加筆修正中 モブで平凡に転生したのに攻略対象がほっといてくれない

エンディングのその後は

お兄ちゃん奪還作戦２

  
   「すみません長々しくて」

「気にしないで。まぁうちの男達は見ての通りなんだけどね」

さすがというべきか

イケメンは違う。

「フィンーねぇルカたん帰ってくるかなぁ」

「それは俺たち次第だ。ほらさっさと動く。俺はオークに話をつけてくるから」

「えーオークのとこ行くのかい。」

「ダグラス 言うこと聞いて、あとでご褒美あげるから」

あれ？この場面どこかで聞いたような？

ってお兄ちゃんがフィンさんに似てるのか

あーそれでエルンストさまが

わたし察した

さぁ頑張らないと！

「それはあのその、女の子がほしいなって」

「はいはい分かったわよ。久しぶりにねっ」

「俺ら3人いるんですけどー」

頷く他2人

わたしは何を見せられてるのか

「エルンストさまにお願いがあります。お兄ちゃんをお兄ちゃんにもう一度エルンストさまの気持ちを伝えて欲しいんです。だからわたしと一緒に転移を」

わしゃわしゃって頭を撫でられた

「ルカは連れ戻すよ。絶対に。任せて」

優月お兄ちゃんには悪いけどわたしには羽月お兄ちゃんが大切
今度こそわたしがお兄ちゃんを守るの

「フォルクスとダグラスとニールはあとから俺がきてから合流ってことで、聖女のお嬢ちゃんにはこれ。あとから合流するための座標ね。ルカのこと、2人共お願いね。」

「あの、ところで気になったんですけど、フィンさんはなんでわざわざ死んだ風に見せかけてたんですか？」

「俺、国王の影武者やったり影の方を色々な。だからルカを産んでしばらくしたらめんどくさいこと頼まれて、それなら死んだことにするかってダグラスと決めたんだよ。身勝手な母親だろ」

「そんな、でもお兄ちゃんきっと喜びます。だから帰ってきたら」

「分かってるよ。エルンスト お前がこの子も守りなさい。」

「言われずとも。ルカの妹だから」
涙を拭いて

私も力を使う

聖女の力なめんな

羽月お兄ちゃん

わたしが今度こそ

力を使って見えた場所へ

エルンストさまと手を繋いで向かった


でも結界が

ううん わたしがやらなくちゃ


「由香！来ちゃダメ。エルンスト兄様......」

聞こえてくるのはお兄ちゃんの声

「俺がこれを解くから」

いとも簡単に解いてしまった


さすがＢＬルートの攻略対象 人気Ｎｏ．１

実際にエルンストさまはかなり強いんだけど

優月お兄ちゃんのが1枚上手だったってことに

わたし 優月お兄ちゃんにゲームしてなんて頼んでなかったような

そういえば 羽月お兄ちゃんがゲームで知らないとこあるなんて話して

わたしのバカ

一卵性双生児のお兄ちゃんたち

入れ替わってたって

だからこんなにも簡単に