何か思い出したような顔をして、こちらに近づく。
「フェリア。ウーリスとアリス、ロミアス侯爵令嬢、それから従魔2匹も、これからの授業に参加していいこととする」
「…………ありがとうございます……」
感謝すると、お父様は嬉しそうに仕事に戻った。
うん、そのね? うれしいんだよ? でもさ、家庭教師のみなさんも無料ではないわけで? どんどん追加でお金を払っていってるわけで? 断った場合も考えてほしいというか? どうしてこの人はいっつも断る想定をしていないのか……。
「はぁ……」
思わずため息をつくと、隣にいたカリーナとリーツの顔が青ざめる。
「あぁ、違う違う、2人に対してのため息じゃないから安心して! そうだ! 公式の場じゃないときは、私のことはフェリアって呼んで! タメ口でいいよ!」
「え……? いえいえそんな、恐れ多い。そもそも私ごときがフェリア様と相まみえるだけで……あ、フェリア様となら呼ばせていただきます。そう、私ごときがフェリア様と相まみえるだけで大変な幸運だったというのに……! タメ口でいいだなんて、そんなこと……っ! ああ、神よ! 私をフェリア様の側近兼護衛にして下さりありがとうございます……! いやむしろフェリア様が神なのでは? だからこそこんな私にも最大の幸福を下さる……!」
祈るように手をあわせ、ぽろぽろと涙をこぼしながら私について語り続けるカリーナ。
「「……」」
リーツと顔をみあわせると、リーツも戸惑っているようだった。
「え~っと、彼女は放っておいて、フェリア様。僕もあなたのことはフェリア様と呼ばせてもらおう。だが、話し方はタメ口でいくことにする。タメ口を敬語にするのはまだ簡単だが、名前の呼び方をその場ごとに変えるのは僕には無理な気がするのでな」
「おっけー! あ、私も2人のことはカリーナ、リーツって呼ぶね!」
「ああ、それでいい」
「ああ! なんて良い響きなのでしょう! フェリア様の口から紡がれるカリーナの音! お父様、お母様! 私はとても幸せでございます!」
未だに私について話し続けるカリーナ。
「う~ん、これはどうにかならないかな……」
「だな……。一途な女性は素敵だが、それで迷惑をかけるのは違うな」
「……ん?」
「? どうかしたか?」
……カリーナのキャラ濃いなぁとは思ってたけど、リーツもまあまあなやつだな、これ。
「お、ここか?」
そうこうしているうちにいつも実技の授業をしている武闘場についたようだった。
「あ、フェリア。おはよう」
「おはようございます、ライアスさん! それで……」
「カリーナ公爵令嬢とリーツ侯爵令息だね」
「あ、カリーナとお呼び下さい。このような場でそう呼ばれるのは少し苦手です」
「僕もリーツと」
「わかった。カリーナ、リーツ。それと……」
ライアスさんが私たちの後ろを見ると、いつの間にかウーリスさんとアリスさん、リナとティナ、ルークとフアンがいた。
恐らくリリアが、いつもの私に対するものすごい予測で、全員を集めてくれたのだろう。
私もそれを頼りにしてみんなのこと呼びに行かなかったし。
「え~っと、なんか……にぎやかになったね」
「……すみません」
「いや、いいんだ。その分のお金はもらってるし」
手でお金のサインを作りながら、優しく笑うライアスさん。
大抵の人がお金のハンドサインをしたらどことなく薄汚く見えるけど、そういうのは一切ないところが、ライアスさんの性格を現している気がする。
なんというか……。損な性格……。
「よし、じゃあ授業を始めようか」
そして、今までで1番にぎやかな授業が始まった。
何かしらのイベントがある度に呼ばれるなぁ……。今回はなんだろ?
「お父様ー! フェリアです!」
「よし、入れ」
執務室に入ると、真面目な顔をした、王様モードのお父様がいた。
なるほど。これは私も王女様モードのほうがいいのか?
「お父様、本日は何のご用で?」
「うむ。フェリア、お前に側近をつけようと思ってな。そろそろいい頃合いだろう?」
側近……? 側近……。側近! 貴族っぽい! いいね!
「それで、その方々はどなたなのですか?」
ニヤけそうになりながらも、必死に王女様モードをキープする。
私も王女様モードに慣れてきたんだよ! ふふふ、素晴らしい!
「ああ、実は、もう呼んでいてな? そろそろ来るはずだ」
「えぇ……。だからですね、私がお断りした場合も考えて下さいよ……」
「フェリアなら了承してくれるだろう?」
「……」
この謎の信頼は、どこから来ているのやら。お父様のことだし、ヘタな人は選ばないんだろうけどさぁ?
