精霊使い物語

茶柄

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4薬茶喫茶アルカディア

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採取素材と共に面倒事を野田さんに丸投げして協会から逃げて、行き付けで腐れ縁の店にに足を向ける個人的な採取物を幼馴染の薬師兼料理人兼錬金術師の腐れ外道にあいに行く。一応、自分の専属調合師になるのかもしれないが、
厄介な相手で見た目からして面倒臭い奴だ。外見上は見目麗しい出るとこは出て引っ込むとこは引っ込んでいるナイスバディのく美女だがその実性別は男だ。何故がそんな気も無いのに女装が標準装備の罪づくりの奴だ!
だか、薬師として錬金術師としての腕は超一流であり、世界有数な能力者の一人だ。こいつも余り面舞台が嫌いな奴で、そんなとこが、気が合うのだろうか!付き合いやすい奴なので腐れ縁がずっと続いている。
新宿のはずれにひっそりとあるレトロな雰囲気が漂う昭和な喫茶店の何時ものカウンターの一番奥の席に座ると、すぐに、頼みもしていないのに濃い目のブラック珈琲とマカデミアナッツとフランスパンのピザトーストが一緒に出される。
「おかえり!今回は速いのね?」
「嗚呼!新しいスキルが生えたから便利になったんだ。これ何時も通りの素材だ」
「ありがとう助かるよ!何時もの通り製薬の半分は回すから」
「ああ!それで、精霊葉のクリーム100個は協会職員に回してくれ」
「わかってるわ!忘れたら怖いからね!」
「何時も、女性の美に対する姿勢は驚きだな!」
「別に女性だけではないわよ美に対する思いわ!」
「ああ!お前を見てるとそう思うよ!楓 」
「それにしても士郎好きよねその組み合わせ金持ちなんだから偶には高いものでもたべたら?」
「酒も煙草も嫌いだ!高いレストランの大概がいまは迷宮産の食材で、あふれてるからな迷宮サバイバルでたべてるから態々食いに行こうとはおもわないんだよな!それに楓の見た目はおいておいて、料理の腕も確かだからな!」
「ちょっと見た目おいておいて何よ!こんな美しい者に!」
「腐れ縁過ぎてお前の腹黒さがわかるからな!素直に受け取れないんだよ!」
「お互い様にね!面倒臭がり屋の士郎には言われたくないわよ!」
「まあ其れはおいておいてオークション行くのか?」
「ええ、薬師錬金術師として研究の為に、ぜひともエリクサー薬は手に入れたいわ!いずれ制薬するためにね!ただし、ライバルはおおそうだけどね!」
「確かに迷宮産のアイテムでも何故か、薬関係はドロップ率が最悪だからなそれに比べて武具類はやたらと幅広く何でもドロップするのにな!」
「ええ迷宮七不思議の一つよね!スキル覚醒書や魔導スクロールなんかもドロップするのに所謂ポーション系統は殆どドロップしないからねそのために市場には出回らないわ協会権利で独占して権力者に横流しされているから全然研究か進まないのよ!本当にムカつくわ死にかけの老害共のおかげで!そこだけは迷宮教に共感するわよ!」
「楓!気をつけろよ!不用意な発言は不味いぞアレは面倒だ!」
「そうねどこにもいるし黒い蟲並みに増殖するしね!失言だったわ。でも正直、難しいわね!それなりの予算はあるけど世界中の老害共が求めるからね。下位だと寿命は伸びないのにねそれを素に延命薬を造る腹づもり何でしょうけどね!」
「楓なら研究用に協会から回してもらえないのか?」
「確かにこれでも世界有数の錬金術師だと思うけどね契約で雁字搦めになるのは御免だからね」
「ああ、なるほどね、欲が絡むと協会も一枚岩じゃないからな今回は雫の方にある程度分散されるから狙い目じゃないのか?」
「ええ、私も最初は、そう思っていたのだけど、最近、勢力拡大している団体があるのよ!金に物をいわせて超一流の能力者やアイテムをそろえているみたいなの。」
「ある団体?そんなギルド、出来たか?」

「ギルドじゃないわよ!半官半民の探索者学園永久学園のことよ各方面の超一流の人材を講師にそろえ伝説級のアイテムを惜しげもなく使って新時代の探索者を育成してはバベル完全攻略を目指しているみたいよ」
「随分と大袈裟な組織だねまぁもう30階層で数十年近く足踏み状態の人類だからな!初の竜殺しを達成する為にはそんなものかもな!まあ権力者共は竜の亡骸から出る延命薬目的だろうけどな!」
「それだけでは無いわよ。神話や伝説にあるように竜血や竜肉には人を超人に進化させると思われているのよ。それと30階層はまるで祭壇神殿になっているといわれているわつまり守護者を討伐して機能を開放すればなんかしらの力が働くと予想されているのよ!ゲームの転生?職業?神殿じゃないかってね」
「本当にまるで神の遊戯施設だな!さしずめ俺たちはゲームの駒なんだろうな!でも確かにそろそろ敵駒が現れてもおかしくはないからな!生き残りを掛けたゲームのはじまりか?」
「辞めてよ士郎の感て、当たるんだからね!」
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