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第6話 そわそわ魔王
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「寒いわねーー……」
石造りのお城は寒い。部屋には暖炉があるがそれだけでは全然足りない。
天井が高いのも一因なのだろう。
「温かいお茶でも飲もう、っと」
メイドに頼めば入れてもらえるのだが、自分でやったほうが手っ取り早い。
なので転生早々にメイドのレギナにやり方を教わって、今では自分で好きなように入れている。
「ロイヤルミルクティーにしようかなぁーー♡」
鼻歌交じりでロイヤルミルクティーを作り始めたところノックがあり、
「王様がお呼びです」
と、レギナが入ってきた。
「もうーーいいところだったのに!」
ぶーたれる私に、
「私がお作りしておきます」
と、レギナがにこやかに言ってくれた。
――――――――
「勇者ミリアよ、魔王を討伐するのだ」
と、いつも通りの王様に、
「また、ぶっ飛ばしてくればいいのね」
と、ぞんざいに答える私。
「それなんてすが、勇者ミリア殿」
王様の横にいる魔法使いじいさんが言った。
「何?なんかあるの?」
「今日は魔王が来ているのです」
「ええ?魔王が来てるの!?」
「はい、城門の前に」
魔法使いじいさんに連れられて城壁の上に行くと、城門から真っ直ぐに延びている街道に二人の男と思しき姿がウロウロしている。
「あれって……魔王と黒ローブの男……?」
二人は城門から二十メートル程離れたところを行ったり来たりしながら、時折チラチラと城門を見ている。
「何やってるの、あいつ?」
「それが、わからんのですよ」
魔法使いじいさんも困っているようだ。
魔王は城門の方ばかり見ていて、私が城壁の上にいることには気づいていないようだ。
見ていると魔王は、城門をチラチラと見ながら同じところを行き来している。
「なにかを待っているのかしら?」
「そのようにも見えますな」
このままでいても埒《らち》が明かないので、
「魔王ーーーー何の用ぉーーーー!?」
と、私は大きな声で聞いてみた。
私の声を聞いて、魔王は私が城壁の上から見ていたことに初めて気づいたようだ。
彼はビクッと飛び上がって驚くと、黒ローブの男と共に猛ダッシュで走り去っていった。
「行ってしまいましたな……」
「なんだったのよ、もう……」
わけが分からずに私は腰に手を当てて小さくため息をついた。
「……にしても、ここは寒いわねぇーー」
高いから風がビュービュー吹きつけるのでたまったものではない。
「まあ二月ですから仕方ないところですが」
「この世界も暦《こよみ》があるのね!」
私は少なからず驚いた。
「勿論です」
「ま、そうよねぇ。で今日は二月の何日なの?」
「十四日ですな」
「二月、十四日……」
(そういうことか……)
私の頭に前世の高校時代の記憶が蘇ってきた。
二月十四日といえば、そうバレンタインデーである。
高校時代、バレンタインデーといえば男子が妙に落ち着かなくなる日と決まっていた。
放課後に、用事などないのにいつまでも教室に残っていたり、正門の付近をウロウロしたり。
女子からのチョコレートが欲しくてたまらない男子を見て、可笑《おか》しくてクスクス笑って楽しんでいる女子もいた。
私はと言えば、お徳用チョコを買ってきて、クラスの男子に一粒ずつ配っていた。
そんな程度でも男子は喜んでくれた。
湊山くんには学校帰りに、取っておいた最後の一つをあげた。
(そういえば嬉しそうにしてたっけ、湊山くん……)
