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第九章 火光待宵~かぎろいまつよい~
第九十話
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真っ白に包まれた視界がもとに戻るのに、それほど時間はかからなかった。光も穢れも立ち消えたその場に、世羅たちも降りてくる。
ほっとした途端、どっと疲れが押し寄せる。思わず膝を着きかけた和泉を陽が咄嗟に支えた。その支えを受け止めてすぐ、陽に飛びつく。
「終わった、終わったよ……!」
「離れてろ。痛み、ひどくなるから。」
「嫌だ。…絶対嫌。」
陽の大きな手が、和泉を放そうとしたが、無理な力ではなかった。和泉は、それを押し返す。
もう放したくない。その一心だけで、陽の温かい懐に顔をうずめる。
泣きじゃくる和泉を陽はこれ以上離せないまま、背中を数度なでる。優しいぬくもりが背中に伝わって、涙が止まらなくなる。いる、ちゃんとここにいる。
少し泣くのが収まった頃合いで、陽がぽつりと零した。
「……焦ったっつの。最後の最後で、やらかすかと思った。」
「ご、ごめん、もう最悪、刺し違える覚悟で突っ込んでいくしか、止められないと思って」
「そっちじゃねえよ。それは、お前のことだから、だいたい想像つくから分かってた。」
「そっち…?」
「……………キス、してきたから。」
「え。だって、やだった、から。
最初も、最後も、覚えてるのが犀破なのは。もう、最初は今更変えれないけど、最後は……」
最後だけは。
あのまま、陽の記憶を消して、自分は死ぬ気でいた。その本当に最後の我儘で。
「あれでいいのかよ、お前は。あんな、軽いので。」
「…え」
「いや。悪い。痛いの我慢させて。触ってなきゃ、平気か。」
「うん。平気。」
「最期に、お前も重ねたろ。祝詞。…白斗に教わったか。」
「違う、そうじゃなくて。なんか、自然に。
…少しでも思い出してあげられたら、そしたらあんなに悲しいことずっとさせなくて、すんだのかなって思ったら、自然に。結局、犀破のこと、何も思わなかった。ずっと、怖くて、嫌だって感情だけで。
でも、怒ってる底で、いつも悲しそうだった。」
陽に対して、激昂していたあの言葉も根底にある、自分自身への恨み言のようなものも感じた。守れなかった、助けられなかった、その後悔が溢れているような気がした。
ずっと、嫌で、怖かった相手なのに、その怒りの根底にある悲しみを見たら、一概に死んでよかったとは言えなかった。せめて、今世を離れて穏やかになれたらとそう願ってしまった。
「仕方ないだろ、何百年たってるし、何度も消されたんだから。お前のせいじゃないし、それに…今、思い出されても、オレは嫌だ。」
「…え、なんで?」
和泉の顔がきょとんと見上げた時。後ろからの気配に陽が視線を逸らした。
「ひゅうひゅうお熱いこって。」
「元彼のことなんか思い出すなよ~くらい言えばいいのに。」
陸と悠河が茶化しにきた。囃し立てるその声はひどく棒読みである。そうでなくとも、先程から普通に世羅も凛もいるのだ。
「うるせえ黙れ。…被害は、出てねえだろうな。」
「ご、ごめんなさい。私、みんなのこと無視して勝手に。」
「いいよ和泉ちゃんは。このボンクラに言ってんの。何もかんもギリギリすぎるんだよ本当に。ヒヤヒヤした。」
テンの姿をした陸が、凛の肩からひょこと顔を出す。彼もまた怪我はしているが無事そうだ。
「まさか、僕までだましてたとは思わなかったよ。」
「けど、陸は知ってたんだろ。」
「悪いな、陸と、カンドリにだけは話してた。呪詛のことも、犀破のことも。
…話してはいねえけど、白斗さんくらいは気づいてたんじゃねえのとは思う。」
そう。最初から、陽が陰陽連から離反したフリをするところから全部仕組んでいた。寿子の残したわずかな期間で、和泉を確実に人の世に戻すため。ひいては、禍根を断つため。
「知らせる奴は少ない方がいいと思った。
陰陽連がどう出るか正直半信半疑なのもあったしな。
もちろん、悠河たちのことは、信用してねえわけじゃないけど、その方が犀破の懐には潜れると思った。紅音のことも、あったしな。」
世羅と和泉には、絶対に伝えないことでより信用性をあげた。そのせいで、恨まれることになるリスクを負ってでも。
それがわからない世羅ではなかった。なぜなら世羅自身もずっとそうだったから。それが痛いほどわかるから、怒る気にはならないのだ。
「…ちゃんと、謝りなよ、和泉ちゃんに。僕はまだ怒ってるからね。しつこいって言われても、当分引きずるから。」
「わかってる、悪かった。ほんとに。
そうしてでも、全部、護りたかった。もう何もできねえの嫌だから。
