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第一章
スコーンにローズジャムを(そのニ)
しおりを挟む「どうして結婚したか、かい? ……こういっちゃなんだけど、ずいぶんと変わったことを聞くね」
聞かれた店主は、なぜだかいぶかしげな顔だ。
「普通は、私の方にはどうして結婚したかなんて聞かないよ。だってあいつのすがたを見ればそれが答えってことでだいたいの人は納得してくれるものだから」
「じゃあ、奥さんの方に聞くひとはいるの?」
と、ルリエラが尋ねると
「一日に一回はあるんじゃないかな、ほら、この間のとか、あの時のとか」
そんな返事を店主は返す。
そういえばミリィにも覚えがある。どうしてこんな男に捕まったんだい奥さん。そんな言葉を投げかけられてあいまいに微笑む奥さん。そんなやりとりがこの店では日常茶飯事とはいかないまでも、わりとよく行われている。
「なんだって、いきなりそんなことを聞く気になったんだい。まぁ君たちぐらいの年齢はそういうことが気になるものだろうから別に不思議でもなんでもないといえばないのだけれど」
「……それ、は」
なぜかルリエラは頬を赤く染めてもじもじし始める。意外とはっきりしてる性格の彼女にしては珍しいことだ。何かあったことはまず間違いないだろう、これは友人の使命として聞き出してやらねばならない。
と、ミリィが決意したところでタイミング悪く――あるいはルリエラにはタイミング良くだったのかもしれないが、焼きたてスコーンの皿がそれぞれに運ばれてきてしまった。
喫茶「のばら」のスコーン、それも焼きたてあったか。
そのおいしさを知っているだけに、今という食べるタイミングを逃がすという選択肢は、ミリィはもちろんルリエラにさえも「ありえない」ことなのであった。
紫の可憐な花がひとつだけ描かれた白いお皿の上。スコーンがふたつと、オレンジ色にも近い濃いピンクの色をしたローズジャムが盛り付けられ、銀色に光るティーナイフが添えられている。
「じゃ、食べよっか」
「うん、食べよう」
スコーンは基本的に手づかみで食べる。
それを知るミリィとルリエラは迷わずスコーンを手に取る。焼きたての熱を持つあたたかな丸い円筒形の焼き菓子には、横に亀裂が大きく入っている。これは上手に焼き上がったスコーンの証で「オオカミの口」とよばれているのだとかなんとか。とにかく、その亀裂から半分にスコーンを裂いて
お行儀がわるいと知りつつ、両手に裂いたスコーンを持ったまま左手側のスコーンを口に運びかぶりつく。焼きたてのおいしさを逃してはいけない。
ふたつのうち、ひとつめは必ずジャムをつけずに食べるのがミリィのやりかただった。
「はむ……もぐ……もぐ……」
表面はさくさくのさくさくで、中はしっとりとふんわり。
スコーンはこのお店で食べれる他の砂糖たっぷりの菓子類とは異なり、決してそれそのものは甘さが主張する菓子ではない。
だが、だからこそ紅茶の邪魔をすることもせずにむしろきれいに調和する。……と思っている。
右手で、砂糖スプーン二杯入りのシナモンチャイティーの入ったマグカップをつかんで、ひとくち、ふたくち。
うん、おいしい!
