42 / 129
綺麗な花には棘がある
15
しおりを挟む
「気にしないで。大事なペットが見つかって良かったよ」
あざみが言っていた通り、この子はきっと、良い子なのだろう。
「びっくりしました。まさか、喫茶店のお姉さんが、うちの学校に、先生として来てるなんて」
内緒だよ、と、私は口元に、人差し指を当てる。
「君のお友達の、あざみちゃんの依頼の事でね。ちょっと、色々調べてるんだ」
「引き受けてくれたんですね。良かった…」
「そういえば、あざみちゃんは?」
私は、辺りを見回して、彼女の姿を探す。
依頼の事や、学校での事について、あの子に色々聞こうと思っていたのに。
「あざみは、多分、保健室にいると思います」
「保健室?」
体調でも、悪くしているのだろうか。
「あの子、一年の終わりごろから、ずっと、保健室登校なんです。茉莉のおかげで、少し前までは明るさを取り戻してたんですけど…」
心から、心配そうな表情で、美咲が呟く。
あざみが言っていた通り、この子はきっと、良い子なのだろう。
「びっくりしました。まさか、喫茶店のお姉さんが、うちの学校に、先生として来てるなんて」
内緒だよ、と、私は口元に、人差し指を当てる。
「君のお友達の、あざみちゃんの依頼の事でね。ちょっと、色々調べてるんだ」
「引き受けてくれたんですね。良かった…」
「そういえば、あざみちゃんは?」
私は、辺りを見回して、彼女の姿を探す。
依頼の事や、学校での事について、あの子に色々聞こうと思っていたのに。
「あざみは、多分、保健室にいると思います」
「保健室?」
体調でも、悪くしているのだろうか。
「あの子、一年の終わりごろから、ずっと、保健室登校なんです。茉莉のおかげで、少し前までは明るさを取り戻してたんですけど…」
心から、心配そうな表情で、美咲が呟く。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる