番になれないアルファ

リョウ

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絵本

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    いつだったか絵本でみたアルファ同士の番の話

幼い頃はそんなことあるわけないって拒絶してたっけ

でも今ならわかるんだ

恋焦がれてしまうアルファがいて番になれたらいいのにって思うことが

海斗に連絡ができないまま

怖くてたまらなくて

ここを出ること自体までも怖くなった

八代優に抱かれた身体は汚くて

海斗にすら捨てられてしまう

「どうしたらここから出ようなんて考えにいくんだろうな」

女々しい自分に反吐が出る

吹っ切れてしまう方がいいのだろうか

八代優と番になればこの苦しみから解放されるのか

全く進まない思考をどうにかすすめていかなければと何度も何度も考えた

なにが一番いいのかを

ここを出て行くあては?

海斗との関係をどうする?

いっそ潔く海斗にふられて家にきてる見合いでもしちゃえば楽かな

はぁもうほんとにバカだよなぁ俺

決着をつけなくちゃ......死ぬのはそれからでもいいか

俺が決心をつけた矢先

聞きなれた声がこちらに向かってくる

聞きたくもない声と一緒に......

「お待たせしました。僕のお友達です」

「うそ......なんで......見るな!」

「見つけたよ。安希」

心配そうにこっちをみる海斗だった

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