【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!

桜もふ

文字の大きさ
18 / 76

アビーネスの街と治癒魔法

しおりを挟む
 さてと、次は何処に行こうかなぁ。
 
 わぁ~~! 甘い果物みたいな匂いがする。

 美味しそう~~って見てたら、店員さんと目があった。

「お嬢さん、味見してみるかい?」

 私は嬉しくて即、頷いた。

 一口飲んだ瞬間「んん~~! すっごく美味しい~~!!」

 私はまた、大きな声で大袈裟に褒めた。

 だって本当に美味しいんだもの。

「このビタミンは美容と疲労に良いですねーーーー!!」

 さっきよりも声を大にして言った。ここでも効果抜群です。

「私に3本!」「俺にも3本」「私は5本頂戴!」「ワシは3本買うぞ!」

 おばさんが手を振ってくれたので、私はウインクして次を目指した。


 テクテクテクテクッ、歩いた先には広場があり、真ん中には大きな噴水があった。

 そこがもの凄ーーーーく広くて、綺麗な花も咲き乱れ、イベントなどの会場になりそうな雰囲気があるわね。


 私より小さい子供が走って遊んだり、お年寄りのご夫婦はベンチに座って、マッタリと寄り添うみたいにして過ごしていた。

 主婦らしき人達は、たぶん世間話をしているのかな?

 主婦はどんな世界でも一緒なんだなと改めて思った。


 噴水を近くで見ると、いろんな形の水が流れたり出たりしている。

 私もベンチに座って噴水を見ていたが、子供が走っている所に男性が突っ込んで、小さな子を思い切り蹴り飛ばし、子供は頭から出血しており、足は骨折したのか青紫色になって膨れあがっていた。


 あの男性見た事が、あっ! ウルフおじさん!!

 私から獲物を盗むだけではなく、こんな小さな子供に怪我を負わせるなんて最低よ!

 ウルフおじさんは子供を見て「気をつけろ! クソガキが!!」

 暴言を吐いて去ろうとしたが、子供の母親が激怒し

「うちの子になんて事するの! 慰謝料を出して!!」

 ウルフおじさんの腕を掴もうとした時に、母親も蹴り飛ばされ

「ガハッ!」蹴られたショックでうずくまる。

 私は見ていられなくて

『風圧! エアブレス!!』ググググッ! 風圧で行動を封じた。

 ウルフおじさんは身動きが出来ず「助けてくれーーーー!!」叫ぶが、誰も助けようとしない。

 自衛団の人達が、ウルフおじさんを縄で縛り連れて行った。

 
 怪我をした子供の出血は酷く、助かっても歩く事は困難になる可能性が高いと言われた母親は、泣き崩れ。

 この街にも治癒師はいるが料金が高くて、平民には手が出せなくて、安い薬草なんかで処置をするしかなかった。


 怪我をした子供に近づき

「子供さんの治療しても良いですか?
 今からする事は内緒にして下さい」

 一言伝えた後『ハイヒール』女の子と母親の怪我が直ぐに治った。

「料金が払えません! どうしたら、治して頂いたのに申し訳ありません」

 母親は震えながら泣いているので

「お金なんていりませんよ、困った時はお互い様です」

 微笑みながら優しく言い、女の子の頭を撫でていると、回りの方々には感謝され

「ありがとう!」「本当にありがとうございました」


「良いんですよ。
 私も平民なので、怪我や病気の時は遠慮なく言って下さい」

 頭を下げた後皆に手を振って広場を出た。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

傷物令嬢は騎士に夢をみるのを諦めました

みん
恋愛
伯爵家の長女シルフィーは、5歳の時に魔力暴走を起こし、その時の記憶を失ってしまっていた。そして、そのせいで魔力も殆ど無くなってしまい、その時についてしまった傷痕が体に残ってしまった。その為、領地に済む祖父母と叔母と一緒に療養を兼ねてそのまま領地で過ごす事にしたのだが…。 ゆるっと設定なので、温かい気持ちで読んでもらえると幸いです。

召喚先は、誰も居ない森でした

みん
恋愛
事故に巻き込まれて行方不明になった母を探す茉白。そんな茉白を側で支えてくれていた留学生のフィンもまた、居なくなってしまい、寂しいながらも毎日を過ごしていた。そんなある日、バイト帰りに名前を呼ばれたかと思った次の瞬間、眩しい程の光に包まれて── 次に目を開けた時、茉白は森の中に居た。そして、そこには誰も居らず── その先で、茉白が見たモノは── 最初はシリアス展開が続きます。 ❋他視点のお話もあります ❋独自設定有り ❋気を付けてはいますが、誤字脱字があると思います。気付いた時に訂正していきます。

巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について

みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編) 異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。 それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。 そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!? R4.6.5 なろうでの投稿を始めました。

【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?

はくら(仮名)
恋愛
 ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。 ※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。

【完結】捨てられた双子のセカンドライフ

mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】 王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。 父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。 やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。 これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。 冒険あり商売あり。 さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。 (話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)

ひとりぼっちだった魔女の薬師は、壊れた騎士の腕の中で眠る

gacchi(がっち)
恋愛
両親亡き後、薬師として店を続けていたルーラ。お忍びの貴族が店にやってきたと思ったら、突然担ぎ上げられ馬車で連れ出されてしまう。行き先は王城!?陛下のお妃さまって、なんの冗談ですか!助けてくれた王宮薬師のユキ様に弟子入りしたけど、修行が終わらないと店に帰れないなんて…噓でしょう?12/16加筆修正したものをカクヨムに投稿しました。

初恋の還る路

みん
恋愛
女神によって異世界から2人の男女が召喚された。それによって、魔導師ミューの置き忘れた時間が動き出した。 初めて投稿します。メンタルが木綿豆腐以下なので、暖かい気持ちで読んでもらえるとうれしいです。 毎日更新できるように頑張ります。

義妹がやらかして申し訳ありません!

荒瀬ヤヒロ
恋愛
公爵令息エリオットはある日、男爵家の義姉妹の会話を耳にする。 何かを企んでいるらしい義妹。義妹をたしなめる義姉。 何をやらかすつもりか知らないが、泳がせてみて楽しもうと考えるが、男爵家の義妹は誰も予想できなかった行動に出て――― 義妹の脅迫!義姉の土下座!そして冴え渡るタックル! 果たしてエリオットは王太子とその婚約者、そして義妹を諫めようとする男爵令嬢を守ることができるのか?

処理中です...