「しょうがないなぁ」
私が独り言のように言うと、
「どうされますか?」
と、魔法使いじいさん。
「魔王は多分また来ると思うから、誰かに見張らせておいてくれる?」
「承知しました」
私の指示を受けて魔法使いじいさんは人員の手配に向かった。
「さて、私も準備しなきゃ」
ひと通り準備を終えて城壁に戻って見ると、やっぱり魔王湊山くんが戻って来ていた。
今度はチラチラとこちらを見ている。
「もう、じれったいったらないわね」
私はため息をついて城壁を降りて、城門へと向かった。
「城門を開けますか、勇者様?」
門番の衛兵が言ったが、
「ううん、こっちでいいわ」
そう言って私は城門の脇の小門から城外に出た。
「あ……」
魔王湊山くんは出てきた私を見て動きを止めた。
「なんか用なの、魔王?」
(まあ、もう分かってるんだけどね)
「えと、その……今日は……」
と、毎度のごとくもじもじとしてはっきりしない魔王湊山くん。
「今日は、いい天気だから、その……散歩でも、と……」
(苦しい言い訳だなぁ……)
と、内心おかしく思いながらも、
「ふーーん、ただの散歩にわざわざ王城まで?」
などと、意地悪なことを言ってしまう私。
「う……それは……」
もう魔王湊山くんは真っ赤な顔で口をパクパクさせている。
「魔王様、もう無理です、ここは退散しましょう」
と黒ローブ男が言った。
「そ、そうか……そうだな……」
そう言って魔王湊山くんは踵を返した。
「待ちなさい」
私が呼び止めると、魔王湊山くんはすぐさま反応して振り返った。
「は、はい……!」
「魔王が王城に来てただで済むと思ってるの?」
「え、そ、それは……」
ここで彼をぶっ飛ばしてもいいのだが、さすがに今回は可哀想だと思って、別の提案をした。
「私と勝負しましょう」
「勝負?」
「そう」
私は後ろで控えていた衛兵に合図をした。
衛兵たちは丸い的《まと》がついている杭を持って走っていき、私たちが立っているところから五十メートル程のところに打ち込んだ。
「あの、あれは……」
「あの的をどっちが正確に打ち抜けるか勝負よ」
「魔法で、ですか?」
「そうよ、まあ、私は勇者だから魔法は使えないけどね」
「でもそうしたら、魔法が使える俺のほうが有利に……」
「甘く見ないでちょうだい」
そう言って私は腰のベルトから短刀を抜いた。
「私はね魔法は使えないけど、武器に魔力を付与することができるの」
この前魔法使いじいさんに教わったのだ。
「魔力を付与した武器は威力も投擲《とうてき》の正確性も段違いなのよ」
私は短刀に念を集中した。すると短刀がほんのりと光出した。
「よく見てなさい」
そう言って私は、はるか五十メートル先の丸い的に狙いを定めた。
(さあて、上手くいくかしら……)
私は野球の投手のように構えて、光る短刀を的に向かって放った。
短刀は光の尾を引いて真直ぐ的に向かっていき、
タンッ!
と小気味の良い音を立てて的に刺さった。
「ま、こんなもんかしらね」
髪をかき上げながら格好をつけた私だったが、
(狙い通り、かな……?)
ここからだと的のどの位置に刺さったのかがよく分からない。
「さあ、あなたもやってみなさい、魔王」
「はい」
「魔王様、落ち着いてやればきっとうまくいきます!」
黒ローブの男が熱心に応援している。
「うん……」
魔王は自信なさげに言うと、人差し指をじっと見つめて念を入れた。人差し指の先が黒銀色に光出す。
そして魔王は無造作に、
ピッ!
と的に向かって指を振った。
すると、黒銀色の光が真っ直ぐ伸びていき、
ズバン!
と、的の中心を貫いた。
(げっ、すっご!)
