BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください

わさび

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第五十二話

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「…あー…」






ソファで横になっていた俺はよく寝た気がする、とゆっくり起き上がると大きく欠伸をしながら身体を伸ばしていく。
午前中に帰ってきてそのまま寝たが、今は夏の空ですら薄暗くなる時間。
流石に寝過ぎたな、と再び欠伸をすると目の前のテーブルにトンっとコップを置かれて大袈裟に体が跳ね上がる。

…デジャヴ…?

コップを置いた人物を確認すれば、それはやはりと言うべきか佐久間の姿があった。







「体調どうだ?」

「あ、あー…良くなったよ、ありがとう」

「ならいい。腹は?」

「減った」







俺の額や首に手を当てながら聞いてくる佐久間に答えると、頷いてキッチンへ戻って行った。
…なんだろう、この前から佐久間の様子がおかしい気がする。

俺がアプローチしてる時は「はいはい」って感じで、一緒にいるのは許されているけど心は全くこっちを向いていない気がしていた。
けれど、いつからだ?
本当に少し前から、佐久間が俺を構うようになった。
ただ話しかけるだけじゃない、俺が渡した鍵を使って何度も家に来ては俺のことを気にしてくる。
まるで前の佐久間のように。

俺も同じように接したいが、なんせ朝奇妙なことが起こったばかり。
俺個人で起こる現象ならまだしも佐久間との事で起こったものである為、俺も油断は出来ない。
もしアレが原因で消えるのだとしたら、また唯兎君は1人になってしまう。

まず、詳しい原因を突き止めていかないと…気を付けようがない。
俺だって佐久間から離れたいなんて思わないけど、もし…佐久間との関係が原因なら…。

自然と眉間に皺が寄り、手に力が入ったところでテーブルにトンッと器が置かれた。
目を向けると、それはたまご粥でアツアツであろう湯気がお粥から出ていた。
朝から何も食べていなかった俺の腹は素直でグゥ、と空腹であることを伝え始めた。

美味しそうなソレに目を奪われていると、お茶と薬を手に戻ってきた佐久間がテーブルにソレらを置くと俺の隣にソッと座った。






「とりあえず食えるなら食え、身体の怠みとか頭痛とか、そういうのがあるなら薬も一応持ってきた。必要か?」

「ううん、もう体調は良いんだ。心配かけてごめんな」

「それならいい。さっさと食って横になれ、明日のシフトは俺が変わったから」

「え、いいよ!俺出られるし、そんな佐久間に迷惑かけられないって!」







ブンブンと頭を振ると、ポンッと頭を押さえられ振っていた頭を止められる。
そのまま両手で顔を押さえられ、ついドキドキしてしまう。
なんとなく感じる、朝の感覚。
フワフワと浮いてしまいそうな、そんな感覚。

それから逃れるために佐久間の手を掴み顔から離すと困ったようにクスッと笑われた。
今絶対顔赤い、見られたくないけど確実に見えてしまう距離に俺たちはいる。
必死に顔を背けながら佐久間の手を押し付けると、ハイハイと手を俺から遠ざけた。







「……佐久間、なんかいつもと違くない…?今までそんな俺に構わなかったのに…」

「んー、俺多分俺自身にグイグイ来られるより他の誰かに向けられた努力の方が魅力に感じるみたいでさ」

「…はぁ?」






つい怪訝そうに聞き返してしまった。
つまり何か?
今まで俺がしていた努力は全部無意味だったと?逆効果だったってことか?







「俺も最近気付いたんだけど、栗河はよく俺に好きだってグイグイ来てただろ?それより幼馴染が他の好きな人に対して頑張ってる姿の方がキュンとしちゃってさ」

「…俺もしかしてフラれてる?」

「違うって。お前、あの男の子に会ってから努力の方向が変わったんだよ。俺よりあの子のためって、だからなんかお前の頑張りが凄く可愛く見えた」

「…なんか腹立つな」






思わぬ形での好意についむくれると、クスクス笑いながら俺の膨れた頬を指で押されて口から変な音と共に空気が流れ出る。
なんだよ、この甘い空気。腹立つ。
再度両頬に空気を入れて抵抗すると、それすらも面白いのかクスクスと佐久間の笑いが止まらない。腹立つ。







「だからさ、お前の告白…受けたい」

「…は」

「俺、お前が可愛くて仕方ない。甘やかせたい、俺なしじゃダメなくらい」







両足がフワッと浮かぶ感覚が蘇る。
待って、駄目だ。






「待って」






そう、俺は佐久間の口を力一杯両手を使って塞ぐ。
この先の言葉を考えるだけで起こるコレ、ダメだ。今聞いたらきっと…藍田和彦のように…。

ふと脳裏に浮かぶのは唯兎君の泣き顔。
あんな、辛そうに泣かせたくない。これ以上傷付けたくない。

ふー、ふー…と深呼吸すると流石に佐久間も心配になったのか俺の背中をソッと摩ってくれる。







「…ごめん、俺からあんなに…好きだって言ったのに…」

「…俺もしかしてフラれてる?」






苦笑しながら先程の俺のセリフを真似する佐久間はほんの少し寂しそうで、つい目を逸らしてしまう。
それを許さないとでも言うように両手で顔を正面に向けられ、佐久間の目を真っ直ぐに見つめる事になってしまう。

