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第1章
婚約の真実 ケヴィンside
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初めて会ったのは5歳のとき
父上に連れられ向かった先が父の友人でもあるツヴァイ侯爵家だった
綺麗な銀色の髪
透き通るような白い肌
幼いながらに美しいと感じた
そうしてアルベルト・ツヴァイと俺は婚約を結んだのだった
婚約してから数年はアルベルトと会っていたはずだ
「父上。婚約者であるアルベルトとはいつ会えるのですか?」
婚約が決まってからすでに5年の月日が流れていた
しかしそれからしばらくして会えない日々が続いた
「悪いな。アルベルトは病弱でな。ほとんど家から出られない」
「でしたら、私がツヴァイ家に行けばいいのではないでしょうか」
婚約者の家にいくぐらい当たり前である
それしきの事ができないなら国王の息子の名が廃る
「侯爵家がよしとしないのだ。少したえてくれないかケヴィン」
婚約者であるはずがまさか会えないなんて
それ以降の僕はアルベルトに会えないことに不満しかなく またアルベルト自身への愛情がどんどん消えていくことになった。
学園の中等部の最後の年の途中
転入生が入ってくる
「ユウト・カグラザカっていいます。なんかこの世界に来ちゃいました!」
はつらつとしていて見ていて眩しい
その点アルベルトは窓際の席でこちらを気にかけることもなく静かだった
王子でもあるわたしは転入生で異世界からきたユウトを保護する名目で傍に置いた
父上も許可した事だ。アルベルトになにを言われようが知った事ではない。
ユウトとはすぐに打ち解けた。
アルベルトにはない元気で可愛さをユウトは持っていた
父上に連れられ向かった先が父の友人でもあるツヴァイ侯爵家だった
綺麗な銀色の髪
透き通るような白い肌
幼いながらに美しいと感じた
そうしてアルベルト・ツヴァイと俺は婚約を結んだのだった
婚約してから数年はアルベルトと会っていたはずだ
「父上。婚約者であるアルベルトとはいつ会えるのですか?」
婚約が決まってからすでに5年の月日が流れていた
しかしそれからしばらくして会えない日々が続いた
「悪いな。アルベルトは病弱でな。ほとんど家から出られない」
「でしたら、私がツヴァイ家に行けばいいのではないでしょうか」
婚約者の家にいくぐらい当たり前である
それしきの事ができないなら国王の息子の名が廃る
「侯爵家がよしとしないのだ。少したえてくれないかケヴィン」
婚約者であるはずがまさか会えないなんて
それ以降の僕はアルベルトに会えないことに不満しかなく またアルベルト自身への愛情がどんどん消えていくことになった。
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はつらつとしていて見ていて眩しい
その点アルベルトは窓際の席でこちらを気にかけることもなく静かだった
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父上も許可した事だ。アルベルトになにを言われようが知った事ではない。
ユウトとはすぐに打ち解けた。
アルベルトにはない元気で可愛さをユウトは持っていた
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