ひとつ目のスコーンは夢中でさくさくはむはむしているうちに、すぐにおなかのなかへと消えてしまった。
今度はおちついて、焦らず味わって食べよう……。
もっとここのお店の空気や時間といっしょに味わって食べないと、もったいない。もったいないというのは、お代金の事だけじゃなくて、なんかこう、いろんな意味で。
ミリィは毎回毎回同じことを、なかなか育ってくれない自分の胸にいいきかせてはいたのだが、それが守られたためしなどなかった。
ちらりと隣の席にすわっているルリエラを見る。
ルリエラは最初からスコーンにジャムをつけてしまう主義なので、今もぺとぺとティーナイフでローズジャムを塗り付けている。
「ルリエラ、ローズジャムってどんな感じ?」
これからミリィもすぐローズジャム付きスコーンを食べるのだが、事前に情報を聞きこみしておきたかった。
「甘酸っぱい味ね。薔薇とお砂糖のほかに、レモンかなにか柑橘の果汁がはいっているのだと思う」
「香りはどう?」
「口の中でやさしくふんわり広がっていく感じ。あまりきつめ濃いめな香りではないわね」
「ふむふむ」
ローズジャムといっても、薔薇のはなびらそれそのものは特別味がするものというわけでもないらしく、どちらかというと香りや色それに気分をを楽しむもの……ではないかとミリィは思った。
お行儀がわるいなぁ、と自分でもそんなことを思いつつ、ティーナイフにローズジャムをのせてぺろりと舐めてみる。
「……!」
やっぱりお行儀がわるいと理解しつつも、もういちどだけ、とローズジャムをすくって舐める。
口の中いっぱいに薔薇の香りがひろがり、そしてそれが自分のおなかに収まっていくと思うとなんだか嬉しくなる。そう、お行儀がわるいことをしてるなんて気にならなくなってしまうほどに。
何度かティーナイフを往復させ、ローズジャム単独で食べるのにとりあえず満足してから――その間、ルリエラには数回靴先でつつかれた。どうやら礼儀作法にうるさいことで街でも有名な老婦人がこちらを見て咳ばらいをしていたらしい――ようやく、だいぶ少なくなってしまったジャムをいくらか冷めてしまったスコーンにのせてぱくりといただく。
先ほどのそれよりは確実に冷めてしまっているとはいえ、スコーンはまだまださくさくとしてふんわりとしていた。
ローズジャムの甘酸っぱさとも、なんというかスコーン自体のほのかな甘さに綺麗に調和しているというべきか、収まるところにおさまっているとでもいうか。
……これといって学がなく、料理の知識もたいしてもっていないミリィでは、どうにもこうにもうまく表現しきれない。
こういうとき、ルリエラならどういう表現をするのだろう、と隣をちらりと見る。
ルリエラは本が好きで勉強が好きで、ひとりでもこの喫茶「のばら」に来て、本棚におさめられている本を読んでいるらしい。本はとても高価で貴重なしろものなので、貴族でも豪商でもない者がそんなにたくさん所有できるものではない。――「のばら」では財産がある友人からの貰い物の本をおいているのだと店主は言っている。
ルリエラは――何やら思案顔で、青い横線模様のひとつある白いマグカップを手にしていた。
その横顔は、まるで絵画から抜け出たみたいだ。ルリエラはもともと綺麗な娘なのだ。まっすぐな長い黒髪も、青色かかったグレーの瞳も綺麗だし、肌もいかにもすべすべとしているようにみえる。ただ、本人があまり自分が綺麗だということに自覚がないし興味もないようなのだ。
「……ん、なぁに?」
まじまじと見られていることにルリエラは気が付いたらしい。
「んー、ルリエラは今日も可愛いなぁって思ってた。あ、あとスコーンとローズジャム美味しいねって」
嘘をつく理由も特にないのでミリィは正直に白状する。
ルリエラはいつものように「からかわないで」と言ったりして赤面したりするのかとミリィは思ったのだが、どういうわけかひどく傷ついたような顔をした。
「……あ、ごめん、ね……ミリィ、その」
「どうしたの? ……何か、あったの?」
「何か、あったかなかったかでいうと、あったんだけど……」
ルリエラはしばらく迷っている様子だったが、
「あのね、ミリィ。私、先日求婚されたの」
……
驚かなかった、というのは確実に嘘になる。
驚いた。それはもうものすごく。ものすごく。ものすごく。
同時に傷ついた。
だって、だってだってだって!