私は、魔王湊山くんの魔法がここまで強力だとは思ってなかった。
「お見事です、魔王様!」
黒ローブの男は大喜びである。
「そうかな……」
照れくさそうにする魔王湊山くん。
「魔王の魔法は的の中心を貫いています。勇者様の短刀は中心から少しずれています!」
的を検分した衛兵が大声で言った。
「まあ、今回のところは負けを認めてあげるわ」
「いいのですか……?」
不安そうな魔王湊山くん。
「ええ、私が言い出したことだし」
そう言って私は控えていたメイドのレギナを振り返った。
レギナは頷いて、持っていた小さな包みを私に渡してくれた。
「それじゃ、これは今回の賞品よ」
そう言って私は小包を魔王湊山くんに手渡した。
「これは……?」
訳が分からない様子の魔王湊山くん。
私は彼に近寄って耳元で囁いた。
「ハッピーバレンタイン」
その時の魔王湊山くんの劇的な反応と言ったらなかった。
彼は瞬時に顔が真っ赤になり、あろうことか魔力まで増幅し始めたのだ。
「ちょ、魔王……!」
危険を感じて私が彼の肩を抑えると、
「バレンタイン、バレンタイン、バレンタイン……!」
と彼はうわ言のように言っている。
(うわ、これはヤバい……!)
さっきの魔王の一撃を見ても、彼の魔力が膨大なことは間違いない。
(このままだと、魔力が暴発しちゃうんじゃ……!
「ちょっと、あなた!」
私は黒ローブの男を呼んだ。
「は、はい……!」
「魔法で彼を眠らせたりできる?」
「はい、できると思います」
「そうしたら、眠らせて魔王城に連れて行ってあげて」
「分かりました!」
黒ローブ男が魔王の額に指を当てると、ふにゃふにゃと姿勢が崩れて魔王は眠ってしまった。
「そのうち、また顔出すから」
私が魔王湊山くんを担いでいる黒ローブ男に言うと、
「はい」
と、彼は答えて頭を下げた。
そして手早く転移魔法陣を描き、魔王城へと帰っていった。
「うまくいきましたな」
そばに来た魔法使いじいさんが私に言った。
「まあまあね」
そう、今回のことは、言ってみれば茶番だ。
私はわざと的を少し外した。それはそれで難しいのだが……。
「さあて、ホワイトデーは何をもらおうかなぁ」
私は次なる目論見を練り始めた。
石造りのお城は寒い。部屋には暖炉があるがそれだけでは全然足りない。
天井が高いのも一因なのだろう。
「温かいお茶でも飲もう、っと」
メイドに頼めば入れてもらえるのだが、自分でやったほうが手っ取り早い。
なので転生早々にメイドのレギナにやり方を教わって、今では自分で好きなように入れている。
「ロイヤルミルクティーにしようかなぁーー♡」
鼻歌交じりでロイヤルミルクティーを作り始めたところノックがあり、
「王様がお呼びです」
と、レギナが入ってきた。
「もうーーいいところだったのに!」
ぶーたれる私に、
「私がお作りしておきます」
と、レギナがにこやかに言ってくれた。
――――――――
「勇者ミリアよ、魔王を討伐するのだ」
と、いつも通りの王様に、
「また、ぶっ飛ばしてくればいいのね」
と、ぞんざいに答える私。
「それなんてすが、勇者ミリア殿」
王様の横にいる魔法使いじいさんが言った。
「何?なんかあるの?」
「今日は魔王が来ているのです」
「ええ?魔王が来てるの!?」
「はい、城門の前に」
魔法使いじいさんに連れられて城壁の上に行くと、城門から真っ直ぐに延びている街道に二人の男と思しき姿がウロウロしている。
「あれって……魔王と黒ローブの男……?」
二人は城門から二十メートル程離れたところを行ったり来たりしながら、時折チラチラと城門を見ている。
「何やってるの、あいつ?」
「それが、わからんのですよ」
魔法使いじいさんも困っているようだ。
魔王は城門の方ばかり見ていて、私が城壁の上にいることには気づいていないようだ。
見ていると魔王は、城門をチラチラと見ながら同じところを行き来している。
「なにかを待っているのかしら?」
「そのようにも見えますな」
このままでいても埒《らち》が明かないので、
「魔王ーーーー何の用ぉーーーー!?」
と、私は大きな声で聞いてみた。
私の声を聞いて、魔王は私が城壁の上から見ていたことに初めて気づいたようだ。
