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9 お手紙の返事をしてみました
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朝食の時間になったので、食堂へ入ると。
ゴードンさんに両肩を持たれたと思ったら、泣かれてしまった。
何で泣いてるんだろうと思い、皆を見ると喜びながら泣いてる?
私には泣いている意味が分からなくて、頭の中はずっと『???』の状態だ。
「あの、みんなはなぜ泣いているんですか?
何か不幸事があったんですか?」
ミミリーさんとドリーさんは私に近付き「良かった!」の一言。
ドーランとマルクは2人で肩を組んで喜んでる。
いや、だから何で喜んでいるのかを聞きたいんですけど?
アルナンは私の所まで来て話してくれた。
「みなさん、ココネさんに状況を説明してあげないと困惑していますよ?
ココネさんは隣国の方の怪我を治したのを覚えていますか?」
「はい、覚えています」
「隣国の王から、ココネさんと『お見合い』がしたいと手紙が届いたのですよ。
それでみんな、喜んでいるんです。
お返事はどういたしますか?」
みんなの視線が『グサッ!』と刺さる。
返事だよね?
会うだけなら良いよね?
「会ってお話がしたいです。
お返事って、何て書いたら良いんでしょうか?
ありのままの気持ちを書いたので良いんでしょうか?」
みんなは頷いた。
さっき、一斉に頷いたよね?
『アリーシオン国の王ストドーラ・ハン・エルクレイ様
初めまして、私はココネと言います。
お見合いのお手紙を、ありがとうございます。
お手紙を書くことが初めてなので、不敬にあたる言葉がありましたら申し訳ありません。
お見合いも初めてなので、凄く緊張しますが会ってお話がしたいと思い、お返事を書きました。
こんな私ですが、宜しくお願い致します。
お見合い場所や時間帯が決まりましたら、教えて下さい。
ココネ』
こんな感じで良いかな。
「手紙は誰に……ティンキーじゃない。
怪我はもう大丈夫なの?」
「ココネのお陰で大丈夫よ。
エルクレイ様へのお手紙は私が預かるね。
ココネ、また直ぐに来るから」
私は微笑見ながら頷き、手を振って見送った。
ティンキーも私達に手を振ってくれ、隣国へと急いだ。
「きっと直ぐに返事が来るよ。
隣国の王である、エルクレイ様は頼りになって御優しい方だから大丈夫だからね」
サーシャがウインクしながら話してくれた。
** ティンキーが隣国へ帰国 **
「エルクレイ様、ただいま帰りました。
ココネ自らの御返事ですよ!」
エルクレイ様の顔が真剣だわ。
ぷぷぷっ、面白ーーい!
「あ、あの優しき女性からの返事だと!
は、早くこちらえ!」
エルクレイ様は自ら首を付けて、手紙を読んだ。
「な、なんと!!
あぁーー、どうしたら?
ピート、なんと返事をすれば良いんだ!」
狼族の獣人である、宰相のピートはエルクレイ様から手紙を読ませてもらい、助言を申した。
「エルクレイ様、ココネ様にお見合いの場所と時間を書くだけですよ。
政務より簡単でしょうに」
「そうだな。
場所は、あの子がいる宿屋であるスズランの食堂で、時間は朝とお昼の中間が良いな。
この返事で良いだろうか?」
『場所:宿屋スズランの食堂
時間:朝とお昼の中間
心優しき女性のココネ、宜しくお願い致します。
ストドーラ・ハン・エルクレイ』
ピートは頷きながら「分かりやすい文です」と答えていると、その手紙をティンキーが奪い取り。
「行って来まーーす!
またココネに会えるーーっ!!」
ティンキーは、はしゃぐように隣国の『ベンルー国』へ急いだ。
ピートとエルクレイ様は、はしゃぐように飛んで行ったティンキーを呆然と眺めていた。
ゴードンさんに両肩を持たれたと思ったら、泣かれてしまった。
何で泣いてるんだろうと思い、皆を見ると喜びながら泣いてる?
私には泣いている意味が分からなくて、頭の中はずっと『???』の状態だ。
「あの、みんなはなぜ泣いているんですか?
何か不幸事があったんですか?」
ミミリーさんとドリーさんは私に近付き「良かった!」の一言。
ドーランとマルクは2人で肩を組んで喜んでる。
いや、だから何で喜んでいるのかを聞きたいんですけど?
アルナンは私の所まで来て話してくれた。
「みなさん、ココネさんに状況を説明してあげないと困惑していますよ?
ココネさんは隣国の方の怪我を治したのを覚えていますか?」
「はい、覚えています」
「隣国の王から、ココネさんと『お見合い』がしたいと手紙が届いたのですよ。
それでみんな、喜んでいるんです。
お返事はどういたしますか?」
みんなの視線が『グサッ!』と刺さる。
返事だよね?
会うだけなら良いよね?
「会ってお話がしたいです。
お返事って、何て書いたら良いんでしょうか?
ありのままの気持ちを書いたので良いんでしょうか?」
みんなは頷いた。
さっき、一斉に頷いたよね?
『アリーシオン国の王ストドーラ・ハン・エルクレイ様
初めまして、私はココネと言います。
お見合いのお手紙を、ありがとうございます。
お手紙を書くことが初めてなので、不敬にあたる言葉がありましたら申し訳ありません。
お見合いも初めてなので、凄く緊張しますが会ってお話がしたいと思い、お返事を書きました。
こんな私ですが、宜しくお願い致します。
お見合い場所や時間帯が決まりましたら、教えて下さい。
ココネ』
こんな感じで良いかな。
「手紙は誰に……ティンキーじゃない。
怪我はもう大丈夫なの?」
「ココネのお陰で大丈夫よ。
エルクレイ様へのお手紙は私が預かるね。
ココネ、また直ぐに来るから」
私は微笑見ながら頷き、手を振って見送った。
ティンキーも私達に手を振ってくれ、隣国へと急いだ。
「きっと直ぐに返事が来るよ。
隣国の王である、エルクレイ様は頼りになって御優しい方だから大丈夫だからね」
サーシャがウインクしながら話してくれた。
** ティンキーが隣国へ帰国 **
「エルクレイ様、ただいま帰りました。
ココネ自らの御返事ですよ!」
エルクレイ様の顔が真剣だわ。
ぷぷぷっ、面白ーーい!
「あ、あの優しき女性からの返事だと!
は、早くこちらえ!」
エルクレイ様は自ら首を付けて、手紙を読んだ。
「な、なんと!!
あぁーー、どうしたら?
ピート、なんと返事をすれば良いんだ!」
狼族の獣人である、宰相のピートはエルクレイ様から手紙を読ませてもらい、助言を申した。
「エルクレイ様、ココネ様にお見合いの場所と時間を書くだけですよ。
政務より簡単でしょうに」
「そうだな。
場所は、あの子がいる宿屋であるスズランの食堂で、時間は朝とお昼の中間が良いな。
この返事で良いだろうか?」
『場所:宿屋スズランの食堂
時間:朝とお昼の中間
心優しき女性のココネ、宜しくお願い致します。
ストドーラ・ハン・エルクレイ』
ピートは頷きながら「分かりやすい文です」と答えていると、その手紙をティンキーが奪い取り。
「行って来まーーす!
またココネに会えるーーっ!!」
ティンキーは、はしゃぐように隣国の『ベンルー国』へ急いだ。
ピートとエルクレイ様は、はしゃぐように飛んで行ったティンキーを呆然と眺めていた。
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