…俺が佐久間をフるなんて有り得ない。
けど、今その言葉を聞くことは…出来ない。







「佐久間、俺…まだ答え聞けない…っ」

「まだ?」

「だから、待ってて欲しい…俺が答えを聞ける日を、待ってて…」






我儘でごめんなさい。

そう言いながら両頬を押さえてる佐久間の手を自身の涙で濡らしてしまう。
今まで、佐久間の好きを受け取るために頑張って来た。
それでも、今受け取ってしまうと大事な人を泣かせてしまう事になるから…。

詳しく話せない、やっと繋がれる想いを受け止められない苦しさにポロポロと涙を溢すと佐久間の唇が俺の目尻にソッとキスをした。







「いいよ、待つ。これからもっと可愛いお前が見られるんだろ?なら喜んで待つ」

「…、可愛いってなん、だよ…」

「あの子のために頑張る可愛いお前が見られるんなら俺は喜んで待つって言ってるの」







ちゅ、ちゅ。
と次々に顔へキスを贈る佐久間に俺は申し訳なさと、愛おしさがさらに増してしまい勢いのまま佐久間の身体に抱きついた。
喉が痙攣するくらい泣き出した俺の背中をソッと撫でて、俺を包み込んでくれるこの温もりに俺は決意を新たにする。

必ず、原因を突き止めて唯兎君を安心させる。

それが、佐久間の想いに対する礼儀だ。

グッと拳を作り、顔を上げると佐久間の頬に一つキスを贈った。

























__ピッ

____ピッ


なんの音だろう?



__ピッ

_____ピッ


規則正しく、高くて短い音が鳴り続いている。
それと共に誰かの声。





「……にき、……や…よ」






グズグズと泣いている、女の子の声。

女の子って言うほど若くはないのかもしれないが、なんとなく…女の子だと俺は思う。
うー、うー…と唸りながら泣いているこの子の声を後ろでニュースが流れていた。







『……年、妹……意識……治……ます』

『…く目が……です…』






男女のキャスターの声が微かに聞こえるが、内容は全くわからない。

ここはどこなのか。
俺はどうして眠ったままなのか。
この泣いてる子は誰なのか。

俺は知ってるはずなのに、何もわからない。
何処となく懐かしいその子の泣き声を聞きながら、俺は再び眠りについた。








____________________










ハッと目が覚めるといつもの自分の部屋。

不思議な音も、女の子も、ニュースも何もない普通の朝。
俺は自分の目から流れていた涙をグイッと拭うと、ベッドから足を下ろした。

今日はある意味特別な日。
やっと、会えるんだ。

夢のことなんて忘れてさっさと着替えると、パタパタと階段を降りるとリビングから顔を出した兄さんが俺に声をかけた。






「唯兎君おはよう」

「おはよう兄さん!顔洗ってくる!」






朝の気分はいいが、顔の状態は最悪だ。
なんせ何故か泣いていたであろう跡が顔のいろんなところについている、カピカピだ。

洗面所でパシャパシャと顔を洗うと、サッパリした顔を確認して兄さんの元に足を進めた。

実は、アレから1年の月日が流れている。
そう、俺は今中学2年。今は6月。
兄さんとの関係も良好で、兄さんは俺に対してあまり遠慮がなくなった。
いいことだ、と思いながら兄さんが焼いてくれたパンを一口齧り付くとほんのり苦味のあるバターの味。
兄さんは朝食でパンなら焼けるから、と自ら用意しておいてくれることが増えた。
今日は少し焦げた食パンと、インスタントのコーンポタージュだ。

真っ黒に焦がしていた最初に比べたら、兄さんも成長したなぁ…と感慨深く感じる。
もぐもぐと兄さんが焼いてくれたパンを咀嚼していると、少し俯いた兄さんがごめんねと謝ってくる。
おそらく、パンを焦がしてしまった事に関してだろう。






「少し焦げたパンも美味しいよ」

「…次は気をつける」






兄さん曰く、パンを焼いてる間にインスタントのコーンポタージュを用意していたらいつの間にかパンが黒く染まってしまっていたらしい。
トースターは温度調整可能なもので、兄さんは間違えて1番強く設定したまま1番弱い時間で設定してしまったようだ。
まぁ、仕方ない。真っ黒焦げではないから食べられるし。
そう思いながらまた一口ほろ苦いパンを頬張る。