彼はビクッと飛び上がって驚くと、黒ローブの男と共に猛ダッシュで走り去っていった。
「行ってしまいましたな……」
「なんだったのよ、もう……」
わけが分からずに私は腰に手を当てて小さくため息をついた。
「……にしても、ここは寒いわねぇーー」
高いから風がビュービュー吹きつけるのでたまったものではない。
「まあ二月ですから仕方ないところですが」
「この世界も暦《こよみ》があるのね!」
私は少なからず驚いた。
「勿論です」
「ま、そうよねぇ。で今日は二月の何日なの?」
「十四日ですな」
「二月、十四日……」
(そういうことか……)
私の頭に前世の高校時代の記憶が蘇ってきた。
二月十四日といえば、そうバレンタインデーである。
高校時代、バレンタインデーといえば男子が妙に落ち着かなくなる日と決まっていた。
放課後に、用事などないのにいつまでも教室に残っていたり、正門の付近をウロウロしたり。
女子からのチョコレートが欲しくてたまらない男子を見て、可笑《おか》しくてクスクス笑って楽しんでいる女子もいた。
私はと言えば、お徳用チョコを買ってきて、クラスの男子に一粒ずつ配っていた。
そんな程度でも男子は喜んでくれた。
湊山くんには学校帰りに、取っておいた最後の一つをあげた。
(そういえば嬉しそうにしてたっけ、湊山くん……)
「しょうがないなぁ」
私が独り言のように言うと、
「どうされますか?」
と、魔法使いじいさん。
「魔王は多分また来ると思うから、誰かに見張らせておいてくれる?」
「承知しました」
私の指示を受けて魔法使いじいさんは人員の手配に向かった。
「さて、私も準備しなきゃ」
ひと通り準備を終えて城壁に戻って見ると、やっぱり魔王湊山くんが戻って来ていた。
今度はチラチラとこちらを見ている。
「もう、じれったいったらないわね」
私はため息をついて城壁を降りて、城門へと向かった。
「城門を開けますか、勇者様?」
門番の衛兵が言ったが、
「ううん、こっちでいいわ」
そう言って私は城門の脇の小門から城外に出た。
「あ……」
魔王湊山くんは出てきた私を見て動きを止めた。
「なんか用なの、魔王?」
(まあ、もう分かってるんだけどね)
「えと、その……今日は……」
と、毎度のごとくもじもじとしてはっきりしない魔王湊山くん。
「今日は、いい天気だから、その……散歩でも、と……」
(苦しい言い訳だなぁ……)
と、内心おかしく思いながらも、
「ふーーん、ただの散歩にわざわざ王城まで?」
などと、意地悪なことを言ってしまう私。
「う……それは……」
もう魔王湊山くんは真っ赤な顔で口をパクパクさせている。
「魔王様、もう無理です、ここは退散しましょう」
と黒ローブ男が言った。
「そ、そうか……そうだな……」
そう言って魔王湊山くんは踵を返した。
「待ちなさい」
私が呼び止めると、魔王湊山くんはすぐさま反応して振り返った。
「は、はい……!」
「魔王が王城に来てただで済むと思ってるの?」
「え、そ、それは……」
ここで彼をぶっ飛ばしてもいいのだが、さすがに今回は可哀想だと思って、別の提案をした。
「私と勝負しましょう」
「勝負?」
「そう」
私は後ろで控えていた衛兵に合図をした。
衛兵たちは丸い的《まと》がついている杭を持って走っていき、私たちが立っているところから五十メートル程のところに打ち込んだ。
「あの、あれは……」
「あの的をどっちが正確に打ち抜けるか勝負よ」
「魔法で、ですか?」
「そうよ、まあ、私は勇者だから魔法は使えないけどね」
「でもそうしたら、魔法が使える俺のほうが有利に……」
「甘く見ないでちょうだい」
そう言って私は腰のベルトから短刀を抜いた。
「私はね魔法は使えないけど、武器に魔力を付与することができるの」
この前魔法使いじいさんに教わったのだ。
「魔力を付与した武器は威力も投擲《とうてき》の正確性も段違いなのよ」
私は短刀に念を集中した。すると短刀がほんのりと光出した。
「よく見てなさい」
そう言って私は、はるか五十メートル先の丸い的に狙いを定めた。
(さあて、上手くいくかしら……)
私は野球の投手のように構えて、光る短刀を的に向かって放った。
短刀は光の尾を引いて真直ぐ的に向かっていき、
タンッ!