オレも、結構きつかったけど、じゃねえと…」
全部失わないために。今度こそ、間違えないために。すべてを拾い上げるつもりで、陽は決断したのだ。
「ごめん、呪詛のこと、消すことはできなくても、どうにか発作を抑える方法は…探す。だから」
「いる。一緒に、いる。こんなの痛くても平気…もともと私が嘘なんかついたから。その罰みたいなものだから。
陰陽連に行く前に、陽は、ちゃんと気持ち言ってくれたのに私、嘘ついた。嘘ついたらいけないって結実さんに教えてもらったのに。
嬉しくないなんて嘘、そんな関係望んでないなんて、嘘。
…怖くて、陽が、いなくなっちゃうのが怖くて嫌で。そんなわけないのに、そんなこと跳ね返すくらい、陽は強いのに、それを信じられなかったの。」
「いいって、わかってる。全部わかってるから。
じゃなきゃこんな賭けに、出れるかよ。
…ただ、お前が、嫌だっていうなら距離置くつもりだった。あれだけのことしたからな、なんなら別に恨まれて殺されてもいっかくらい考えてた。呪詛は残るし。それでお前が満足できるんなら。世羅も、凛もいるし、悠河も陸もいる。当分、一人じゃないだろ。」
「…逆に聞くけど、それで私が良いっていうと思う?」
もう、後悔したくない。絶対に離したくない。何をおいても、何と引き換えても。
「冷静に考えたや、好きな子を別の男のとこに持ってくとか正気じゃないよね。」
その様子を見ていた陸が、長い尻尾をくねらせて言う。たっぷりの皮肉なのは言うまでもない。
「嫌に決まってんだろ。気ぃ狂うかと思ったっての。ずっと、泣きそうだしよ。」
「当たり前でしょ、ずっと陽のこと心配してたんだから。…女を泣かせるとか最低。」
援護射撃する凛の表情はちっとも怒っていない。軽口に近い。
「はあ~あ、疲れた疲れた。今日は俺、飯作んねえからな。」
「そういえば、白斗さんたちは?」
「外の陰陽師の様子見に行った。事後処理して帰るんだろ。適当にデリバリー食お。腹減った。。俺ら、寿子ばあちゃんちで寝てっていいかな。」
陸と悠河がやいやい言いながら、その足を帰路へと向ける。みんなで、帰れる。
怪我はしてるし、治す力は和泉にはないけど、みんな数日ゆっくり休めば大丈夫。和泉も、精魂使ってすっかりくたくただった。
「……陽?」
変な気配だった。
和泉が、振り向く。そこに、確かにいたはずなのに。
忽然と、その姿を消した。
夜が少しずつ明けて、明るくなってきた、のに。世界がグラつくように、一気に血の気が引いた。
ほっとした途端、どっと疲れが押し寄せる。思わず膝を着きかけた和泉を陽が咄嗟に支えた。その支えを受け止めてすぐ、陽に飛びつく。
「終わった、終わったよ……!」
「離れてろ。痛み、ひどくなるから。」
「嫌だ。…絶対嫌。」
陽の大きな手が、和泉を放そうとしたが、無理な力ではなかった。和泉は、それを押し返す。
もう放したくない。その一心だけで、陽の温かい懐に顔をうずめる。
泣きじゃくる和泉を陽はこれ以上離せないまま、背中を数度なでる。優しいぬくもりが背中に伝わって、涙が止まらなくなる。いる、ちゃんとここにいる。
少し泣くのが収まった頃合いで、陽がぽつりと零した。
「……焦ったっつの。最後の最後で、やらかすかと思った。」
「ご、ごめん、もう最悪、刺し違える覚悟で突っ込んでいくしか、止められないと思って」
「そっちじゃねえよ。それは、お前のことだから、だいたい想像つくから分かってた。」
「そっち…?」
「……………キス、してきたから。」
「え。だって、やだった、から。
最初も、最後も、覚えてるのが犀破なのは。もう、最初は今更変えれないけど、最後は……」
最後だけは。
あのまま、陽の記憶を消して、自分は死ぬ気でいた。その本当に最後の我儘で。
「あれでいいのかよ、お前は。あんな、軽いので。」
「…え」
「いや。悪い。痛いの我慢させて。触ってなきゃ、平気か。」
「うん。平気。」
「最期に、お前も重ねたろ。祝詞。…白斗に教わったか。」
「違う、そうじゃなくて。なんか、自然に。
…少しでも思い出してあげられたら、そしたらあんなに悲しいことずっとさせなくて、すんだのかなって思ったら、自然に。結局、犀破のこと、何も思わなかった。ずっと、怖くて、嫌だって感情だけで。
でも、怒ってる底で、いつも悲しそうだった。」
陽に対して、激昂していたあの言葉も根底にある、自分自身への恨み言のようなものも感じた。守れなかった、助けられなかった、その後悔が溢れているような気がした。
ずっと、嫌で、怖かった相手なのに、その怒りの根底にある悲しみを見たら、一概に死んでよかったとは言えなかった。せめて、今世を離れて穏やかになれたらとそう願ってしまった。
