転生したら貴族子息だった俺は死に場所を求める

リョウ

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第1章

懺悔と後悔 2 ギルベルトside

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  あの出来事から1ヶ月
  オスカーが屋敷にきた

「すまないな ギル 。こちらもどうにか婚約破棄については動いていたんだが 」

「謝るなよ オスカー彼も分かっているさ、セバスチャン 彼を呼んできてくれ」

セバスチャンに彼をと言っったのにいっこうに動こうとはしない

「旦那様 申し訳ございません 」

謝るだけの執事

「こちらを」

それは手紙だった

ギルベルト・ツヴァイさま
先立つ不幸をお許し下さい
残りの1年足らずの余命を僕はこの屋敷で過ごしていくにはたえられない。
婚約破棄の件どうか引き受けて下さい。
もうオスカー王に隠す必要もありません。
俺の我儘でこの屋敷を出ること、申し訳ございません。
あなたの期待に答えられず無能で生きられない俺を許してください。

息子らしいことできなかったよね

だからこそ イオとテオには俺みたいな寂しい思いはさせないで欲しい。
俺はただ家族でいたかった

俺はここじゃないどこかでツヴァイ家のさらなる繁栄を願っています。

アルベルト


「おいギル」
オスカーによばれて気づいた
頬につたう涙を

オスカーが手紙をとり読む

「待てギル お前」

「オスカーすまない」

「アルベルトが余命一年なんて聞いてないぞ」

「あの子が倒れ余命宣告受けたときに君に話すべきだったんだ、だが私はあの子がいなくなるという現実から逃げ出した、だからきつくあたり婚約も継続させたんだ」

「もっと早く言えよ!国の民が辛いなら手を差し伸べるのが俺の仕事だろうが」

「手を差し伸べる。民には平等でなければならないだろ。君と私の仲だからこそ使えるものがある。私はそんなことを使いたくはなかったんだ。」

「バカ野郎」
泣きそうな友人がそこにいた

「旦那様 どうか坊っちゃまをこのまま 」 

  執事がなにかを察したようだった

「しかしセバスチャン」
認めたくなかった
アルベルトがいない事実を
また私はあの時と同じことを繰り返すのか

「何もかもが遅すぎました旦那様。坊っちゃまいえアルベルトさまはこの家を捨てたのです」

「もしまた発作が起きたら!」

「失礼ながら旦那様は今までアルベルトさまが発作を起こされたとき何かなさいましたか?」

「それは」
言葉につまった
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