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3 私の性癖(Hな表現あり〼)
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しおりを挟む『やだ、もう。杏奈ちゃんったら、何見て笑ってるの?』
ぬいぐるみを抱きしめながらちょっとほっぺを膨らませてむくれるあの子に
『いくら私の部屋の中だからって……無邪気すぎるなあって呆れてるの』
そう言って誂うと。
『なによぉ?ぬいぐるみ抱きしめるくらい、良いじゃない?』
ちょっとむくれた顔で私を見つめてくる。
その顔が愛しくて仕方がない。
……でも、私はあえてそれを顔に出す事はせず、いつもの調子でからかうように言った。
『はいはい。雫はおこちゃまですからね~』
ふふん、って鼻で笑いながらそう言う私に
『・・・杏奈ちゃん。
私は……大人だよ?大人の女だもん』
更にほっぺたを膨らませる雫に私はスルッとにじり寄った。
『そんな事言うのなら、確かめてみようかな?』
『何を確かめ……んっ・・・』
まだ何か言おうとする彼女の体をぐいっと引き寄せると、彼女の唇を私の唇で優しく塞いだ。
『・・・あんな、ちゃん?』
驚く雫の、無防備な胸元に…私はするりと手を伸ばし……。
『えっ?!なに?杏奈ちゃん……』
柔らかな部分を軽く揉むと、彼女は小さく震えながら私を見つめる。
その瞳には、何かを期待しているかのような輝きがあって……。
そんな彼女の唇に、私はもう一度唇をそっと重ねた。
『好きよ?雫。大好き。だから……』
『あん…な。ちゃん・・・
あのね?私も・・・・・杏奈ちゃんが、好き』
そう言うと、彼女も私の胸に手を伸ばしてきて。
『・・・杏奈ちゃんの胸…柔らかいね……』
少し恥ずかしそうにそんな事を言う彼女の股下へ、私は指を侵入させる。
『雫…私が気持ちよくさせてあげる。体の力をぬいて
・・・あっ?!』
いつの間にか…私の股の間に彼女の手が伸びてきていて…私のアソコを優しくタッチしてきた。
『んふ♡杏奈ちゃん、可愛い声出しちゃって♡
杏奈ちゃんのほうが子供みたいだよ?』
優しいタッチが、段々と私の感じる部分を確実になぞるようになって……。
『ああん…しずくぅ……』
思わず私は自分の腰をふるふると震わせながら
「もっと触って」
と、おねだりアピールをした。
『…ね?杏奈ちゃん。あんな……あああん、そこ、だめぇ…感じちゃうっ』
私も、負けずに彼女のアソコを少し強めに擦りだすと、今度は雫も腰を振っておねだり返しをアピールしてきた。
『ねえ…あんなちゃん。一緒に…』
『ああ…うれしい。しずくぅ……』
・・・。
・・・・・・・・・。
ーーー はっ?!
わ、わ…わ、わたし……。
しずくで、イッ……………。
や…やあっちまったああぁ!!
私、雫を相手に(オカズに)、オナっただけじゃなく、気持ちよくイッちゃったあ!!
なにこれ。
もんのすんごい罪悪感と、今までにない満足感。
私、実はレズだったの?!
いや、そ、そんなこと、無い……はず。
今までだって、男の子に恋をして、オナったことは数知れず。
だけど……ここまで感じて、こんなに気持ちよくなって、こんなに幸福感のあるオナニーはしたことが無い。
・・・だから、すごい罪悪感が残るのかしらん?
「やばいやばいやばいやばい、やばいっ!」
私は慌てて頭の中で今の出来事を整理しようとした。
(今までと違うのは…………
そ、そうか!この、大きなぬいぐるみを抱きしめながらしたから……だから満足感が生まれて、それで気持ち良くなって……)
けど。
雫をオカズにしてオナった事実は覆らない。
「なんで……なんで、気持ち良かったんだよぉ!これじゃあ、あの子の顔、明日からまともにみれないじゃないのぉ~~!」
私はペンギンのぬいぐるみを抱きしめたままベッドの上でゴロンゴロンともんどり打って悶た。
「・・・でも、も、一回……♡」
こうして、初めて女の子を妄想したオナニーをした私は…そのあと二回ほど繰り返し・・・。
眠りについたのは朝近くになってからだった。
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