ルリエラはミリィと同い年で、誕生日も近くて、家屋敷の距離も近くて、家の格もほとんど同じぐらいで
仲良しだった。
ルリエラには結婚の申し込みがあったのに、ミリィはまだひとつも ない。
……
さっきまでの小さなあったかい幸せが嘘みたいに、ミリィの心が冷たくて重たくて暗い色の不快なものに満たされてく。
「それでね、どうやって断ったらいいかって……」
「え」
「どうやってお断りしたらいいのかな」
「……断る、の?」
「うん、そのつもりでいるの。……相手のひとは――お父さんの取引先のひとつの息子さんなのだけど、そのひとは私が本を読んだりすることにいい顔をしないの。でも私ね、私は、その」
「うん……ルリエラは本を読むだけじゃなくて、本を書くひとになりたいんだものね」
ルリエラの頭をなでる。彼女の黒い髪はいつ触れても、まっすぐで触り心地がよくてミリィは好きなのだ。
「……そう、なの」
二人で共有しているたくさんの小さな秘密の、そのひとつ。
ルリエラの夢は、作家になること。
――えらいひとたちが読むような難しいすごい本じゃなくていいの、子供が夢をいっぱいにふくらませてくれるような、そんなかわいらしいお話が書きたいの。
いつかそんなことを言っていたルリエラの姿を思い出す。
あの時も、彼女は青色がかったグレーの瞳をきらきらさせて、やっぱりきれいだった。
ルリエラを見ていて、ミリィの心の中に降り積もっていた不快なものがとけてどこかへ消えていく。
「うん、ルリエラ。断っちゃえ。求婚を断る言葉は物語に出てくる言葉みたいにきれいに飾ってなくていいんだよ。お父さんのお仕事の取引の事も気にしないででいいんだよ。こういうのは一生いちどの事だもん、とことんわがままになっちゃっていいんだよ――とにかく、そんなひとは断っちゃえ」
ルリエラはきれいでかわいくてよく働くしなによりいい子だ。
ささやかな夢を否定するような人じゃなく、きっともっと彼女の心ごと受け止めてくれるような素敵なひとが現れるだろう。
「……うん!」
と、その時だ。ミルクの入っていない紅茶はいったカップがふたつ、カウンターの向こうから差し出された。
「ん?」
「え?」
ミリィとルリエラは紅茶のカップを見て、それからお互いに顔を見合わせて、それからカウンターの向こう、紅茶を差し出してきた店主の顔を見る。
「今限定の特別なブレンドの紅茶だ、実験台と言うとこで飲んでくれないかい?」
「「あ」」
思わず心の中の声が、ふたり揃って言葉になった。
そういえばここは喫茶「のばら」のカウンター席だ。さっきまでのやりとりはカウンター向こうにいる店主にすっかり聞かれていたのだ。この紅茶はいわゆるところの「お祝いの一杯をおごらせてください」とでもいうところか。しかし、それを言ってしまえば店主はお客の話を聞いていたことになってしまうので、あたらしいブレンドの実験台云々などと言いだしたのだ。
「……いただきます」
ルリエラはさっそくティーカップを手に取っている。そのカップも普段お店では使っていないものかもしれない、と思った。いかにも薄く繊細にできていて真っ白なカップの内側には青と紫の花模様が描かれている、ミリィの目から見ても高そうな品物だった。
そして、ミリィの前にもルリエラが手に取っているのと同じティーカップが、ある。
「いただきます」
たちのぼる香気と、店主の笑顔に負け、ミリィもティーカップを手に取る。思った以上のカップの繊細さに驚きながらも、ひとくち。
「あぁ、ローズジャムに合うようにブレンドしてみたから、半分ぐらい飲んだら今度はローズジャムを入れて飲んでみてよ」
「といっても、店主さん。私のお皿にローズジャムもうないんだけど」
「ミリィ、私のお皿からジャムをもっていったらいいわよ」
「わ、ありがとー、ルリエラ大好き!」
「やれやれ、キミたちは仲良しだな。いいことだ」
「あら、楽しそうね」
「「!」」