このほんのり焦げたパンのことよりも、俺はもっと大事な事がある。
今日は転校生が来る日なんだ。
転校生が誰かなんて、考えなくてもわかる。

皇だ。

やっと、皇に会えるんだ。
もちろん皇は俺のことを知らない事になってるし、最初からやり直しなのは理解してる。
それでもまた皇に会えるのが素直に嬉しい。

朝食を食べ終え、両手を合わせると食器を水に浸けて兄さんにご馳走様!と告げてから部屋に駆け上がる。
早く学校に向かっても意味ないことは承知の上だが、家にいてもソワソワしてしまう。

食器は兄さんが洗っておいてくれると言ってくれたため、今から家を出ても問題はない。
部屋から鞄を持って階段を降りると、兄さんが不思議そうに俺を見ていた。






「今日、学校で何かあったっけ?」

「ううん!でも今日楽しみな事があって!ソワソワしちゃって!」

「あはは、そっか。気をつけて行ってくるんだよ」

「はぁーい!」







兄さんと話してる間もソワソワと足踏みをする俺に兄さんはおかしそうに笑うと、気を付けて、と手を振って送り出してくれた。
いつもより元気な行ってきます、を兄さんに送ってから家を出ると外はジメッとしていてそろそろ梅雨の時期だと言うことを知らせてくる。
梅雨は嫌いだ、雨が降ると髪が広がるし…何より頭が痛くなる。
それでも今日という日をずっと待ち続けていた俺は、ジメッとした空気なんてなんのその。
足取り軽く学校へ向かった。

当然のことながら、朝早い校内には人が少なく教室に入っても誰も来てなんていなかった。
流石に早すぎた、と思いながら席に座ってスマホを取り出すと栗河さんから一つ連絡が入っている事に気がついた。






《今日皇怜が転校してくる日だよね。何かわかったり、変な事があればすぐに連絡してね》






今日の事を栗河さんにも伝えていた事を忘れていた俺は一瞬首を傾げたが、そういえば嬉しくて連絡したな…とつい先日のことを思い出した。
クスクス笑いながら俺の話を聞いてくれていたが、内心心配で仕方なかったのだろう。
俺を気遣ってくれる栗河さんに感謝しかない。
その分俺も佐久間さんのと仲をしっかり応援しなきゃ…!

流石に朝早くから返信は出来ないし、と一度栗河さんからの通知を閉じると漸く会える皇の事を考えた。
兄さんのことが好きで、友達思いで、でも少し気が強い可愛い子。
今度もきっと、仲良くなれる。そう確信してる。

ふぁ…と大きめな欠伸をすると、そういえば今日起きてから家出るまでバタバタしててゆっくりしてなかった。
それは俺がソワソワしていたせいもあるが、いつもより早く起きたこともあって眠気が強く出てきていた。

再び大きな欠伸をしたあと、俺は少しだけ仮眠を…と机に突っ伏して目を閉じた。
本末転倒?知らない、俺は自分の本能のままに動いただけだもん。
目を閉じて誰かもわからない人に文句をこぼしながらす、っと眠りについた。

暫くすると、教室内のガヤガヤした生徒達の声で俺は目を覚ました。
目の前には桜野と大原がいて、何を話しているのかクスクス笑い合っている。







「あ、唯兎おはよ」

「起きたか!早起きしたのか?」

「んー…ちょっとソワソワしちゃって」







ソワソワ?なんて首を傾げる2人になんでもないと返しながらも仮眠で凝り固まった身体を伸びをして解す。
ふと、身体を伸ばしながら周りの声に耳を澄ませる。






「なぁなぁ、今日転校生来んだって!」

「えー!女の子かな、男の子かな…?」

「イケメンだったらいいなぁ!」







それらの声を聞くとつい頰が緩む。
早く会いたい、そして…また友達に。

逸る気持ちとは裏腹に、時間はゆっくりといつも通りすぎていく。
またソワソワし始めた俺に不思議そうな大原と桜野だが、俺が何も話す気はないと感じ取ったのかソッと見守ってくれた。







「おーい、HR始めるぞ!早く席に着けー!」








ついにきた!と姿勢を正すと、先生が入って来てまだ席についていない生徒に声を掛ける。
そんな先生の後ろを静かについていく影が1つ。
その姿を見て、俺のソワソワしていた気持ちが一気に冷水をかけられたかのように冷えた。

…どうして?

先生の後をついて来た生徒から目が離せない。
それは良い意味ではなく、むしろ悪い意味で目が離せない。
俺と目があったその人は少し照れたように笑って軽く会釈をする。

………どう、して。

俺は信じられない、信じたくない心境をなんとか隠しジッとその人を見つめた。







「初めまして、村野裕也です。よろしくお願いします!」







皇、どこ…?





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