と小気味の良い音を立てて的に刺さった。
「ま、こんなもんかしらね」
髪をかき上げながら格好をつけた私だったが、
(狙い通り、かな……?)
ここからだと的のどの位置に刺さったのかがよく分からない。
「さあ、あなたもやってみなさい、魔王」
「はい」
「魔王様、落ち着いてやればきっとうまくいきます!」
黒ローブの男が熱心に応援している。
「うん……」
魔王は自信なさげに言うと、人差し指をじっと見つめて念を入れた。人差し指の先が黒銀色に光出す。
そして魔王は無造作に、
ピッ!
と的に向かって指を振った。
すると、黒銀色の光が真っ直ぐ伸びていき、
ズバン!
と、的の中心を貫いた。
(げっ、すっご!)
私は、魔王湊山くんの魔法がここまで強力だとは思ってなかった。
「お見事です、魔王様!」
黒ローブの男は大喜びである。
「そうかな……」
照れくさそうにする魔王湊山くん。
「魔王の魔法は的の中心を貫いています。勇者様の短刀は中心から少しずれています!」
的を検分した衛兵が大声で言った。
「まあ、今回のところは負けを認めてあげるわ」
「いいのですか……?」
不安そうな魔王湊山くん。
「ええ、私が言い出したことだし」
そう言って私は控えていたメイドのレギナを振り返った。
レギナは頷いて、持っていた小さな包みを私に渡してくれた。
「それじゃ、これは今回の賞品よ」
そう言って私は小包を魔王湊山くんに手渡した。
「これは……?」
訳が分からない様子の魔王湊山くん。
私は彼に近寄って耳元で囁いた。
「ハッピーバレンタイン」
その時の魔王湊山くんの劇的な反応と言ったらなかった。
彼は瞬時に顔が真っ赤になり、あろうことか魔力まで増幅し始めたのだ。
「ちょ、魔王……!」
危険を感じて私が彼の肩を抑えると、
「バレンタイン、バレンタイン、バレンタイン……!」
と彼はうわ言のように言っている。
(うわ、これはヤバい……!)
さっきの魔王の一撃を見ても、彼の魔力が膨大なことは間違いない。
(このままだと、魔力が暴発しちゃうんじゃ……!
「ちょっと、あなた!」
私は黒ローブの男を呼んだ。
「は、はい……!」
「魔法で彼を眠らせたりできる?」
「はい、できると思います」
「そうしたら、眠らせて魔王城に連れて行ってあげて」
「分かりました!」
黒ローブ男が魔王の額に指を当てると、ふにゃふにゃと姿勢が崩れて魔王は眠ってしまった。
「そのうち、また顔出すから」
私が魔王湊山くんを担いでいる黒ローブ男に言うと、
「はい」
と、彼は答えて頭を下げた。
そして手早く転移魔法陣を描き、魔王城へと帰っていった。
「うまくいきましたな」
そばに来た魔法使いじいさんが私に言った。
「まあまあね」
そう、今回のことは、言ってみれば茶番だ。
私はわざと的を少し外した。それはそれで難しいのだが……。
「さあて、ホワイトデーは何をもらおうかなぁ」
私は次なる目論見を練り始めた。
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