カウンターの奥からあらわれたのは、お昼ご飯休憩を終わったらしい奥さんだった。
奥さんは、どんな髪油をつかって手入れしているのか聞きたくなるほどつやつやとした濃茶色の髪をゆらして小首をかしげ、それからミリィとルリエラの手元を見て、黄金でできた鈴がころがっているんじゃないかという声でつぶやく。
「まぁ、そのティーカップを使ってもらっているという事は、なにかいいことがあったのね?」
「まぁね。このカップも眠ってばかりじゃ可哀想だしね」
それを聞いて、奥さんはにっこりと微笑む。みずみずしく若いと呼べる年齢をとっくに過ぎているのに、花も恥じらうとか日月も照れてかくれてしまうとか、そういう詩的な表現がどこまでも似合う笑みだった。実際には日月は隠れないにしても、すくなくとも、今この場にいる二人の少女を恥じらわせることには大成功している。
せっかく、こんなきれいな人が目の前にいるのだ、奥さんと何か会話がしたい、会話がしたい。
だがミリィが焦れば焦るほどに話題など出てこない。何とかひっぱりだすことができたのはこの店ではしょっちゅう行われているというごくごくあたりさわりのないだろう質問。
「あの、奥さんは、どうして店主さんと結婚したの?」
「……」
綺麗な菫色の瞳が、長いまつげでふちどられたまぶたで覆い隠され、そのあとは
そのあとは、いつもみたいにあいまいに笑って、それでおしまい……というわけではなかった。
奥さんは、いつもとちがう、どこか愁いをふくんだ微笑みを投げかけながら、返事をくれたのだ。
「温かい紅茶を、一緒に飲んでくれるひとだから」
それは夜になり、喫茶「のばら」がいつものように閉店したあとのこと。
接客担当のスタッフ二人がイヴと肌や髪の手入れの話をはじめると――というか、彼らにイヴの気をそらしてくれるように言い渡していたのはアルフなのだが――この店の護衛役を任せている魔術師の格好をした中年男がアルフにごく自然に近づいてくる。
「昼過ぎの娘二人、調べておきますか?」
「んー」
ぽりぽりと頬をかきながら、アルフは返事をする。
「念のため、どこかとつながってないかだけ。ごく簡単にでいいよ。二、三日ぐらいで何もなかったら、切り上げていい」
まぁ多分というかまずないだろうけどね、と呟きながらも、少女たちの調査を手配させることにする。
そして、アルフは愛しの妻イヴの方を見る。彼女は接客担当のスタッフ――アルフのかつての部下たちで今もまぁ給料をはらっているという意味で部下である――と、寝ている間に手指を守るための子山羊革の手袋について話をしていた。今のやりとりに気づかれた様子はなかった。
アルフはそのまま、そうすることが当たり前だという感じのごく自然な足取りで店の外へ、ちょっとした庭として植物を育てている場所に向かう。そこは通りからはある程度高い塀で囲まれていた。
いくつか植えられている植物のなかで、真っ赤な花を咲かせている薔薇のそばまで寄る。
この薔薇は、かなり大きな赤い花が咲く種のもので、いかにもはなやかで優美だった。
「……」
イヴは、本来アルフの手に届くような薔薇ではなく、しかも既に他人の薔薇だった。
そんな薔薇を、のばらにしてしまったのは自分だ。
ほしかったから、そのままでは手にはいらないから、力づくでイヴをひきずりおろした。
イヴは――亡国の女王イヴレッタ・ロゼ・エリピアードは今の暮らしに本当に満足してくれているのだろうか?
そんな今更考えてもどうにもならないことを、ユレイファ王国の現国王の従弟であり王の軍師であったアルフィーゼ・ドラク・ユレイファは考えた。
けれど、
たとえどんなに嫌だと彼女が泣いてわめいていたとしても、
自分はやっぱり、彼女を手放すつもりはない。
未来永劫、その先があるとしたら、その先までも、だ。
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