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アビーネスの街と治癒魔法
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さてと、次は何処に行こうかなぁ。
わぁ~~! 甘い果物みたいな匂いがする。
美味しそう~~って見てたら、店員さんと目があった。
「お嬢さん、味見してみるかい?」
私は嬉しくて即、頷いた。
一口飲んだ瞬間「んん~~! すっごく美味しい~~!!」
私はまた、大きな声で大袈裟に褒めた。
だって本当に美味しいんだもの。
「このビタミンは美容と疲労に良いですねーーーー!!」
さっきよりも声を大にして言った。ここでも効果抜群です。
「私に3本!」「俺にも3本」「私は5本頂戴!」「ワシは3本買うぞ!」
おばさんが手を振ってくれたので、私はウインクして次を目指した。
テクテクテクテクッ、歩いた先には広場があり、真ん中には大きな噴水があった。
そこがもの凄ーーーーく広くて、綺麗な花も咲き乱れ、イベントなどの会場になりそうな雰囲気があるわね。
私より小さい子供が走って遊んだり、お年寄りのご夫婦はベンチに座って、マッタリと寄り添うみたいにして過ごしていた。
主婦らしき人達は、たぶん世間話をしているのかな?
主婦はどんな世界でも一緒なんだなと改めて思った。
噴水を近くで見ると、いろんな形の水が流れたり出たりしている。
私もベンチに座って噴水を見ていたが、子供が走っている所に男性が突っ込んで、小さな子を思い切り蹴り飛ばし、子供は頭から出血しており、足は骨折したのか青紫色になって膨れあがっていた。
あの男性見た事が、あっ! ウルフおじさん!!
私から獲物を盗むだけではなく、こんな小さな子供に怪我を負わせるなんて最低よ!
ウルフおじさんは子供を見て「気をつけろ! クソガキが!!」
暴言を吐いて去ろうとしたが、子供の母親が激怒し
「うちの子になんて事するの! 慰謝料を出して!!」
ウルフおじさんの腕を掴もうとした時に、母親も蹴り飛ばされ
「ガハッ!」蹴られたショックでうずくまる。
私は見ていられなくて
『風圧! エアブレス!!』ググググッ! 風圧で行動を封じた。
ウルフおじさんは身動きが出来ず「助けてくれーーーー!!」叫ぶが、誰も助けようとしない。
自衛団の人達が、ウルフおじさんを縄で縛り連れて行った。
怪我をした子供の出血は酷く、助かっても歩く事は困難になる可能性が高いと言われた母親は、泣き崩れ。
この街にも治癒師はいるが料金が高くて、平民には手が出せなくて、安い薬草なんかで処置をするしかなかった。
怪我をした子供に近づき
「子供さんの治療しても良いですか?
今からする事は内緒にして下さい」
一言伝えた後『ハイヒール』女の子と母親の怪我が直ぐに治った。
「料金が払えません! どうしたら、治して頂いたのに申し訳ありません」
母親は震えながら泣いているので
「お金なんていりませんよ、困った時はお互い様です」
微笑みながら優しく言い、女の子の頭を撫でていると、回りの方々には感謝され
「ありがとう!」「本当にありがとうございました」
「良いんですよ。
私も平民なので、怪我や病気の時は遠慮なく言って下さい」
頭を下げた後皆に手を振って広場を出た。
わぁ~~! 甘い果物みたいな匂いがする。
美味しそう~~って見てたら、店員さんと目があった。
「お嬢さん、味見してみるかい?」
私は嬉しくて即、頷いた。
一口飲んだ瞬間「んん~~! すっごく美味しい~~!!」
私はまた、大きな声で大袈裟に褒めた。
だって本当に美味しいんだもの。
「このビタミンは美容と疲労に良いですねーーーー!!」
さっきよりも声を大にして言った。ここでも効果抜群です。
「私に3本!」「俺にも3本」「私は5本頂戴!」「ワシは3本買うぞ!」
おばさんが手を振ってくれたので、私はウインクして次を目指した。
テクテクテクテクッ、歩いた先には広場があり、真ん中には大きな噴水があった。
そこがもの凄ーーーーく広くて、綺麗な花も咲き乱れ、イベントなどの会場になりそうな雰囲気があるわね。
私より小さい子供が走って遊んだり、お年寄りのご夫婦はベンチに座って、マッタリと寄り添うみたいにして過ごしていた。
主婦らしき人達は、たぶん世間話をしているのかな?
主婦はどんな世界でも一緒なんだなと改めて思った。
噴水を近くで見ると、いろんな形の水が流れたり出たりしている。
私もベンチに座って噴水を見ていたが、子供が走っている所に男性が突っ込んで、小さな子を思い切り蹴り飛ばし、子供は頭から出血しており、足は骨折したのか青紫色になって膨れあがっていた。
あの男性見た事が、あっ! ウルフおじさん!!
私から獲物を盗むだけではなく、こんな小さな子供に怪我を負わせるなんて最低よ!
ウルフおじさんは子供を見て「気をつけろ! クソガキが!!」
暴言を吐いて去ろうとしたが、子供の母親が激怒し
「うちの子になんて事するの! 慰謝料を出して!!」
ウルフおじさんの腕を掴もうとした時に、母親も蹴り飛ばされ
「ガハッ!」蹴られたショックでうずくまる。
私は見ていられなくて
『風圧! エアブレス!!』ググググッ! 風圧で行動を封じた。
ウルフおじさんは身動きが出来ず「助けてくれーーーー!!」叫ぶが、誰も助けようとしない。
自衛団の人達が、ウルフおじさんを縄で縛り連れて行った。
怪我をした子供の出血は酷く、助かっても歩く事は困難になる可能性が高いと言われた母親は、泣き崩れ。
この街にも治癒師はいるが料金が高くて、平民には手が出せなくて、安い薬草なんかで処置をするしかなかった。
怪我をした子供に近づき
「子供さんの治療しても良いですか?
今からする事は内緒にして下さい」
一言伝えた後『ハイヒール』女の子と母親の怪我が直ぐに治った。
「料金が払えません! どうしたら、治して頂いたのに申し訳ありません」
母親は震えながら泣いているので
「お金なんていりませんよ、困った時はお互い様です」
微笑みながら優しく言い、女の子の頭を撫でていると、回りの方々には感謝され
「ありがとう!」「本当にありがとうございました」
「良いんですよ。
私も平民なので、怪我や病気の時は遠慮なく言って下さい」
頭を下げた後皆に手を振って広場を出た。
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