魔法兵物語

3 夜番

砦の仕事は基本的には魔物監視だ突発性魔物異常発生狂暴走化現象(スタンピート）か起きた時これを迎え打ち少しでも時間を稼ぎ魔物数を減らす事だ。最も完全なスタンピートが起きれば殆どが全滅して滅亡するだろうそれ程の規模の異常な数が１万から１００万単位で発生するのがスタンピートで有る暴走自体の原因は巨大で強力な魔物の出現異常な魔物数の出現による暴走現象とどちらにせよ黄泉の大森林に瘴気が集まり溜まり過ぎて起こるのだその為に定期的魔引を行い聖水（神域での湧水を満月の夜に月光に当てながら聖なる乙女が浄化の魔力を込めた物だ故に高額な物だ）を撒くのが砦の兵士仕事だ。残念ながら
こんな事を一国で賄えるものではない従って砦の仕事は各国の持ち回りで、各国は毎年一定額のスタンピート対策金をその当番の国に収めるのが習わしだ神聖教国に置いては当番から外されているが毎年聖水を用意することが決まりだ、これは湧水の神域が教国にあるのと宗教国家な為だあと聖なる乙女とは汚れなき純潔の女性が神域で生活している者達の浄化された魔力を持つ女性の呼称で有る。黄泉の大森林は貴重な資源の宝庫で有るが同時に危険な火薬庫でもあるのだこの決まりは大陸間総同盟による対黄泉の大森林対策条約で決まった事だ。で今年の当番国が自国のロンダリア王国だ故に砦の総司令はその当番国の王族が勤めるのが通常だかほぼ名目だけで実際は副司令官の上級貴族が務める何も起らなければ問題はないが何か問題が起これば各国から責任追求されて王から庶民の赤ん坊一人まで全てが奴隷墜ちても足りない賠償金が発生するだろう。まあそんなのは上の奴らの問題だろう今は今夜の夜番だ砦の森監視は２４時間体制だ三交替制で朝番、夜番、休み、のサイクルで仕事をする砦の兵士は基本一年期間で毎月給金を貰う一年達成すると報償金も貰えることになっているこれは国の決まりでは無く条約手間決まっている事だそのための対策金だし、その他にも援助金名目で各国から多大な金額が入ってくるがこれを横領する貴族様も居るのが現状だこの場合国家反逆罪が適応されてその貴族の血族は赤子にいたるまで奴隷落ち打使い捨ての兵士として利用されるのだ
かつて国の王が自ら着服りしてスタンピートガ発生して大陸の半分の国家に大陸の総人口の７割か死亡した事件があつた自らの国だけではなく大陸を滅ぼす行為として神罰者の烙印まで押された愚かな強欲の王家の話は有名だ。ただし王族故に強力な才能やスキルを持つていたので、7代神罰の神呪を受けたのだ、これは自分だけでは無く７代先の子孫迄産まれながらに奴隷紋章を持ち、奴隷として生きること決められたのだそして等の王には不死の呪いが授けられ７代の呪いか解けるまで永劫の苦しみ（なんで常時金玉金棒で力いっぱい殴られてる痛みがつづく）を与えられて黄泉の大森林で魔物を討伐し続けてるとか何とからしい。そんな訳で各国から監視機関が設立されて見張られているのだ。まあこんなことは１兵士では同しようもないことだ現在の砦の副司令が怪しい過渡をしていようがなとりあえず夜番野お仕事だ、夜番、の仕事は砦から大森林の監視だけだから楽は楽だがなおきていて異変がなければそれで終わりだただこの時期は寒い時期で眠くなるのが辛い珈琲豆の消費が激しくなるほどだ
「お！先生（皆が先生というのであだ名になつている）が夜番だこいつはついてるな美味い夜飯が食える」
「コラ！俺は賄い婦じゃないぞ」
「でも作るんでしょう？」
「まあな！こればかりは趣味みたいなものだじ夜飯ぐらいは美味いものか食いたいからな！」
「先生は下手な貴族よりも舌が肥えてるからね
貴族よりも貴族らしいって評判だよ?」
「あいにくと庶民の産まれだ貧乏農家の三男坊で放置されていたよ」
「どこでも一緒さ三男の扱いなんてさ」
「さてと馬鹿ばなしはこれぐらいで変わった事はあるか？」
「至って普通、異変なし！」
「御苦労さん休憩に入ってくれお望みの夜飯は出来てるぞ」
「おおうありがとう先生」
晩飯野残りの猪の肉と骨で出汁しを取り小麦団子と野菜肉を入れたすいとん肉汁だ寒いときにはうまいし体も温まる一品だ。特大どんぶりと普通の丼ににたっぷりとすいとん肉汁をいれて
砦の外に持っていく夜の監視は砦の防壁の上からと夜に紛れて悪さをする者がいないように砦にの門前でも行う門前の警護兼監視は奴隷兵士の仕事だ危険な事はこうなる
「ホレ、！少し間見ててやるから飯を食え」
「炎精使い魔焔火（ファイヤービット）」
自動警戒攻撃魔法を使い見張り番の二人の奴隷兵士に夜食を渡す
「ありがとうございます先生!寒い時に温かい物はご馳走だ夜番は最悪たが先生と当たるとご馳走が食えるから当たりだついてる。皆に自慢ができるす」
「ホラ腹ぺこ小僧お前も食えお前は燃費悪いんだからな冷めると不味くなるぞ」
「わかつたよおせっかい先生!」
生意気な口を効く１０歳ぐらいの小僧だこんな年で奴隷など連座での奴隷落ちだろう運が悪い。親が子どもを選べないように子供も親を選べないからな薄汚れた。金髪頭をぐりぐりとなでる
「アレン！子供もはな大人に甘える特権があるんだよだからたまには素直に甘えてろこれも持っていけ」
アレンには蜂蜜クッキーを渡してもう一人のオトコには酒瓶を渡してやる
「呑みすぎで寝るなよそれで死にましたなんて勘弁してくれよ！」
「わかってますよ先生身体を温めるぐらいにして寝床で楽しみますよ」
「先生ありがと」
「おうじやあな!生き残れよ！」