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王の許可
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夜になると怖くなる。
足が動かなくなった、あの日の恐怖と毎夜見る悪夢。
フェンが毎回『スリスリ』して癒してくれるが……オールに側にいてほしかった。
私はオールと一緒に寝る事を、王様と王妃様に許可を貰おうと思い。
即実行に出た、そして今移動中なのです。
移動はどうしているのかって?
オールの政務が忙しい時はフェンの背中に乗って移動してるの。
こっちの世界にもあるんだって、車椅子が。
王様が車椅子を注文してくれたので、届くまではオールとフェンが足の代わりをしてくれてるの。
バールナ公爵家・ポイズン公爵家・パーロニー侯爵家・イーリス侯爵家の皆様やメイドさんに騎士さんまで足の代わりに、いろいろとしてくれてるの。
「フェン、いつもありがとう」
モフモフの背中に抱きつく私
「我は、主に頼み事されるのが嬉しい、主の子が出来たらもっと嬉しい!」
もうっ! フェンってば、恥ずかしい事言って。
でも、オールとの子供は欲しいけど私はまだ成長中だから。
オールとの仲をもっと深めてから、考えるかな。
謁見の間に入って良いかを騎士様に聞くと、笑顔で「どうぞ」と入れてくれた。
王様の近くまで行き。
「この様な不恰好で申し訳ありません。
今日は王様と王妃様に許可して頂きたい事があり、参りました」
「ユア、格式なんて今は良いのですよ。
それで、許可とはどうかしたのですか?」
王妃様は身を乗り出して聞いてくれたので、オールとの事を話した。
「結婚もしていない男女が一緒に寝るのは体裁が良くないと分かってはいます。
ですが、あの時の事を毎夜悪夢になってしまって眠れないのです。
オールと離れているのが不安で怖くて。
一緒に寝る許可を頂きたく参じました!」
フェンの背中で頭を下げてお願いすると。
「うむ、そうだな。
可愛い娘であるユアの頼みだ、オールとの就寝を許可しよう!」
わあ! やったぁ~!!
満面な笑顔で、両手を上げて喜んだ。
「ユアの笑顔を見たのは久しぶりね!
そうだわ! ユア、今から御令嬢の皆様をお誘いしてお茶でも如何かしら?
コック達も心配していたわ」
皆に心配かけちゃったし、キッチンへ行ってみよう!
「王妃様、ご一緒させてもらって良いでしょうか?」
「ええ! 早速行きましょう!」
王妃様は、王様への挨拶無しにルンルンな足取りで行ってしまいました。
「王様、許可を頂きありがとうございました。
御前、失礼致します」
頭を下げてから王妃様を追いかけた。
「ヨシュアよ。
あの妃の顔を見たか?
妃の満面な笑顔は久しぶりに見たぞ!」
「はい!
私もあの様に挨拶も忘れる程の笑顔は久方ぶりかと」
王様と大臣は驚きはしたが、楽しそうに話していた。
ダダダダダダッ!!
「父上!
ユアが、ユアが居なくなって……」
オールの話を最後まで聞く事なく話た。
「今しがた、妃がユアと茶をすると言い……」
オールも最後まで聞く事も挨拶する事も無く行ってしまった。
「殿下もお二人に良く似ておりますよ」
ヨシュアはニコニコと微笑んでいる。
王様は無言だ「……」笑う事さえ出来なかったらしい。
足が動かなくなった、あの日の恐怖と毎夜見る悪夢。
フェンが毎回『スリスリ』して癒してくれるが……オールに側にいてほしかった。
私はオールと一緒に寝る事を、王様と王妃様に許可を貰おうと思い。
即実行に出た、そして今移動中なのです。
移動はどうしているのかって?
オールの政務が忙しい時はフェンの背中に乗って移動してるの。
こっちの世界にもあるんだって、車椅子が。
王様が車椅子を注文してくれたので、届くまではオールとフェンが足の代わりをしてくれてるの。
バールナ公爵家・ポイズン公爵家・パーロニー侯爵家・イーリス侯爵家の皆様やメイドさんに騎士さんまで足の代わりに、いろいろとしてくれてるの。
「フェン、いつもありがとう」
モフモフの背中に抱きつく私
「我は、主に頼み事されるのが嬉しい、主の子が出来たらもっと嬉しい!」
もうっ! フェンってば、恥ずかしい事言って。
でも、オールとの子供は欲しいけど私はまだ成長中だから。
オールとの仲をもっと深めてから、考えるかな。
謁見の間に入って良いかを騎士様に聞くと、笑顔で「どうぞ」と入れてくれた。
王様の近くまで行き。
「この様な不恰好で申し訳ありません。
今日は王様と王妃様に許可して頂きたい事があり、参りました」
「ユア、格式なんて今は良いのですよ。
それで、許可とはどうかしたのですか?」
王妃様は身を乗り出して聞いてくれたので、オールとの事を話した。
「結婚もしていない男女が一緒に寝るのは体裁が良くないと分かってはいます。
ですが、あの時の事を毎夜悪夢になってしまって眠れないのです。
オールと離れているのが不安で怖くて。
一緒に寝る許可を頂きたく参じました!」
フェンの背中で頭を下げてお願いすると。
「うむ、そうだな。
可愛い娘であるユアの頼みだ、オールとの就寝を許可しよう!」
わあ! やったぁ~!!
満面な笑顔で、両手を上げて喜んだ。
「ユアの笑顔を見たのは久しぶりね!
そうだわ! ユア、今から御令嬢の皆様をお誘いしてお茶でも如何かしら?
コック達も心配していたわ」
皆に心配かけちゃったし、キッチンへ行ってみよう!
「王妃様、ご一緒させてもらって良いでしょうか?」
「ええ! 早速行きましょう!」
王妃様は、王様への挨拶無しにルンルンな足取りで行ってしまいました。
「王様、許可を頂きありがとうございました。
御前、失礼致します」
頭を下げてから王妃様を追いかけた。
「ヨシュアよ。
あの妃の顔を見たか?
妃の満面な笑顔は久しぶりに見たぞ!」
「はい!
私もあの様に挨拶も忘れる程の笑顔は久方ぶりかと」
王様と大臣は驚きはしたが、楽しそうに話していた。
ダダダダダダッ!!
「父上!
ユアが、ユアが居なくなって……」
オールの話を最後まで聞く事なく話た。
「今しがた、妃がユアと茶をすると言い……」
オールも最後まで聞く事も挨拶する事も無く行ってしまった。
「殿下もお二人に良く似ておりますよ」
ヨシュアはニコニコと微笑んでいる。
王様は無言だ「……」笑う事さえ出来なかったらしい。
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