【完結】第2の人生始めちゃいます〜楽しくいける、、ハズ?

さくら

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27 私のメンタルは豆腐かプリンかババロアか

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いつの間にか平和な日常に戻っていてビックリな
ココ・ル・クレモン です。
みなさまいかがおすごしでしょうか。

あれれ?マルガリータ様は?
1限目が終わり身構えていたら、ニコ様が私をお膝の上へひょいっと。
2限目が終わり今度こそ来るか?と固くなってたら、またしてもニコ様がお膝の上へひょいっと。

んん?

3限目、4限目、とうとう帰りの会、あれれ?
大丈夫なのかな?もう来ないのかな?それとも今日だけ?

チラッ
こくん

大丈夫なんだー!だってニコ様がこくんって。
やった。へへ。

マルさん、飽きちゃったのかな?そんなことないよね。ニコ様は飽きずに見てられるもん。別に好きな人できたのかな。それだと良いなぁ。

「あー最近騒がしかった御令嬢だが、婚約者ができて、今はZクラスに編入だ。もう大丈夫だからな。」

担任の先生がみんなに向けて言っていました。が、私を心配そうに見ているので、私に向けてのお言葉かな?

心なしか、クラスの皆さんも私を見てホッとした表情をされてます。

私、見守られてる感ハンパない。

たまに先生と廊下で会うと、一瞬私の周りを見渡し、頭を撫でてくれるのです。きっとニコ様が近くにいないから気遣ってくれてたのでしょう。

この学園、Zクラスってあったんだ。

ニコ様に聞くと、

Zクラスは問題を起こした生徒が入るクラスで、一度そのクラスになると抜け出せないらしい。学園のZクラス在籍ってだけでかなりマイナスイメージだし、将来にもかなり響くのでZクラスになると事前に連絡が来ると辞める人が多いみたい。

かの御令嬢も数日Zクラスに通ったけど、結局辞めてしまい、もうすでに結婚もして、僻地に移り住んだとのこと。
ホッとしました。またニコ様を独り占めしても良いのでしょうか。

チラッ
こくん

良いみたいです。独り占めできるみたいです。
体もポカポカして来ました!

「ココ、僕を独り占めしてね。」

脳内盗聴器、健・在!

ここ数日眠れなかったせいか、だんだんトローンとして来て、安心するニコ様のお膝の上、腕の中で寝そうになってます。やっぱりニコ様の腕の中は安心安全、癒しの空間です。

マルさんは奥様になったのねー。ニコ様より好きになっちゃったのかな?それとも親からの薦め?んーどうなんだろう。

この世界、貴族の政略結婚も少なくないけど、うちの親は珍しく好きな人と一緒なるのが1番!って感じだからなーありがたい。

お父様のみならず、お母様もお兄様もココは結婚しなくても大丈夫だよ。って言ってくれてる。嬉しっ。

まぁでも、ニコ様と言うこっこっ婚約者がいますし、いづれは、、、ねぇ。むふっ。

「ココ、楽しそうだね。もうみんな帰り始めてるから、僕たちも帰ろうね」

はれ?いつの間に!つらつら考えながら微睡んでいると、周りは数人、先生もすでにいませんでした。

ごめんなさい先生。ニコ様のお膝の上でお話し聞いちゃいました。

「はい!ニコ様、今日はお部屋でお夕飯でも良いですか」
「うん、良いよ。ココの手料理?楽しみだな」
「へへ、なんだか今日はニコ様と2人きりでイチャイチャしたいなって。」
「そうだね、やっと変な御令嬢もいなくなったしね」

やっぱり、ニコ様と2人が幸せです!

そして、私のメンタルは3歳から成長していない。豆腐、それも絹ごし豆腐並みだった。と記しておきます。



マルガリータ様ですが、あとから聞こえて来た噂によると、学園での数々の問題行動が証拠付きで学園長に届きまずZクラスへ。同時に僻地の男爵家との婚姻が王命で出されたとか。それは断れない!公爵家と男爵家、婚姻できるのですね。王命だから問題なし?そんなに大事な繋がり?もしくはお二人の愛?
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