「仕方ないだろ、何百年たってるし、何度も消されたんだから。お前のせいじゃないし、それに…今、思い出されても、オレは嫌だ。」
「…え、なんで?」
和泉の顔がきょとんと見上げた時。後ろからの気配に陽が視線を逸らした。
「ひゅうひゅうお熱いこって。」
「元彼のことなんか思い出すなよ~くらい言えばいいのに。」
陸と悠河が茶化しにきた。囃し立てるその声はひどく棒読みである。そうでなくとも、先程から普通に世羅も凛もいるのだ。
「うるせえ黙れ。…被害は、出てねえだろうな。」
「ご、ごめんなさい。私、みんなのこと無視して勝手に。」
「いいよ和泉ちゃんは。このボンクラに言ってんの。何もかんもギリギリすぎるんだよ本当に。ヒヤヒヤした。」
テンの姿をした陸が、凛の肩からひょこと顔を出す。彼もまた怪我はしているが無事そうだ。
「まさか、僕までだましてたとは思わなかったよ。」
「けど、陸は知ってたんだろ。」
「悪いな、陸と、カンドリにだけは話してた。呪詛のことも、犀破のことも。
…話してはいねえけど、白斗さんくらいは気づいてたんじゃねえのとは思う。」
そう。最初から、陽が陰陽連から離反したフリをするところから全部仕組んでいた。寿子の残したわずかな期間で、和泉を確実に人の世に戻すため。ひいては、禍根を断つため。
「知らせる奴は少ない方がいいと思った。
陰陽連がどう出るか正直半信半疑なのもあったしな。
もちろん、悠河たちのことは、信用してねえわけじゃないけど、その方が犀破の懐には潜れると思った。紅音のことも、あったしな。」
世羅と和泉には、絶対に伝えないことでより信用性をあげた。そのせいで、恨まれることになるリスクを負ってでも。
それがわからない世羅ではなかった。なぜなら世羅自身もずっとそうだったから。それが痛いほどわかるから、怒る気にはならないのだ。
「…ちゃんと、謝りなよ、和泉ちゃんに。僕はまだ怒ってるからね。しつこいって言われても、当分引きずるから。」
「わかってる、悪かった。ほんとに。
そうしてでも、全部、護りたかった。もう何もできねえの嫌だから。
オレも、結構きつかったけど、じゃねえと…」
全部失わないために。今度こそ、間違えないために。すべてを拾い上げるつもりで、陽は決断したのだ。
「ごめん、呪詛のこと、消すことはできなくても、どうにか発作を抑える方法は…探す。だから」
「いる。一緒に、いる。こんなの痛くても平気…もともと私が嘘なんかついたから。その罰みたいなものだから。
陰陽連に行く前に、陽は、ちゃんと気持ち言ってくれたのに私、嘘ついた。嘘ついたらいけないって結実さんに教えてもらったのに。
嬉しくないなんて嘘、そんな関係望んでないなんて、嘘。
…怖くて、陽が、いなくなっちゃうのが怖くて嫌で。そんなわけないのに、そんなこと跳ね返すくらい、陽は強いのに、それを信じられなかったの。」
「いいって、わかってる。全部わかってるから。
じゃなきゃこんな賭けに、出れるかよ。
…ただ、お前が、嫌だっていうなら距離置くつもりだった。あれだけのことしたからな、なんなら別に恨まれて殺されてもいっかくらい考えてた。呪詛は残るし。それでお前が満足できるんなら。世羅も、凛もいるし、悠河も陸もいる。当分、一人じゃないだろ。」
「…逆に聞くけど、それで私が良いっていうと思う?」
もう、後悔したくない。絶対に離したくない。何をおいても、何と引き換えても。
「冷静に考えたや、好きな子を別の男のとこに持ってくとか正気じゃないよね。」
その様子を見ていた陸が、長い尻尾をくねらせて言う。たっぷりの皮肉なのは言うまでもない。
「嫌に決まってんだろ。気ぃ狂うかと思ったっての。ずっと、泣きそうだしよ。」
「当たり前でしょ、ずっと陽のこと心配してたんだから。…女を泣かせるとか最低。」
援護射撃する凛の表情はちっとも怒っていない。軽口に近い。
「はあ~あ、疲れた疲れた。今日は俺、飯作んねえからな。」
「そういえば、白斗さんたちは?」
「外の陰陽師の様子見に行った。事後処理して帰るんだろ。適当にデリバリー食お。腹減った。。俺ら、寿子ばあちゃんちで寝てっていいかな。」
陸と悠河がやいやい言いながら、その足を帰路へと向ける。みんなで、帰れる。
怪我はしてるし、治す力は和泉にはないけど、みんな数日ゆっくり休めば大丈夫。和泉も、精魂使ってすっかりくたくただった。
「……陽?」
変な気配だった。
和泉が、振り向く。そこに、確かにいたはずなのに。
忽然と、その姿を消した。
夜が少しずつ明けて、明るくなってきた、のに。世界がグラつくように、一気に血の気が引いた。
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