火星非文明紀 砂の惑星ネット版

５

大学の農産物の研究のハウスに雅人はいた。
多くの果物や野菜がハウスで育ててある。
雅人はその農産物を手でなでて、
良質か確かめる。火星では非通貨制の食料問題などから厳しい出生率制限（出生率法）が定められている。
子供は妊娠の場合、人口の数で受精卵の場合で安楽死させるのが一般的。受精卵の段階で安楽死は殺人にならない、
仮に生まれてきた子は登録が必要。
生まれてきても食料に困り、火星でいい人生になれないから。政府から避妊薬の支給もある。

「順調か」

教授は言う。

「ここ何か月か農産物の知識の勉強に力をいれています」
「火星に適応できるかな」
「このリンゴを試してみましょう」

雅人と教授は荒野にリンゴの苗を植える。

「この土は地球からもってきたものです、良質ですよ。この土なら育つ」雅人は言う。

その数か月後、その果物を見に来た雅人はリンゴが育っているのを見て喜ぶ。

「テラフォーミングをひき続けて政府にやってほしいな」雅人は言う。

その研究室に若い男は訪ねてきた。

「雅人さんですか？」
「そうですが」
「貴方の母の親戚のものです」

それからコールドスリープの墓地に男と雅人は車で向かう。
冷凍保存された母の姿を見て、男は、

「本当にあなたの母の事は残念だった」
「そうですね」雅人は短く答える。
続けて雅人は、
「どうですかこれから家にきてコーヒーでも飲みませんか」
とゆう、
男は「じゃあ喜んで」と言った。

二人を乗せた車が家に着く。
それから二人は暖炉で体を温めて、
男と会話した。
コーヒーがはいったので、男に手渡す。
コーヒーのカップをなでながら男は言う、

「独裁者が火星の資源を狙っているようなんだ」
「どうゆう事」
「地球が戦争になるかもしれない」
「それをどうして？」
「火星も巻き込まれるかもしれない」

雅人は少し考えて、男を別の部屋に通す。
室内は地球の動物のはく製があった。

「これは？」
「地球で絶滅しかけの動物のはく製だ、DNAを保存できるか考えている」

それから男に、

「少し待って」とゆうと、

雅人は部屋にあったたくさんの銃を男に見せる、

「これは？」
「安楽死即死銃セミオート式、ウインチェスター」
「へえ」
「名銃だよ、南北戦争に使われた、ウインチェスターを麻酔銃を改良した安楽死弾の火薬式セミオート式の安楽死銃だ。
火星の最新式だ。地球と戦争になると、俺も志願する」
「戦争なんて火星でおこらなかったが」
「地球のせいだ、戦いも政治でやってほしいが、
地球と戦争になればこの銃で戦う事になる、
地球の軍事力は凄い、火星は内戦も戦争と平和の時代やフランス革命の時代の戦いを理想にしているんだ。軍事力の派手な戦いより、国民が内戦も起こしやすいよう武器が高度化しての戦争より、安楽死銃にしてある。
ただの殺し合いにならないよう、考え方や政治の改革の内戦にしているんだ。社会要綱に国とは別に民主運営の権利もあるんだ。反乱軍も政治が腐敗していたら、火星がもし内戦でかりに戦国時代のような時代になっても信長の野望の感じでアテネとかスパルタの感じで支配地区や都市は独立して運営できるようにしているんだ。でもテロリストは禁止しているんだ。火星は新生代地区だから独裁者も生まれにくいんだ。地球は怖すぎだが火星は違う、でもいざ地球と戦争となるとこれでは地球には勝てない」

「勝てっこない」
「でも戦うんだ」

雅人は言う、

男は「僕も地球と戦争にならないようできるだけの努力はしてみるつもりだ」
「ああ」雅人は答えた。