「国王陛下、第1王女殿下、お客様です」
扉の外から、お父様の護衛の声が聞こえる。
「通せ」
お父様がそう答えると、執務室に男の子と女の子が入ってくる。
女の子は薄緑色の髪をおさげにして、丸眼鏡をかけた大人しい見た目の子。
男の子のほうはチャラそうな見た目で、綺麗な薄い青色の髪をしている。
「国王陛下、第1王女殿下、お二方のお目にかかれたこと、誠に光栄でございます。私、ミルフィー公爵家三女、カリーナ・ミルフィーです」
「フィシェ侯爵家次男、リーツ・フォン・フィシェと申します」
自己紹介の後、2人は少しぎこちない礼をする。
女の子がカリーナ、男の子がリーツね!
「うむ。事前に聞いてもらっていた通り、2人には今日からフェリアの側近と護衛をしてもらう。よろしく頼むぞ」
「「はい」」
「良い返事だな! では早速出番だ。フェリアも2人にどれくらい頼れるか知っておきたいだろう。これからは2人と共に家庭教師の授業を受けなさい」
「承知いたしました」
「よし。もう授業の時間になる。早く行きなさい」
お父様にそう言われ、2人を連れて部屋から出ていこうとすると、お父様が何か思い出したような顔をして、こちらに近づく。
「フェリア。ウーリスとアリス、ロミアス侯爵令嬢、それから従魔2匹も、これからの授業に参加していいこととする」
「…………ありがとうございます……」
感謝すると、お父様は嬉しそうに仕事に戻った。
うん、そのね? うれしいんだよ? でもさ、家庭教師のみなさんも無料ではないわけで? どんどん追加でお金を払っていってるわけで? 断った場合も考えてほしいというか? どうしてこの人はいっつも断る想定をしていないのか……。
「はぁ……」
思わずため息をつくと、隣にいたカリーナとリーツの顔が青ざめる。
「あぁ、違う違う、2人に対してのため息じゃないから安心して! そうだ! 公式の場じゃないときは、私のことはフェリアって呼んで! タメ口でいいよ!」
「え……? いえいえそんな、恐れ多い。そもそも私ごときがフェリア様と相まみえるだけで……あ、フェリア様となら呼ばせていただきます。そう、私ごときがフェリア様と相まみえるだけで大変な幸運だったというのに……! タメ口でいいだなんて、そんなこと……っ! ああ、神よ! 私をフェリア様の側近兼護衛にして下さりありがとうございます……! いやむしろフェリア様が神なのでは? だからこそこんな私にも最大の幸福を下さる……!」
祈るように手をあわせ、ぽろぽろと涙をこぼしながら私について語り続けるカリーナ。
「「……」」
リーツと顔をみあわせると、リーツも戸惑っているようだった。
「え~っと、彼女は放っておいて、フェリア様。僕もあなたのことはフェリア様と呼ばせてもらおう。だが、話し方はタメ口でいくことにする。タメ口を敬語にするのはまだ簡単だが、名前の呼び方をその場ごとに変えるのは僕には無理な気がするのでな」
「おっけー! あ、私も2人のことはカリーナ、リーツって呼ぶね!」
「ああ、それでいい」
「ああ! なんて良い響きなのでしょう! フェリア様の口から紡がれるカリーナの音! お父様、お母様! 私はとても幸せでございます!」
未だに私について話し続けるカリーナ。
「う~ん、これはどうにかならないかな……」
「だな……。一途な女性は素敵だが、それで迷惑をかけるのは違うな」
「……ん?」
「? どうかしたか?」
……カリーナのキャラ濃いなぁとは思ってたけど、リーツもまあまあなやつだな、これ。
「お、ここか?」
そうこうしているうちにいつも実技の授業をしている武闘場についたようだった。
「あ、フェリア。おはよう」
「おはようございます、ライアスさん! それで……」
「カリーナ公爵令嬢とリーツ侯爵令息だね」
「あ、カリーナとお呼び下さい。このような場でそう呼ばれるのは少し苦手です」
「僕もリーツと」
「わかった。カリーナ、リーツ。それと……」
ライアスさんが私たちの後ろを見ると、いつの間にかウーリスさんとアリスさん、リナとティナ、ルークとフアンがいた。
恐らくリリアが、いつもの私に対するものすごい予測で、全員を集めてくれたのだろう。
私もそれを頼りにしてみんなのこと呼びに行かなかったし。
「え~っと、なんか……にぎやかになったね」
「……すみません」
「いや、いいんだ。その分のお金はもらってるし」
手でお金のサインを作りながら、優しく笑うライアスさん。
大抵の人がお金のハンドサインをしたらどことなく薄汚く見えるけど、そういうのは一切ないところが、ライアスさんの性格を現している気がする。
なんというか……。損な性格……。
「よし、じゃあ授業を始めようか」
そして、今までで1番にぎやかな授業が始まった。
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