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別れよう、、、。
亜子と話していて強く思った。
今まで頭にかかっていたモヤが少し晴れた気がした。

私、我慢してたんだ。その事すら気づけないくらいおかしくなってた……!

その日は亜子の部屋に泊まった。

そこで今までの経緯を話せば話すほど、違和感や怒りが、湧いてきた。

亜子はそんな私をみて

「あんたは1人じゃないよ。私達がいるから。大丈夫。」と言ってくれた。

その言葉が胸に染みた。

…私は1人じゃなかったんだ。…


「とりあえず、メールする。」
決意が鈍らない内にと、携帯を手にとる。

画面をみると、電話とメールが山のように送られていた。

『なんで連絡しないの?』
『電話出て。』
『ふざけんな。』
『2度と帰ってくるな。うそつきが。』



どんどん口調がひどくなっていた。
そして最後に

『ごめんね。お願いだから、連絡して。』
とはいっていた。


メールを打つ。

『色々考えたけど、私達は一緒に居ない方がいい。
ずっと我慢してた。別れたい。』
意を決してメールを送った。

…プルプル
…プルプル
すぐに電話が鳴る。

電話に出れば、話にならないで怒鳴られると思ったので電話には出なかった。

電話は鳴り続ける。
3時間ほど鳴り続けた。

今まで感じていた怒りや違和感が恐怖に変わっていく。
電源を切った。

「やばいね。この人、、、。明日冷静になったら連絡した方がいいよ。」
亜子の顔も青ざめていた。

「そうだね。明日あの人が仕事行ってる時に荷物取りにいく。」

とりあえず布団に入った。
全く眠れなかった。

よく考えれば、考えるほど自分がおかしくなっていた事に気づいた。
そして、あの人を好きだった訳ではなくただ寂しかっただけだったんだと。1人になってしまうと不安なだけだったんだと。

…絶対に別れる!…
強く心に誓った。

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